第33話赤いドラゴン




60の白いドラゴンと巨大なドラゴンは、俺の我が家の前で浮遊してるぞ。

まあ、俺が待機させているのだが・・・


「じゅあー、早く帰ってきてよね」


皆に見送られながら出発だ!。


行き先は、白いドラゴンの永遠のライバルの赤いドラゴン。


俺は巨大ドラゴンのシロに乗り込んでいた。

もう、めちゃくちゃ速いぞ。



しばらく飛んで「右方向、3キロ先に地上に隠れる魔物を発見。誰が退治する」


『我らに御任せください』


60のドラゴンが飛んで行ったよ。


「近くで見たいな・・・」


シロは、一瞬で降下。


あれって猪だよね・・・めちゃ巨大な猪だよ。

ああ、カチンカチンに凍ってる。


その中でドラゴン3体の活躍は異常だ。元々獰猛な性格だったのかな・・・


1、2、3、4・・・・・・100も凍ってる。



【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】



俺は「進化しろ!」と許可をだした。



ああ!3体がシロと同じくらいに大きくなったぞ。


魔眼で猪を見る。

なんとビックボアと表示。それに食べても美味しいって・・・


「そのビックボアを全て回収なーー!」


『御任せくだされ』




「あ、あっちにマンモスだ」


『我らに御任せください』


10頭のマンモスが凍りつくす。

このマンモスも回収して、マンモスステーキだな・・・



ああ、ちょっと暑くなってきたぞ。


『あれに見える火山の中を棲家にしてるのがレッドドラゴンで御座います』


「シロも強くなったから負けることはないだよう」


『これも御主人の恩恵で御座います・・・それでは行ってまいります』


俺は風魔法で浮遊。


シロは、俺のことを確認してから飛んで行ったよ。

大勢の白いドラゴンを引き連れて、あ!もう戦闘が始まってるぞ。


数はレッドドラゴンの方が30も多い。


それなのに30分で終了。



【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


【ホワイトドラゴン進化可能】


なんと全てが進化可能だよ。

そして進化を許した。



あ!物凄い殺気だ。


振返ると巨大なレッドドラゴンが・・・目の前に・・・

呆気なく飲み込まれる。

あれよあれよと食道を転げ落ちる。

もうツルツルでつかまる物がない。


「これはヤバイぞ!」


俺は内側から全方向に放電を放つ。

もう必死だ。


あ!食道の動きが止まったぞ。


【爆裂魔法習得】


【身体強化絶大習得】



「あああーー!」


そのまま落下してゆくが結晶刀でブワンと切裂いて脱出。

べちょべちょになりながら巨大なレッドドラゴンが落下するのを見る。


『危ない所でした。御怪我はありませんか・・・』


「ああ、大丈夫だよ」


「あのレッドドラゴンは、シロより大きいな」


『親の敵です・・・』


え!・・・

ドラゴンの世界にも色々な事情があるのだな・・・


『これも帝国の人間のせいです』


「え!なんで帝国の人間のせいなの・・・」


『やつらは身ごもった親の腹を切裂いては、子を奪ってテイマーに育てて奴隷兵士にしてるのです。なのでこっちも仕方なく集まって暮らすしかないのです。奴らは数で攻めて来るので・・・それも卑怯ひきょうな手段で』


だから魔物を従えてたのか・・・それで納得したよ。


それにしても、あのレッドドラゴンは召喚しないで魔石や素材回収しよう。

親の敵なんか召喚できないよ。



おお、見事に胃に行く直前だったな。

それにしても胃液の消化機能は半端ないぞ。

あの中に落ちたら絶対に死んでたな・・・


あ!あった。魔石だ。

これは回収。


うろこも中々な物だ。

溶岩の熱さを跳ね返す機能つきだよ。


全て回収だ。


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