第9話 見慣れない街と人種4 (アーッ♂)
サラが連れて来たガチムチでヤ⚪︎ザみたいな風貌の男がまさか出てくるとは思わなかった由紀は内心ビビり散らかしていたのだ。
由紀(ヤベェ...来るとこ間違えたんじゃないか?なんか、任侠映画に出て来そうな人が出てくる人がとは思わないじゃん...ミスとかしたらエンコ詰められそうなんだけど....)
そう、由紀は今の今まででこんな強面との接触をした機会が無いため免疫がないのだ。
ビビり散らかしてる最中にギルド長が喋り出した。
ギルド長「おい、姉ちゃんうちに入るってのは本当か?生半可な気持ちで入られたら迷惑なんだが。」
ギルド長は由紀をまじまじと観察しながらドスの効いた声で喋りかけた。
由紀「ヒッ...は...はい。ちゃんと頑張ります。」
由紀(勢いで頑張りますとは言ったけど何をだ?)
サラ「もうギルド長圧をかけ過ぎですよぅ」
ギルド長「すまんつい...圧をかけ過ぎたテヘペロ?」
・・・・・その場の空気が凍りつきかなり気まずい雰囲気になり沈黙を続けていたが、空気を読めなかったのであろう野郎3人が寄って来たのだ。
モブA「なぁ姉ちゃん偉く別嬪さんやな、用が済んだんならさぁこれからええ事しに行こうやぐへへ」
何やらいやらしく気持ち悪い笑みを浮かべ声をかけて来たのだ。
取り巻きらしきB.Cからもいやらしい目線を感じながらいると強引に連れて行かれそうになるが抵抗した。
由紀「すいませんがそう言った事に興味がないので....」
モブA「はぁ?男を誘惑する様な格好をしてて何が興味がないだ。ゴタゴタ言ってないで行くぞー」
由紀の手首を掴み、取り巻き達は肩等に手をかけ逃げにくい状況にして連れて行こうとしているが由紀は空いている左手でモブAの顔を軽く小突いたのだ。
すると呆気なく気を失い泡を吹きながらぶっ倒れたのだ。
取り巻き達は固まっていたのだ。相手が女性で非力だと舐め腐っていた為かこうなるとは思っていなかったのだ。
取り巻きB「テ...テメェよくもやってくれたな」
と凄み始めた所でギルド長が何やらとある人物を見つけて声をかけてたのだ。
ギルド長「おーい、スワンパーティよ。ちょっと、こいつらに指導してくれや。そこの部屋使っていいからさ。」
5人程ずらずら集まって来たのだが、何やら男性パーティらしいのだが衣装が派手なのだ。美形男性もいる。
ただ1名がスワン衣装で股間の所から白いスワンの首が生えている...
スワン衣装「あらぁ旦那こいつら指導しちゃっていいのねぇ」
オネェかつネッチョリした喋り方をしているが多分腐女子が多分歓喜しそうな感じだ。
衣装を除いて。
ギルド長「あぁ、気が済むまでやっていいぞ。」
スワン衣装「りょ〜か〜い。よし野朗どもこいつらを連れて行くわよ!!」
スワン衣装はモブAの首根っこを掴み、取り巻き達は残りの4人に取り押さえられて部屋へと連れ込まれていったのだ。
そして少しして叫び声が聞こえて来た。
モブA&取り巻き「アッーーーーーー♂」
ギルド長「姉ちゃん合格。サラよ、ドックタグと冒険者証を発行してやってくれ。」
ギルド長はスタスタとどこかへと向かっていったのであった
サラ「はぁい、わかりましたぁ。」
由紀は置いてきぼりを喰らいながら固まっているといつの間にか用意されていたのだ。
サラ「じゃあ、ユキさんドックタグと冒険者証をどうぞ。ドックタグは必ず目につくところへ装着してくださいね〜。門の通行時に楽々パスできるので。」
由紀はサラの声掛けで我に返り差し出されたものを受け取ったのであった。
由紀「あっ、はい。分かりました、所でさっき達の人達はどういった指導を?」
サラ「多分ケ⚪︎穴確定したです。何かに目覚めるカモですね」ニヤリとしながら返事をした。
由紀は何となく察してそれ以上は何も言わなかったのだ。
サラ「そうだ、このギルドは宿舎と食事処、浴場があるんですが、どうですか?宿などを手配されてないのであれば、ご利用されますか?1ヶ月金貨二枚です。」
由紀に衝撃が走ったのだ。なんと前世界にあったあの浴場が・・・と。
しかも食事処と宿舎があると。そして食いつき気味に喋り出した。
由紀「利用します!!是非!!」
由紀はフンスフンスと興奮気味に返事をしたのだ。
サラ「では104号室をご利用ください。タオル等のセットがございますので浴場へと持ち込んでくださいな。タオル等は浴場で回収、翌日部屋に持っていきますのでご安心を。食事処は昼は24時間開いてますので。」
由紀は金貨二枚を渡し、鍵を受け取り礼をいい早速部屋へとむかうのであった。
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第9話 完
次の話は、男性にとってややムフフな感じになるかもです。
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