第31話 SKB!SKB!らっきっらっきーSKBっ!
桃子が熱を出した翌日の月曜日。
夕は桃子の隣で朝まで眠ってしまっていた。高熱に付け加えて桃子より若くて体温の高い夕が隣で寝ていた。桃子は汗びっしょりになって寝苦しさに目を覚ました。
「ん、あ、暑い・・・。ひぃ、、汗が、、すごいっ。。く、苦しい、、お、起きよう・・・でもまだ寝たい。。ぬ、脱ぐ・・・ヌググググ。」
上にかけられた毛布を足でめくりあげ、上着を脱いでまた眠りについた桃子。そして、その動きで同時に目を覚ました夕。
(ん・・・、、あ、私、寝ちゃってそのまま、、。桃子、、ご飯食べてないのに、、お水か、、なにか飲ませてあげないと・・・。
あっついなぁ、、汗かいてる、、桃子もかな、、熱、、計らないと、、、、。ん、桃子、、あ、いた、、おでこ、おでこ、、これは、、ほっぺかな。あ、熱いなぁ。まだ熱あるね。。起きてお薬飲ませないと、、。ほっぺ、柔らかい・・・。気持ちいい。すっごい柔らかいね、桃子、、。
・・・・・・え、。やわらかっ。ずっとさわってたい。。柔らかすぎない??え、人間のほっぺとは思えませんがっ!?)
せいかーい。大正解。夕がさわったのはほっぺではありませんでしたー。プクク
次第に意識が覚醒し始めた夕。パチッと目を開けて桃子を見る。
(あ、あ、あ、・・・あああっ??!さ、さ、さわっ?おっp!?え、?
おっぱっぎゃーーーーーーーっっ!!!???
え、え、ええ?わ、わ、わっ!って、なんで上、何も着てないの??あ、暑かったからかっ!ごめんっっっ!!わ、え、さ、さわってしまっ!す、す、す、
すごいことをしてしまった・・・・・・・。や、やわらかかっ・・・・・ど、どどどど、、どっひゃぁ~!!!!ヾ(◎o◎,,;)ノぁゎゎ)
大車輪大パニックの夕。初めてラッキースケベされる側ではなく、する側になった奇跡のポールシフトを果たした。オメデトウ‼
「す、す、すごい♡ ・・・未知の体験したった、、( º﹃º )」
そしてそして、夕は意外とむっつりさんだった。
(裸だ・・・。目の前に裸がおる。。こ、言葉にならない・・・。)
食い入るようにしばらく桃子を見つめてみた夕だった。
そうこうしていると、桃子が急に目を覚ましてしまった。夕は慌てて寝たふりを。
「あ~、あっつい。。え、夕がとなりにいる。。あ、寂しかったんだね。」
*桃子は自分がそばにいてと頼んだのを覚えていなかった。
「う~。。まだだるいけど、、シャワーだけ浴びたい。。仕方ない、、行くか。」
フラフラと立ち上がり、浴室へシャワーを浴びに行く桃子。朦朧としていて自分が上半身裸なのに気づくことがなかった。
夕は、全てを心に秘めた。そりゃ秘めますとも・・・。
続く。
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