第33話 貴方好みの・・・貴方好みの・・・女に、、なりたひ節

 パタパタパタパタっ!!ガチャガチャッ!!バタンッ!!

「た、ただいまっ!!ハァハァ・・・っ!!」

 お熱を出した桃子を心配した夕が慌てて仕事から帰宅した。


「あ、夕。おかえり!え、走って帰ってきたの??」

「うんっ!だって心配だったからっ!!熱は?なんで座ってるの?寝てないとダメでしょ??」

「あ、うん。ちょっとだけ仕事のスケジュールとか電話してて・・・。でも大丈夫だよ、もうおかげさまで熱は随分さがっ!!もがっ!!??」


 草の者、夕。素早く買ってきたばかりの喉トローチをあけて桃子の口に突っ込むと、桃子の服の中に手を突っ込んで、体温計を脇に差し入れる。


「あ、ひゃ。や、やめてっ!!くすぐったっ!ひょえ~!!どうか情けをっ・・・!!」

「ちゃんと水分摂ってた??汗は?体拭いてあげるから上着脱いで!!??」

「え、こ、こわいぃイヤ..アノ..艸'皿`)゚。・.・゚。」

「あ、ごめん。心配で居ても立っても居られず、、」

「ただの風邪だから~、、そんなに心配しないでっ??」


 とそこへ、勢い余った夕のヘッドバットが桃子のでこを襲う。ゴッツ。。鈍い音が。。

「い、痛っ!え、夕さん??ちょっと落ち着いて??!」逃げ惑いかける桃子。

「あ~、もう、、かわいそうに。。今すぐおにぎりさん作ってあげるからね??」


 夕の恋心。少しおかしな方向へ寄っていた。。桃子のバブみと朝のラッキースケベが混乱させていた。


「うぉぉぉぉ!!それだけは、、まだ心の準備がぁぁぁぁ!!堪忍をっ!どうかお代官さまぁぁぁぁ!!!」


 桃子。おにぎりからなにから夕に食べさせられ、、お風呂に入ろうとしたら一緒に入ると夕に追いかけられた。じゃあもう、お風呂入んない、寝る!なんて言ったら、パジャマに着替えるのを手伝うと言って下着だけにされていた。


「パ、パンツは自分で履き替えるからぁぁぁぁ!!!。゚( ゚இωஇ゚)゚。」


 ゆ、夕・・・?お願いだから、、落ち着いて??と必死にパンツを守りながら祈る桃子だった。


 そして、就寝。

「ちゃんとそばに居るからね?安心して寝てね??」

「あ、はい。オヤスミナサイ・・・。」チーン

 

 桃子。完全に後ろから抱きしめられて捕獲され、。


桃子(ね、ねれねぇ。。ドキ胸ドキ胸っ・・・。)ス、スキ・・・

夕(そばにいるよ。桃子。。)


 うなされていたときの桃子のうわごと、「そばに居て」が呪いのように夕をママ化させていた。。


 続く。

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