第98話 裏の仕事の割に地味な活動のブラウンさん。
草村娘が夕に口移しという形でキスをしてもらってから数日後。
草村娘はブラウンさんのラボにいた。そしてなぜか友美も。。
「なんだね、キミたち。ブラウンになんか用?ブラウン、これから仕事で2年後に行かないとなんだけど。」
ブラウンさんが旅行バッグにお気に入りのキャミソールとローブの着替えを詰め込んでいると、突然やってきた草村の娘と友美。この二人の共通点は1つしかない。そう、恋だ。
娘「実は、占って頂きたくてここへ来ました。」
友美「ブラウンさんに占ってもらうには相当高いギャラを支払う必要があると聞きました。なので、身内価格と言うことで3千円くらいでお願いします。」
ブラウン「え、すごい具体的に馬鹿みたいに破格な提示してきた!ブラウンびっくりである!0が3つくらい少ないよ??!」
娘「私たちは今、恋に悩み他のことに集中できなくて困っているんです。」
友美「少しくらいのセクハラなら許しますからお願い!」
ブラウン「恋だと?と、友美、お前まさか、、ブ、ブラウンのこと、、」
友美「このまま桃子さんを狙っていて望みはありますか?」
娘「私は、、、、夕様を・・・。」
ブラウン「も、桃子っ!?お前まだ桃子のことを・・・。ブラウンはてっきり・・・。」
娘「私が夕様と。そして友美さんが桃子様と付き合えば全てが解決すると、、私たちは思うのです。」
ブラウン「うわ。すっげー。勝手なこと言ってるである。だから恋愛上手く行かないんだ、っていたいいたいいたいっ!なんで手裏剣で刺すのっ!!?あんっ!やめていたいっ!占わないぞ!!!!?」
友美「良いからお願い。私はもう諦めようかと思ってたんだけど、草村さんの娘が占ってもらおうって。私、ブラウンさんのこと信用してるし。」
ブラウン「え、きゅん。・・・って、騙されないぞ!人の恋心を弄びやがって!!」
友美「ん?ブラウンさんの恋心??なんの話?」
ブラウン「ふん、もういいよ。ブラウンだって傷つきやすいお年頃の女の子なんだからね。。もう知らないからね。・・・じゃあ、とりあえずもう仕事の時間だから、、このままだと2年後の未来がどうなってるかお前たちのことも観てきてやるである。」
娘「な、なんと。すごい。是非お願いします。」
友美「2年後かぁ。私の隣に誰がいるんだろう、、ロマンだわ♡」
ブラウン「友美、、お前って鈍感系モブだったんだな。」
友美「モブって言うなよ。じゃあ、帰ってきたら教えてくださいね。」
ブラウン「ふん。(もし友美とブラウンが付き合ってたら、、)場合によっては教えないけどね!じゃあな!あばよ!」
友美にきゅんなブラウンさん。半べそで二人をラボから追い出すと、バームクーヘンの上に乗って未来へと飛んでいった。*後で食べられるようにビニールで包装したままです。でも良い子は真似をしないで下さい。
・・・・そして、2年後の未来。
くるくるくるくる・・・うずうずうず~!ふんわり着地。
「良し、ついた。えっと、まずは仕事だ。とりあえず、大谷君の成績を見て、、それと、結婚した芸能人と離婚した芸能人の生地をクリップして・・・。ああ、忙しいのに余計なことまで頼まれてしまったであるっ!あいつら、、って言うか、、友美っ!」
(ブラウンと、、付き合えばいいのに・・・。)
「ちがうちがうっ!もーやだ!泣いちゃう!仕事しよ!」グスン・・・
とりあえず、ブラウンは最初の任務のためにアメリカへの飛行機に乗るために成田に向かった。
っていうか、最初からアメリカになんで行かなかったんだろう、、ブラウンさん。
泣いてるし。かわいいかよ。
続く。
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