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学校への道を歩いていると、塀の上のトラ模様の猫と目が合った。いつもは通行人の顔なんて見ないのに、僕のことを覚えているのだろうか。
思わず足を止めたが、猫はじっとこちらを見ているだけで何もしてはこなかった。僕が再び歩き出すと、猫は興味を失ったように自分の腹に顔を埋めた。
今日は少し遅刻気味なので、僕は学校へ急いだ。
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