第19章 東の果てへ

作中設定一覧(19章開始時点)

 作中で使用する設定の一覧です。時間や単位など、特に説明もなく使用するものはこちらを参照してください。


○単位

 △長さ

  ・1オリック=1キロメートル

  ・1レテム =1メートル

  ・1イテック=1センチメートル

  ・1イリム =1ミリメートル


 △重さ

  ・1エノット=1トン

  ・1ゴリク =1キログラム

  ・1マーグ =1グラム

  ・1ギリム =1ミリグラム


 △時間

  ・1年 =13月 =364日

  ・1月 = 4週間= 28日

  ・1週間= 7日

  ・1日 =24時間

  ・1時間=60分

  ・1分 =60秒


○時刻を知らせる鐘

 ・3時間ずつ鐘が鳴らされる。

 ・都市や町の教会、神殿、庁舎のいずれかが担当する。

 ・3時が一の刻、6時が二の刻、9時が三の刻、12時(正午)が四の刻、

  15時が五の刻、18時が六の刻、21時が七の刻、24時が八の刻


○日照時間(参考)

 ・ウクライナ日の出日の入り時間 ※モーテリア大陸東部

  https://sunrise.maplogs.com/ja/ukraine.6190.html

 ・ロシア日の出日の入り時間 ※モーテリア大陸東部辺境および東端地方

  https://sunrise.maplogs.com/ja/russia.973.html


○経済活動

 △通貨

  ・金貨、銀貨、銅貨が各地域で使用されている。

  ・銅貨1枚未満の取り引きでは以下の通り。

   →互いに持ち寄った品物を物々交換する。

   →発行元の都市でのみ通用する鉄貨を使用する。

    ※一部、複数の町で流通している鉄貨もあり。


  ■各通貨の目安

   ●ノースホーン通貨

    ▲通貨価値

     ・ノースホーン金貨1枚( 7.5マーグ)=200000円

     ・ノースホーン銀貨1枚(10.5マーグ)= 20000円

     ・ノースホーン銅貨1枚(13.0マーグ)=  1000円


    ▲交換比率

     ・ノースホーン金貨1枚=ノースホーン銀貨 10枚

     ・ノースホーン銀貨1枚=ノースホーン銅貨 20枚

     ・ノースホーン銅貨1枚=ナルバ鉄貨   100枚

                =ダレティ鉄貨  100枚

                =ワレナ鉄貨   100枚

                =ティッパ鉄貨  100枚


    ▲使用可能地域

     ・ノースホーン王国


   ●主要貨幣に準拠する貨幣

    ・以下の貨幣の金貨、銀貨、銅貨、鉄貨の交換額はノースホーン通貨と同一

     →トカペル通貨、トラダ通貨、ラノート通貨、ホウラウ通貨、ボナ通貨

    ・以下の国家は通貨を発行せず、他通貨を利用

     →ビウィーン自治領、東端連合


   ●通貨為替

    ・本章では通貨を発行する国家が複数記載されるため、一覧表にまとめる。


    ▲通貨使用可能地域一覧表

     ・発行されている通貨が利用できる地域(国家別)

     ・同一国内で複数の通貨が使用されている場合、両替が可能

      →商館での手数料は商人ギルドの会員ならば1割であり、金貨と銀貨のみ

     ・特定の地域で発行される通貨は互いの国家で流通しやすい。

      →河川の流域、海洋航路の範囲、街道の沿線上の国家など


     ・表内の記号について

      →○:地域内のすべての市町村で通貨が利用可能

      →△:枠内に記載された市町村でのみ通貨が利用可能

      →×:地域内のすべての市町村で通貨は利用不可

     https://kakuyomu.jp/users/j_sasaki/news/16818093090598760909


 △物々交換

  ・貨幣経済が充分に浸透していない村落の場合は物々交換が主流である。

  ・都市や町の外部に住む貧民は物々交換も珍しくはない。


○集落の規模

 ・村   :2千人未満

 ・町   :2千人以上、1万人未満

 ・都市(市):1万人以上、10万人未満

 ・大都市 :10万人以上


○町と街

 ・町は行政区画の単位で一般的に城壁に囲まれた都市部を指す。

 ・街は人が集まる場所概念的な呼称である。

  →都市部の場合は周辺に広がる貧民街や違法地区も含む。

   単に街と呼ぶときは貧民街や違法地区を指す場合あり。


○街道

 ・都市と都市、町や村を繋げる主要道路

 ・街道の整備は管理している領主が担当している。

 ・一般的には隊商や旅人に使われ、軍の移動経路としても利用される。


○ギルド

 ・利権を守るための同業者組合である。

  →排他的な集団でよそ者を排除して利権を維持する。

 ・金や仕事になるものにはほぼギルドが存在する。

 ・都市や村落の内部の他、魔物が存在しない森や川や山にも権利は存在する。


 △商人ギルド

  ・商人、商売人、行商人の権利を保護する集団

  ・商人は国境を越えて繋がっている。

   →情報の交換、貨幣の両替、取り扱い物資の保護など実利的な繋がり。

  ・行商人から商売人、そして商人に成り上がろうとする者がいる。

  ・商売人も行商人も他業種からの参入時は商人ギルド所属者の推薦が必要である。


  ■商人と商売人と行商人

   ●商人

    ・町、都市、大都市の内部に店を構える者で商人ギルドを運営している。

    ・最も利益の高い商売を独占しており、外敵や新参者を警戒している。


   ●商売人

    ・村の内部に店を構える者、荷馬車を所有する者を指す。

    ・商人ギルドの運営には直接関与していない。

    ・商人が上で商売人が下という身分がある。

    ・貧民街に店舗を構える者たちも商売人と名乗っているが、

     一般的な通称であり商人ギルドには加盟していない。


   ●行商人

    ・徒歩で村々を歩き回って商売をする者を指す。

    ・商売人が上で行商人が下という身分がある。


 △魔術師ギルド

  ・魔術師や魔術使いの権利を保護し、魔法の研究や調査も行う集団

  ・メンバーは町に拠点を構えているが国境を越えて緩やかに繋がっている。

  ・参入時は魔術師ギルド所属者の推薦が必要である。

  ・理論を用いる者の方が上、研究開発する者は更に上という風潮がある。


  ■魔術師と魔術使いと魔法使い

   ●魔術師

    ・魔法理論の研究開発をしている。

    ・町、都市、大都市に拠点を構える者で魔術師ギルドを運営している。


   ●魔術使い

    ・確立した魔法理論を用いて魔法を使うが研究開発はしない。

    ・魔術師ギルドの運営には直接関与していない。

    ・魔術師が上で魔術使いが下という身分がある。


   ●魔法使い

    ・魔法理論は使わず、感覚だけで魔法を使う。

    ・魔術師ギルドには加盟していない。

    ・魔術師ギルドに未加盟の魔術師や魔術使いを侮蔑するときに使われる。


○宗教

 △パオメラ教

  ・古代文明時代から続く多神教で人類の生存圏の辺境で信仰されている。

  ・近年は辺境でも徐々に衰退してきており、町の外への布教に力を入れている。

  ・宗教内の階位は以下の通り(右ほど高位)

   →信者、殿者、助祭官、祭官、助神官、神官、大神官


  ・祭官 :行事を執り行う役職だったのが、各宗派の実務を取り仕切るようになる。

  ・助祭官:助祭官は祭官を補佐する役職であり、通常は実務を担当することが多い。

  ・殿者 :祭官や助祭官に仕える奉仕者のこと。『でんじゃ』と呼ぶ。

  ・信者 :神殿に勤めている在家信者のこと。勤めていない者は平信者と呼ぶ。


 △モノラ教

  ・古代文明崩壊後に発生した一神教で人類の生存圏の中心で信仰されている。

  ・近年は辺境にも浸透してきており、その勢力を強めている。

  ・宗教内の階位は以下の通り(右ほど高位)

   →信徒、侍者、助祭、司祭、司教、大司教、枢機卿、教皇


  ・信徒 :教会に勤めている在家信徒のこと。勤めていない者は平信徒と呼ぶ。


○地図

 ・物語の舞台となる町とその周辺の地図です。


 △東モーテリア海近海1

https://kakuyomu.jp/users/j_sasaki/news/16818093090598791815


 △東モーテリア海近海2

https://kakuyomu.jp/users/j_sasaki/news/16818093090598816900


 ※エクセルで作った地図なんで角張ってるのは勘弁してください。最近は地図を作れる便利ジェネレーターがいくつも発表されているのは知っているんですが、いくつか触ってどれも思うように作れなかったのでエクセルに回帰してしまいました。

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