「うらふく風の 〜母刀自、福成売〜」について

「うらふく風の 〜母刀自ははとじ福成売ふくなりめ〜」

https://kakuyomu.jp/works/16817330655408028560


 話数───8話

 総文字数───20,604 文字

 公開日───2023年4月11日


 これもね、ドラマが……。

 本編を読了いただいた、とあるカクヨム作家さまから、


「母刀自のあの、悲惨という言葉では到底言い表せないほどの哀しい人生。

 彼女をこそ本当に救ってやりたいのに……と今でも思っています。」


 とコメントを頂戴し、


「それはいけない! 私の物語を読んでもらったら、ハッピーな気分で最後は終わってもらわねば!

 そうでないとハッピーエンド確約とはいえぬわ───!」


 と焦って、書くことにした物語です。

 半分はね。

 もともとは、


「書く必要あるよなぁ?」


 と思いつつ、手をつけていなかっただけ、でした。

 それを、コメントで後押ししてもらった形ですね。

 この、「うらふく風の」を公開して、そのカクヨム作家さまから、


「いろいろと救っていただけました。

 本当にありがとうございました。」


 とコメントを頂戴できました。

 良かった、良かった……。


 このような経緯で生まれた物語なので、「あらたまの恋」を読了いただいた読者さまは、もれなく、「うらふく風の 〜母刀自、福成売〜」をご覧ください。

 本編では知り得ぬ母刀自のことを知れて、心が楽になるはずです。



 私は、「あらたまの恋」のなかで、充分、母刀自を救ったつもりだったのですが、自分の「救った」と、読者さまの「救った」は、必ずしも一致するとは限らない、だからこそ、キャラを幸せにする時には、少しオーバーなくらいに。

 悲劇に見舞われる時は、さじ加減に気をつける、と、勉強になった出来事でした。


 この実感は、「恋や明かさむ」に生かされることになります。


 悲劇はあっても、物語を読了いただいたら、幸せで、明日を生きる活力になる。

 私の物語は、読者さまにとって、そのようにあってほしい、と、願っています。



 ※ネタバレ注意。

「あらたまの恋」読了後、ご覧ください。


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