2-裏3話 タイムリミット

 私、ソレーヌは、ギルド事務室の窓から、中庭の修行場の様子を見ている。


 修行場では、今2人の人物が模擬戦を行っている。


 片方は、『侍』のコースト。

 まだEクラスではあるが、冒険者になる以前から多少の武術の修練を積んでいる。1対1の迎撃戦に限定するなら、Cクラスの冒険者にも引けを取らないだろう。


 そんな相手に引けを取らず、もう片方も、ほぼ互角に戦っている。



「それで、どうですか?」


 私は、後ろに居る人物に問う。


「正直、驚いたよ……」

 

 この、何から何まで偽物臭い男が、初めて驚きという生の感情を顕わにしている。


「しかし、彼女もなかなかやるねえ。君達が大事にしている理由もわかるよ」


「あら、そんな事ありませんわ」


 私は笑顔を貼り付け、その男に返事を返す。






「空振り……?」

 

 昨日の会議。

 探索に出ていた冒険者の報告は、にわかには信じがたいものだった。

 その会議のさらに前日、2カ所で発生したゴブリン。

 それぞれ別の場所に冒険に出ていた2組の冒険者が襲撃され、2名が重症。加えて1名も、見るからに心身に不調をきたした状態で帰還した。


 その事件から翌日、つまり今朝、その調査のため、冒険者が各所に派遣された。

 『ソード持ち』という上位のゴブリンが出現した南南西の森には、特に強い冒険者が派遣された。


 しかし、帰ってきた報告は『空振り』だった。


 

「その冒険者達が見落とした可能性は無いのかい?」

 

 胡散臭いこの男……ジェイク・フォーグナーがそう質問する。

 正式なギルマス就任は来週からなのだが、どうやら暇なようだ。せっかくだからと会議に誘っておいた。本人も、乗り掛かった舟だからと参加してくれた。

 

 まあ、この男の疑問は最もだろう。


 

「それは無いと思います。ギルマスさん」


「あ、マリナ君、だっけ。まだ正式なメンバーじゃないんだ。そうは呼ばないでくれ」


「じゃあ……ジェイクさん。彼女たちの調査は信頼できます」


「ふむ、聞かせてくれないか?」


「はい。

 探索に出たのは、Cクラスで最も強いとされる『ルーナチーム』です。

 Eクラスの探索場所は、彼女達も新人時代に何度も探索しています。隅から隅まで知っている、彼女たちにとっては庭のような場所です。なので見落としは考えられません。

 また、その他の報告を併せても、内容は信頼に足りると思います。

 『スライムの不在』『入り口付近にいた盾持ちゴブリンの遺体』など、全てこちらの情報と合致します。なので、『ソード持ち』が不在だったという報告に、間違いは無いと思われます」


「なるほど、ありがとう。邪魔して済まなかったね」


 マリナの推察は正しい。

 実際、今回の調査は、名目上は『南南西の森のモンスターの生態調査』となっている。

 一連の報告におかしな点は無い。


「しかし、Eクラスが適性の場所に、Cクラス筆頭を派遣か。随分と思い切ったことをするね」


「彼女たちの志願によるものですわ。

 それに、適性で言えば『リブン湿地』にいた貴方だってそうですわよね?」

 

「ははっ、確かに」



 どこか飄々とした態度のその男をよそに、報告は続く。

 その後も、他の場所の調査の報告があった。

 しかし、結果はいずれも同じ。

 『スライムの消失』……主にこの1点だった。

 スライムの生息数は、全ての場所を合算しても、僅か11体のみ。異様と呼べる少なさだった。

 そして……『ゴブリンがいた』という報告は、この男とロラン組が倒した遺体以外、一切無かった。

 

 本命は空振りだったとはいえ、それでも、ひとつの事実は確定となった。

 

 全ての場所で、スライムが消えている……。




 

 今回の6カ所の生態調査の依頼は、全てが今日中に受付された。

 異例の速度だった。


 理由はやはり、『あの子』のおかげだろう。




 ジョブを持たず、掲示板の前でずっと立っている不遇の少女……。

 その姿は、ここしばらくの間、冒険者達の噂の中心だった。


 噂となった理由は、その不遇な状況以外にも、彼女の能力と人徳によるものがある。

 彼女自身は自分の事を『長所は無く、性格は臆病で引っ込み思案』と自己評価しているようだが、おそらく、それは正しくはない。


 彼女の最大の能力。それは『識字力』だった。

 毎日、クエスト依頼の張り紙を、隅から隅まで眺めている。

 それはつまり、全ての文字を理解している、という事に他ならない。

 

 冒険者達の識字率は、実はそれほど高くはない。

 字を読めるのは、おおよそ5人に3人程度。しかもその半分は、簡単な文字なら何とか、というレベルだ。

 この街の北地区の住人のような教養人ならともかく、それ以外の中流層未満の者には、文字というものはハードルが高い。

 冒険者もそのほとんどは一獲千金を狙う中流層未満だ。クエストの張り紙を正確に理解できる者は、実はそれほど多くは無い。

 

 そんな中、彼女は全てを理解していた。


 そして長時間ボードの前に居座っているその少女に、話しかけるものは少なくなかった。

 最初は邪魔だと思う者も多かっただろう。

 しかし、字が読める事を察した者は、自分が読めなかったクエスト内容を彼女に質問し、彼女もそれを丁寧に教えていた。

 

 彼女を頼る冒険者は、次第に増えていった。

 識字が出来る者も、その様子を見て彼女に話しかけ、専門用語には詳しくなかった彼女に逆に教えるなどして親密になり、彼女はどんどんギルドの一角の中心になっていった。

 一時期は、本来なら冒険者にクエスト内容を読み上げるのも業務だったマリナが、もの凄く暇になってしまったほどだった。

 

 引っ込み思案どころではない。誰にでも平等に話せる少女だった。

 

 

 識字が出来ないと言い出せなかった者が多かったので彼女に感謝を伝えたものは少なかったが、隠れファンは多かった。


 冒険に出てもいない新人の少女に『依頼ボード前の天使』と、二つ名めいたあだ名が付けられることなど、異例も異例の事だった。


 

 ただ、彼女自身は『職無し』という、自分ではどうしようもない壁を乗り越えられず、ギルドに来る時間は遅くなり、それ故に交流も少なくなり、性格も徐々に暗くなっていってしまったが。


 

 私は考えていた。

 もし彼女が冒険者を辞める決断をしたら、ギルド受付嬢の仕事を紹介してみてはどうだろうか、と。

 それなら、ジョブ適性の有無など関係なくとも、冒険者業には携われる。

 識字力は高い。人柄も申し分ない。

 それに、恐らく頭もすごく良い。聞けば、教会で勉強したのは10歳までの2年間だけだという。それであの識字力なのだ。悪くないはずがない。


 まあそんな私の思いは、あの日ジョブマニュアルを持ち込んだ馬鹿女勇者に、全てかっさらわれてしまったのだが。

 全く、あの日あの馬鹿が来なければ、次の日から見習いとしてカウンターの内側にいたかもしれないのに……。


 

 まあそんな私の慙愧の念はともかく、彼女は、自分が希望する冒険者に、無事なることが出来た。

 モンスター職という前代未聞の困難な道でありながら、彼女は諦めず、修行もひたむきな心でこれまで頑張ってきた。

 受付嬢ではなく本来希望したルートに行くことが出来たのだ。私としては複雑な思いはあったが、祝福しようと思った。


 表立って励ましていたマリナや同期のロラン組だけでなく、私や、陰からこっそり見守っていた天使の隠れファンのみんなも、心から安堵し、彼女に祝福の思いを送っていた。

 情報が出回らないせいで不明のままだった彼女の『謎の新ジョブ』がどんなものであろうとも、決して邪険にせず受け入れると、裏で協定まで結んでいる者達もいた。



 しかし、そんな彼女が、事件に巻き込まれた。

 仲間が重傷を負い、本人も心神喪失するほどの強いショックを受けたらしい……

 その噂は、すぐに広まった。


 だから、皆は立ち上がってくれた。

 彼女へ恩を返そうと、彼女のために出来る事をしようと、立ち上がってくれた。

 


 Cクラスのルーナチームも、そんな冒険者のうちの一組だった。

 『セルニ』の依頼の意味にいち早く気づき、事態を察し、最も危険が高いと思われる南南西の森の調査に率先して参加してくれた。

 だから、今回の『空振り』の報告に一番動揺していたのは、報告を出した彼女たち自身だった。

 

 

 

「しかし……空振りとなると、どうするべきなんでしょうか」

 ロア君が疑問を口にする。


「そうねえ……ソード持ちの死体があったのならまだ安心はできたんだけど……

 いない、となると……」


 私は困惑していた。

 もういないから安全だ、とはならない。

 どこかへ去って、戻ってこないというならまあいい。しかし、そうだと判断する事も出来ない。

 もう帰ってこないのか、また現れるのか。それとも、ルーナチームにすら見つけられない場所に潜んでいるのか。

 何も分からない。


「あの……」

 マリナが声を出す。


「実は、メルティちゃんから報告があって……気になることがあるんです」


「報告?」


 その後、マリナがメルティからの報告だという話を私達に伝える。


 内容はにわかには信じがたい話だった。

 メルティがスライムから教えてもらった……と。

 スライムと話が出来るなど聞いたことも無かったが、彼女のジョブ特性ならあり得るのかもしれない。

 まあ、『スライムから聞いた』というマリナの前置き自体が少し含んだものがありそうなので、真実は少し違うのかもしれない。とはいえ『魔法関係の守秘義務』にもかかわってきそうな話のため、そこは追及はしない。



「その話を整理すると……。

 ゴブリンは先週、森に来て、スライムをさらっていった、と」


「はい。そうなります」


 この話は、ゴブリンがスライムを、何らかの理由で誘拐するという話を確証付ける話になる。

 被害者自身の家族による証言だ。

 

「しかし、そうなると……ううん……」

 ロア君が疑問の声をあげる。


「ゴブリンは先週、森に侵入したんだよね。

 しかし、今週メルティ君が森に入っても、ゴブリンにはしばらく遭遇しなかった。事件の日までは……。

 ゴブリンは先週現れて、今週は現れず、昨日また現れたことになる。どういう事なんだ、いったい……」



「……あっ……」


「先輩、気が付きました?」

 

 私は声をあげると、マリナがそう言う。同じ結論のようだ。


「マリナ君、どういうことだ?」


「共通点があるんです。

 先週のスライム誘拐と、今週の事件。

 どちらも『金曜日』なんです!」


「……へっ?」

 ロア君が、声をあげる。


「え、えと、ちょっと待って……」


 ロア君が、カレンダーに向かって歩き出す。

 そして日付を指で追って整理する。


「えっと、スライム誘拐が『蒼の巨人』事件の次の日だろ?

 そして今週のゴブリンが昨日で…………

 本当だ……」

 


 この世界には一応『曜日』の概念がある。

 とはいえ、まだ世間一般に浸透はしていない。


 曜日の概念を持ち込んだのは、あの『異世界の錬金技師』と名乗るオパール氏だ。

 いくつかの機械は、こちらの世界の依頼により、彼の世界から持ち込んだ技術が採用されている。

 ギルドの端末装置や、それに付随するメールの送受信機能などもその例だ。

 正確には彼の発明ではなく、彼の世界の技術者との仲介役をしてくれたらしいのだが。


 まあ少なくとも、装置は向こうの世界から輸入され、曜日の概念もその装置に付随していたので、合わせて導入された。

 安息日から次の安息日まで同じく7日間だったので、システム内に入っていたカレンダーという概念を、そのまま利用している。安息日を日曜日にあてがい、残りはそのまま順次そう呼んでいる。

 

 

「つまり……ゴブリンは金曜日に限って、森に訪れていた、という事か?」


「はい!そうです!」

 ロア君の問いに、マリナが同意する。

 

 私は食い気味のマリナを制止しながら、意見を延べる。

 

「まあ、情報はまだ2つだけだから、たまたま、という可能性は消えていないわ。

 追加調査は必要でしょうね。引き続き調査をお願いしましょう。

 ゴブリンが現れるのが金曜日だけなのかどうか」


「そう……ですね。分かりました」


 現段階では私もそう言うしかないが、マリナが気づいたこの推測は正しいような気がする。

 

 しかし、そうなると、次の疑問が……。


 

「ははは、面白い話だね」

 

 私達の話を黙って聞いていたジェイクが、乾いた笑いで突然そう言う。


「ああ、いやごめん。マリナ君のその話を信じていないわけじゃないんだ。

 俺は信じるよ。

 たださ、ゴブリンも面白いことするなーって」


「は、はあ……」


「だってそうだろう?

 曜日の概念があるだなんて、まるで人間みたいだなーってさ」


「そ、そうですね……」

 マリナもロア君も、やや場違いなこの意見に気の抜けた相槌を打っている。

 

 どうやら、この言葉に何かを感じたのは、私だけのようだ。

 さっきまで鋭い推理をしていたマリナも、気づいていない……。

 

 



 


 

「まあしかし、ひとりの少女を、ギルドは随分過保護にするじゃないか」

 

 ギルド修行場での模擬戦は、どうやら一応の決着がついたようだ。

 互いに戦っていた相手同士が握手を交わしている。


「あら、そうですか?」


「だってさ、今回の各所の調査は、彼女の安全を確保するためのものでしょ?

 8人合同依頼なんて裏技も、言ってしまえば彼女のためだ」


「そんな事はありませんわ。彼女だけを贔屓したりなどしません」


 確かに、この男の言う通りだ。


 スライムが生息している場所を全て調査する。

 その間、『スライム娘』本人は、遠く離れた『第23番旧坑道』に行ってもらう。

 あそこなら、ゴブリンの住処と思われる場所からは離れているし、スライムが生息している場所では無いので、『スライム娘』が誘拐される危険性は低くなる。



「そうなのかい?彼女にいろいろ仕込んでいたみたいだけど」

 

 そう言いながら彼は、机の上の位置情報の端末を目で追っている。

 その端末に表示される点は、窓の向こうのスライム娘と、ほぼ同じ位置を指示している。


 昨日マリナに頼んでおいたのだ。

 なんとか適当に理由を付けて、彼女のジョブマニュアルを拝借できないかと。


 そして、受け取ったジョブマニュアルに付術を施した。

 『位置探索』の魔法を。


 この魔法が効いている間は、この付術のおかげで、彼女の『ジョブマニュアル』の位置が表示される。オパール氏の作品で言うと『発信機』と同じ原理の魔法だ。

 もし、何らかの理由で彼女が居なくなったとしても、この先1週間から10日程度なら、その場所が分かる。

 


 

「しかし、まあそのうちのひとつは裏目に出たね。

 ゴブリン出現が『金曜日』だけだとしたら、あの8人ならその前には帰ってきてしまう。

 坑道探索に5日もかかってしまう無能たちではないんだろう?」


「まあ確かに……木曜日か、せめて水曜日に出発させるべきでしたね」


「お、認めたね」


「そんなことは無いですわ。

 それに、Eクラスがそれまで活動できなくなることは事実ですし」


「ま、そうだね。

 せめてあの8人には、精一杯探索して強くなって帰ってもらわないとね。金曜日までに」


「そう、ですわね……」




 この男は気づいている。

 私とこの男だけが、気づいている。


 ゴブリンに曜日の概念がある……

 その異常な事実に。

 


 ゴブリンは自分達の群れで、自分達の社会で、人間とは別の社会で暮らしている。

 当然ながら、人間の安息日のような概念は無い。

 もちろん、金曜日という概念も無い。

 そもそもが野生のモンスター風情なのだ。好きな時に暴れ、好きなように生きる。それがモンスターだ。ゴブリンだ。


 しかし、今回のゴブリンは、明らかに人間と同じ概念で行動している。



「それにしても……いやあ、珍しいものを見たなあ。

 スライムの人間……モンスター職かぁ……いやぁ面白い」


 この男は、スライム娘のジョブの資料を、何度も興味深げに眺めている。

 まだ僅かしかないその内容を。

 

 

 私は思い出していた。彼女のジョブマニュアルの、その序文の内容を。

 

 【ジョブ名『スライム』。モンスター職のひとつ。】

 

 何故、わざわざモンスター職のと書かれているのか。

 

 まるで他にも『モンスター職』があるかのような書き方ではないか。


 あの少女以外にも、モンスターになれる人間がいるかのようではないか。



 

 もし、そうだとしたら……?


 この事件のゴブリンが、なのだとしたら……?

 

 

「……まだ、発見されているのは『スライム』のジョブだけなんだろう?」

 

 確かに、事実はその通りだ。

 だが、のらりくらりとしているこの男もまた、私と同じ推理をしている。それも事実だ。



「ま、何が起こるか、待とうじゃないか。まだそれしかできないんだし」


 この男は笑う。まるでこの事態を楽しむかのように。

 


 この男をどこまで信用していいものだろうか。

 ゴブリンを瞬時に倒す実力はある。

 この推論にたどり着く頭もある。


 ギルドマスターとしては、申し分ないほどの実力。


 しかし、この男から漂う胡散臭さが、それを信じるなと警告している……。


 『何が起こるのか待つ』……それが、本当に私が取るべき最適な行動なのだろうか……。



 

「ま、今日はこれで帰らせてもらいます。明日から頑張りましょう。ソレーヌ・ショルムさん」


「そうですね……よろしくお願いしますわ」



 まあ、この男が何者なのかにせよ、ゴブリンが何者なのかにせよ。

 『時間』は、おそらく、それほどは長くはない。

 

 それまでに、出来る事をやってしまわなければいけない。




 

 あの少女はやっと、日の当たる道を歩き始めた。

 皆が、その行く末を優しく見守っている。


 しかし、その道を、悪意を持って横切らんとする何者かがいる。



 タイムリミットはおそらく、来週の金曜日。


 それまでに、排除する。

 彼女の道を脅かす、何者かを。



 あの少女を、マリナの二の舞にさせてなるものか……。


 私が、守ってみせる……!







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作者の日高うみどりです。

第2章本編はここで終了となります。

今までお付き合いいただき、ありがとうございました。


引き続き、幕間が2話ほどありますので、明日、明後日で投稿していきたいと思います。


第3章再開まで、1か月ほどお時間を戴ければと思います。もしお付き合い戴けるのであれば、今後もよろしくお願いいたします。

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