第10話黒いドラゴン
ゲート場所にリサと一緒にやって来た。
これで4回目の襲撃だ。
4回も襲撃作戦は成功だったよ。
リサの【瞬間移動】はめちゃくちゃ便利だぜ。
ロックやライムを数珠つなぎのように繋がっていれば、一緒に瞬間移動出来るなんて・・・
「ユウ!大変よ。あれってドラゴンじゃーーないの」
俺は、そこで驚愕してしまった。
黒いドラゴン2体が飛行物を守るように飛んでいたからだ。
帝国の奴ら本気モードになったらしいぞ。
2人と8体の仲間で勝てるだろうか・・・ちょっと心配に・・・
「リサ、全ての仲間を呼んで来てくれ」
「分かったわ」
一瞬でリサは消えていたよ。
『親分、見つかったみたいだよ。おいらのロック砲を撃つからね』
ロックの頭上に巨大な石ができ始める。
その石が猛回転して「バキュー」と撃ちだされたぞ。
驚愕するドラゴンは、右にかわそうとしたぞ。
しかし、ロックの意思によって右に修正。そのまま命中。
ドラゴンの羽に大きな穴が・・・
あの羽で飛んでる訳ではないが、きりもみ状態で落下。
あ、もう1体のドラゴンがブレス準備をしてるぞ。
俺の魔眼に掛かればお見通しだ。
「ライム、水球をドラゴンの口に放て」
『ライ・・ム』
もの凄い勢いで巨大な水球が出来で飛んでいったぞ。
ライムの水球は早くて威力もバツグンだ。
案の定、ドラゴンの口で水蒸気爆発だ。
水蒸気で視界はゼロ。
俺らは移動しながらロックに言い放つ。
「ロック、俺のリンクして赤黒い魔力にロック砲を撃て!」
『わかった』
うっすらと見える赤黒い魔力に猛回転した巨大な石が命中。
「やったぞ!ロック」
そんな時だ。最初に傷ついたドラゴンが襲って来たぞ。
俺はとっさにジャンプして避けた。
俺がいた場所に、ドラゴンの頭が噛み付く瞬間だった。
そのドラゴンの眼に、手に持った剣を力一杯投げつける。
眼に命中した瞬間に「ギャーオオーー」と鳴き叫ぶ。
最近習得した雷魔法を発動。
空間から
ドラゴンの頭部から全身に「バチバチバチバチ、バチ」と電流が流れたのも一瞬だ。
ドラゴンは、「ドサッ」と力が抜けたように倒れ込んだぞ。
「やったぞーー!」
俺はドラゴンを倒したんだ。
あ、又も表示が現れたぞ!
【ドラゴン魔法習得】
あああ!一気にドラゴン魔法の知識が脳に入ってくる。
「ガヤーーーー!!」と雄叫びが聞こえるぞ。
その声は聞き覚えがある。
振向くとロックが光るリングに何度も当たっていた。
頑丈なロックが傷ついてるぞ。
あの飛行物体から遠距離攻撃だった。
死体となったドラゴンに向かって急いでを召喚。
黒い煙がたちこめながら、ムクリッと黒いドラゴンが立ちあがったぞ。
『ご主人さま、なんなりと命令を』
「あの飛行物体を破壊して来い」
『わかり申した』
完治した羽をはばたいて飛んで行ったぞ。
今度はドラゴンに攻撃を切り替えたぞ。
しかし、その攻撃は弾かれてる。
ドラゴン結界だ。
ドラゴンブレスが飛行物体に命中。
バランスを崩しながら燃え出す飛行物体。
あ!落下するぞ。
ああ、横転しながら地面へ激突。
なおも燃えながら突然に大爆発が起きたぞ。
ゲートから離れた位置でゲートには被害がでてなかった。
もう1体のドラゴンを見た。
ライムらによって弱ったドラゴンを発見。
「俺が仕留めるから殺すなーー」
『ララ・・・』
右足が溶かされ腹は裂けていたが、まだ生きてる。
そんな裂けた部分に雷魔法を発動。
空間から光が「バリバリバリ」とドラゴンに流れ込む。
あ、焼き焦げる臭いが・・・「ギャーーァ」とドラゴンの
あれ!1体目の雷魔法より威力が増してるぞ。
ドラゴン魔法の効果か・・・
ああ、そうだ・・・召喚だ。
完全回復したドラゴンが起き上がったぞ。
『ご主人さま、なんなりと命令を・・・』
そんな時だ。
「ユウ!逃げて」
あ!戻って来たリサ達だ。
ドラゴンに向かって攻撃をしようとしてるぞ。
「攻撃は中止だ!このドラゴンは召喚したドラゴンだ!」
「え!そうなの・・・ゲート近くに居るドラゴンも味方なの・・・」
「ああ、あれも味方だ・・・それにしても来るのが遅いぞ」
「仕方なかったのよ。コボルトの襲撃があったの・・・それも大群だったわ」
「そうなんだ」
「赤いコボルトから魔石を発見したわ」
「レアなコボルトみたいだな」
「そうよ・・・めっぽう強かったわ。協力し合ってなんとか倒したのよ」
「あそこに光る物があるわよ」
「そこは、ドラゴンを仕留めた場所だぞ・・・そうか、ドラゴン魔法の無限収納だ。ドラゴンが死んだことで収納した物が現れたんだな」
「なに!そのチートは・・・」
「見て見て、金貨があるわ。これって魔法の指輪かしら・・・指にはめた途端に力がみなぎってくる」
力の指輪 力が倍増する
魔力の指輪 魔力が増える
防御の指輪 防御力が上がる
帝国金貨10387枚
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