第4話 ステータスと驚愕
「では、ミワン様。こちらが貴方様のステータスとなります。説明を含めご覧ください」
「あ、はいわかりました」
と、僕は目の前に浮かんだウィンドウを確認する・
名前:ミワン(●族)
所属:〖〗
レベル:0 SP:100
職業:
HP:
MP:
STR:
VIT:
AGI:
DEX:
INT:
AP:10
スキル
・言語理解1
称号
・来訪者
オプション
なにこれ?所属??
本当によくわからないところがあるんだね、それ以外は基本的にはいつもと変わらない感じがするな。
「では、ご確認になったということでご説明いたします」
「あ、よろしくお願いします」
「まず、こちらのステータスは以降『ステータス』と言っていただければご確認できます。またオプションのほうには、・持ち物・ヘルプ・フレンド・マップ・チャット・掲示板などがございます。以降アップデートや進捗状況につき随時更新されていきます」
確かにオプションを選択すると先ほどの項目が確認できる。
そういえば掲示板ってここにあるんだ。珍しいな、たまにあるけどもしかして外部の情報媒体で流れない理由もこれにあるのかもしれないね。
「続きまして、ステータスについてのご説明をいたします。まずこの時点で疑問に思われているかもしれませんが、この世界におきましてプレイヤーは来訪者と呼ばれております。そして所属という欄につきましては......この世界で来訪者の皆様には1つの集落を作っていただきます」
「............はい?」
集落を創る?なにそれ、今までで聞いたことがないよ?クランとかそういったものかな?
「よくあるプレイヤー同士でギルドやクランを創るということですか?」
「いえ、現地人......いわゆるNPCと一緒に1人1つの集落を形成していただきます。イメージしていただきやすいのはストラテジーゲームと似たようなものです」
「はぁ」
ストラテジー系MMOってこと!?
それってどれだけのリソースがかかっているんだ!?普通に考えても広大な土地とその集落の規模、さらにはそれぞれのNPCの挙動とかを含めてもかなりのものだよね?
「当然の疑問ですよね、この世界では我々独自のシステムで、時間超加速システム通称【TIAC】や【独自AI】プログラムに加えまして【自己進化】プログラムに【パラレルリンク】システム【環境変換】プログラムなど従来のシステムをはるかに遼河するモノを搭載しているため、このような大がかりなものへと進化しております。長尺となりますが詳しくご説明しますか?」
え、あ?はい?ど、どゆことなの?
多分頭良くてもわからないんだけど、なに?このゲームに命かけちゃったの??っていうぐらい盛り込みすぎなのですが......。
「あ、は、はい。すみませんがよろしくお願いします」
「では、おなじみのものを踏まえてご説明いたします。【
......。ほんっとうに無駄に豪華すぎる。
え、何?10倍速もそうだけど従来のゲームと大幅に異なるよね??うまいこと機能しているということに驚きを隠すことができないんですけど!?
「しかし、集落と言いましても来訪者皆様はすぐにできるというわけでもございませんが......大まかには来訪者の皆様の目的としましては独自の集落の形成、発展や他の集落への交流・侵略など多岐にわたります。皆様の思うようにしていただき、自身の集落の発展につなげていただく。それがこの【United Revolution Online】におけるただ1つの命題でございます」
彼女が発する言葉に僕はただ茫然と見つめるのであった。
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