空気

息を吐き出す







空気にまじる






貴方の息に生まれたい






微細の粒は






風に舞う









桃色 藤色 お空色









ときには紅(くれない)








微細は色かえ風に舞う









風にあおられゆらりと揺れて









貴方の体に入りたい











そうして1つになって










また吐かれ








ゆらりゆらりと風に舞う









刹那に交わり刹那に別れ









永久の孤独を味わいながら











いつかまた







帰りたいのと身を焦がす






あなたに帰りたいのと身を焦がす










やがてのやがてに 奇跡が起これば







いつかのいつかに 奇跡があれば













私は貴方と ひとつになれる








鰯雲たなびく秋の日は   5列向こうを恋しく想う

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