第3話 小さなネズミからもらった勇気
まったく本当に人間ってのは生きづらい。
人間の身体ってのは不自由だ。
わずかな気温の変化で体調を崩すし、体温が1度でも上下しただけで気分が悪くなる。
心ってのもそうだ。
些細な一言で心は傷つくし、些細なことが気になってしまい心は疲弊してしまう。
でも逆に自分を救ってくれるのも言葉なんだよなあと実感することもある。
「レミーのおいしいレストラン」にアントン・イーゴというキャラクターがいる。誰よりも料理を愛する孤独な評論家だ。このキャラクターが放った言葉を今日は紹介したい。
「誰もが偉大な芸術家になれるわけではないが、誰が偉大な芸術家になってもおかしくはない」
この言葉、かなりの名言だと私は思う。
劇中のシーンとしては、人ですらないネズミの料理を食べて、感激した際に新聞に書いた記事の言葉だ。
実際この言葉のおかげで、私はいま文字を通して自分を世間に発信できている。
人の何気ない一言や、アニメのキャラクターに振り回される私の性格。自分を持っていない、影響されやすい楽観的な性格だと言われればそれまでだが、何気ない一言に感動したり、嬉しくなったりすることはマイナスなことだろうか。
いいや、私はそうは思わない。
この面倒くさい自分の性格、なかなか良いところもあるみたいだ。
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