第20話 そもそも魔法というのは
適当に歩いていたら、知らないお店についてさらにはいろんな新情報を聞くことができた僕、ミワンです。
もしかしたら、新しい戦術を手に入れてさらなる選択の幅を広げることができるかもしれない.....これに関しては聞く価値があるに違いない。
そんなことを胸におばあさんのお話を聞くことにする。
「さて、まずはどこから話したほうがよいかね.....」
「......どこからでも大丈夫です。僕は何も知らない人ですので皆さんのお話を聞ければなと思っております」
「ほっほっほっほ、聡明な青年だことだわさ。では、魔器に扱ううえで必要な要素から説明をしようではないか」
「よろしくお願いします」
「ではまずこの世界での魔素についてさね.....」
おばあさんの言う話によると......。
魔素というのはこの世界で充満している元素の1つとのこと。所謂現実世界で構成されている空気_酸素・窒素・二酸化炭素と同列の存在として充満しているとのこと。
その魔素は己が肉体を強化したり、自身の魔力を掛け合わせることで魔法という技術を行使することができるとのこと。
この世界では魔法は基本的であるがそれは一般でも扱えるように調整されたものという技術らしい。魔法というのは自身の魔力_詰まるところMPを消費させることによって自身の内部から外部へと構築させる技術..........それが魔法という技術というものらしい。
まぁ、なんとなくはわかる。魔法の利便性は他のプレイヤーたちの動きを観察してみればわかることだ。
確かな遠距離武装としてとても重宝できるものであり、さらには属性対策、果てはダンジョントラップ解除など様々な分野で活用することができる。
で、その魔法を行使するには二種類の方法があるらしい。
1つは自分自身の魔力のみで魔法を行使するという手段。これは一般的で来訪者ことプレイヤーだけでなく現地人でも主に使われる主な手法であるとのこと。
これに関してはかなりの人が使うため、魔法手段を使わない自分でもわかっている分野だね。魔法には火・水・風・土・木の5種類の基礎元素に炎、氷、雷、金、樹、闇、光、空間の応用が存在している。
どの元素を扱えるのかはその者たちの才による_つまるところのプレイヤーでいうスキルに相当するのだろう。
ここの人たちって、スキルのことを才能と呼んでるけど......何か違いがあるのかな?もしかしてステータスの概念がないのかもしれないね、それならスキルについて知ることがないのかもしれないけど......。
まぁ、そんな感想はさておいておばあさんの話の続きだ。
さらには来訪者ことプレイヤーたちはそこから独自に進化させた魔法を行使することができるという話も存在しているとのこと。......まぁ、実際には現地人にも可能らしいが現地人にとっては長い月日による知識と研鑽によってはぐくまれるものらしい。僕たちはスキルという才によって、より加速度的に手にすることが可能とのこと。
で、その魔法を道具として流用したものが魔道具というものだ。これは先ほど話した二種類のうち後者に当たるものであるが、魔道具に相当するらしい。
魔道具は自分以外という媒体を活用し、より少ない魔力で運用し魔法を行使することができるという代物。魔法行使とは異なり、魔道具では決まった魔法のみを行使するものとなってしまうが、魔法を扱えない人や自分が扱っていない元素の魔法を簡単に行使することができるという利点が存在する。
少ない魔力かつ魔法を扱えない者や自分の持っていない元素の専用の魔法を行使する際には重宝することが多いのが魔道具。人によっては杖や魔導書として魔法の媒体として魔道具を扱う者もいる。
それがこの世界における魔素と魔法における関係であるようだ。
「まぁ、ここまでは一般常識であるが.....お前さんは知らんかったようさね」
「え、えぇ。そういう原理なのはなんとなく理解してましたが.....そういうところがあるのが知らなかったんですよね。魔素についてもそこまでの知識がなかったもので」
「おや、そうなのかい?ならお前さんはどうやって機力変換をつかっておるのさね?」
「え、えっと.....発動したらそのまんまですけど.....何か違うのでしょうか?」
「ふむふむ.....ということは、お前さん魔力操作のレベルがかなり高いのではないのさね?」
「魔力操作ですか?…まぁ他のスキルよりもかなり高いと思いますが.....」
だって、形状操作するのに必要だったから自然と伸びましたよ?
それが何だったんでしょう?
「なるほどさね、それはお前さんの種族による矛盾さね」
「えっと、何か問題でも?」
「いや、全然ないさね。ただ説明するにも話が早いというわけさね」
「な、なるほど?」
「とまぁ、とりあえずこの世界における魔素と魔法、魔道具については理解できたかね?」
「まぁ、なんとなくはですけど」
「うむうむ、それでは次に魔素と魔素術、魔器についての説明に加えお前さんがよく使っているであろう。機力変換についても説明しておこうかの」
「あ、ありがとうございます」
ここまで、聞いてて思ったけどどの世界でもおばあさんのお話ってどうしてこうも長いんだろうか?
かれこれ1時間半は過ぎ去った気がするのですが.....ま、まぁためになるからということで僕はこの後も話を聞くことにするのであった。
現在のステータス
変更なし
_____________________________________
あ、近況報告も投稿しましたのでよろしければついでにご覧くださいまし。
はじめて、あとがきみたいなのを付けてみましたがどうでしょう?
これで大丈夫なのかな?
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