第76話 How to スフィンクスのお散歩♪
「オイ!エジプトニ散歩行ノハ何人ダ?」
*桃子のお願いで少しだけ話し方を聞きやすくしてくれたメジェド氏。
「えーと、私(夕)、桃子、草村さん、アギョウギョちゃんと、え、ブラウンさんいるじゃん! ビクゥッΣ(゚ω゚ノ)ノ」
「フフフ、エジプトなんていつでも行けるけど、、皆で行くなら仲間はずれは泣いちゃうから来たんだ。」
「そっか。泣いちゃうのは嫌だもんね?」ヨシヨシ
「あ、やめて!頭撫でないで!ローブが落ちるであろう!?」
*ブラウンはこの中で一番の美少女&魅了の目を持つ。
「早くぅ!(*ฅ́˘ฅ̀*)」
「フリスビー持ってってね、桃子ぉ!(⁎˃ᴗ˂⁎)」
ご機嫌なスフィンクス改め、ゆるキャラ風なんだかわからない動物のアギョーとウンギョーであった。ゆるスフィ?
「おい、草村。このかわいこちゃん達はなんだ?ブラウン知らんけど。」
「ブラウン様。この子達はスフィンクスを第2形態にしたのでございますよ。」
「あーそうなんだ。ちょっとあまりのかわいさにモフりそうになったけど、あいつらか。」
「「ぶらうん~!モフって!(*ฅ́˘ฅ̀*)(⁎˃ᴗ˂⁎)」」
「うるさいっ!古代兵器め!」←!?
これ以上、ブラウンさんに喋らせると歴史が変わりすぎるのでこのくらいでお散歩に行くとしよう。
「人数ガ多イナァ‼仕方ナイ。高校デ習ッタ瞬間移動デ行クカ。」
メジェ君はいろんな瞬間移動が出来るけど、ちょっと難しくてイマイチわからなかったやつを使おうとしていた。不穏な空気である。
「デハ行クゾ!チチンプイプイ自分不器用デスカラ~!人間ナンテラララー‼」
*呪文は特に決まっていないらしい。その時の気分だ。
「にょわー♪」*慣れてきた夕
「ぎゃぁぁぁ!ヽ(◎Д◎)ノ」*ちびりそうな桃子
「ひゃぁぁぁぁ!」*年齢的に高速は恐いバイク乗りの草村さん
「ちょうど良かったである。ホルス君とセト君が仲直りしたか会いに行こう。確かあのピラミッドの隠し扉から・・・」*お願いだからいろいろ話さないで欲しいブラウンさん。
ズザザァァッッ!!
「オイ!ツイタゾ!サッサト走リ回レ!古代兵器タチ!」
「わーい!夕ちゃ!フリスビー投げてー?(*ฅ́˘ฅ̀*)」
「桃子!ウンギョーに乗って!ちょー速いよ!(⁎˃ᴗ˂⁎)」
「さっきから古代兵器って言ってるのがものすごく気になるけど、、じゃあ、アギョちゃん、フリスビー投げるよ?いっくよー!」
「え、ちっさすぎて乗れないよ。ってうわ、ちょっと大きくなった!じゃ、ちょっと失礼してのせて頂きます!うわぁぁぁぁ!!いきなり大きくならないでぇぇぇ!!ヽ(◎Д◎)ノ」
辺り一面砂漠しか見えない場所でのフリスビーはなんかすごかった。人間では絶対に見つけられないけどアギョーは咥えて夕に持って帰ってきた。
アフリカ象サイズになったウンギョーは、桃子とブラウンを乗せて豪速で消えていなくなった。どうやら曰わく付きのピラミッドに行くようだ。
草村さんは、砂漠の砂を瓶に入れて売るために黙々とバッグに砂を集めていた。これが本当のサンドバッグである。鳥取あたりで売ろうとしているちょっと悪い面がでていた草村さん。
メジェドはマジェドとミジェド、そしてムジェドを呼んで、2on2を楽しんだ。足と目しかないのに不思議でならないジェド家。
全員、毎朝のお散歩が楽しみになったのだった。
続く。
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