第2話目覚めたら知らない世界と身体 2
男2人の死亡確認をした後、山田由紀は人の命を奪ってしまった事をかなり悔んだ。
由紀「いくら自分の身を守る為に反抗したとはいえまさかここまで筋力があったなんて知らなかった.,....」
元彼はまだこちらの世界に来て間もないし、この身体の事もまだまだ知らない為加減等ができるはずもなかったのであった。
しかし元彼は、ふと思った事があるのだ。
この森林地帯も含めて、何故自分自身の身体が女性の身体になっている原因がいまいち分からないのだ。
しばらくて元彼は、身体等をもう一度確認してみた。髪はしっかりツヤツヤの腰辺りまで伸びている、健康的な小麦色の肌、ロケットかつブルルンなおっ⚪︎い、細いがしっかりとしたウエスト、安産型のプリプリなお尻、しなやかかつ筋肉質な足、細いが女性らしい腕や手だった。
身体は分かったが、顔はどうなってるんだろうかと思い近くに確認出来るものは無いだろうかと見渡した。
近くに水たまりがあったので近寄り覗き込む。
するとそこにはクール系ではあるがやや落ち着きのあるお姉さんの顔が映り込んだ。
瞳は黒く右目の所には泣きぼくろがあり、右のおでこから控えめの角らしき物が生えているてはないか。ただ年齢は分かりづらい...多分18歳から20歳くらいの見当しかつかなかった。
そして自分は人間の男ではなくなった事を知ってしまったが、よくよく思い出したらこちら側に来る前にボソッと言った事を思い出した。
由紀「......おぉああああああ、まじかぁ!?まさか、あのボソッと何気なく言った事がこうなったのか!」
彼女は水たまりに映る顔を見つつそう発言してニカっとしたのだ。
うん、別嬪だ、ありがたや ありがたやと思ったがぺたんと座り悩んだ。
由紀(まぁついさっき起きた事や現状は分かったが、これからどうする?一応服らしき物は着てるが、食べ物もないしお金もない。水はまぁまだ喉が乾いてないのでいいとして...)
そう彼女は、落ち着きを取り戻した為これからどう生きていくか考えなければならない。
先程の男2人は何か持ってなかったか近辺を探し出した。
そうすると男の衣服と外套と靴、バックパックらしき物があった。
バックパックにはこの世界の通貨らしい物(金貨3枚と銀貨10枚程)、そこそこの水筒と食料と調味料らしき物とちょっとした調理器具、地図らしき物があった。
由紀「ん〜ちょっと追い剥ぎしてみてるみたいでいい気はしないが、生きていく為仕方ない。外套とバックパックを拝借するか」
生きて行くためには、仕方ないと思い拝借しまずはお腹を満たそうと思い調理をしだした。
小ぶりのフライパンがあり、比較的食べれそうな肉とちょっとした野菜らしき物と調味料がある為、野菜炒めもどきを作る事にしたが火がない....
由紀は調理に使えそうな火がが無いことを失念していたのであった。
そして周りを見渡し乾燥してて薪にできそうな物を集めたのはいいが、前世界のようにお手軽に火がつけれる物が無い為悩んだ....。
束の間悩んだ彼女は、閃いた。
由紀「待てよ、この世界って魔法ってあるんだろうか?」
前世界で仕事の休みの日にちらっとみた事がある、有名な異世界物のアニメを観た事があったのだ。そして彼女は火種となりそうな魔法をイメージをして言葉を発した。
由紀「着火」
ポッと人差し指の先にライターの火ぐらいの火が出て来たので薪にできそうな物に火を着けて少しだけ息を吹きかけてみた。
すると少しづつではあるが火が大きくなって来て全体的に火が回り始めた。
そして落ち着いた頃を見計らい、フライパンを温め肉と野菜らしき物を炒め出し調理を始めた。
そして調味料らしいのをぱっばっとかけて完成したので食べ始めた。
由紀「ん〜ちょっと肉が獣臭い....」
肉がちょっと獣臭かったのだ。多分処理が甘かったのか、痛み始めてたのかもしれない。
まぁそこは仕方ない、拝借した物なのだからと諦め食べ終えたのであった。
そして近くにあった水たまりにてササっと洗い流してバックパックしまい、周りを見回したが日が大分傾いてるようだ。
薪らしい物をある程度集めてちょいちょい足しながらゆっくりてたら気が付いたら、横になって寝てしまったようだ。
そして、早朝に目が覚めた。
ゆったりと起き上がり、しょぼしょぼしながら眼を開けてあくびをした。
少しの間、ボ〜ッした後彼女はゴソゴソと外套とバックパックを装着してトボトボと歩き出した。
少し歩いたとこに綺麗で穏やかな少し深めの沢を見つけたので、まずは喉を潤し水筒を綺麗にして沢の水をしっかり淹れてバックパックにしまいちょっと考えた。
由紀「そういやこの身体って風呂とかに入ってない気がする。ん〜ちょっと沢の水冷たそうだけど、こ綺麗にするか。」
周りを確認して比較的安全かつ、周りから見辛そうな窪みを見つけてバックパックを置き外套や服等を脱ぎ、スッポンポンになり少しづつ沢に入りサササッと頭髪や身体を綺麗にして服や下着、外套を綺麗に洗って窪みに歩いて行った。
由紀「いや...ちょっと寒いな。そうだ、昨日集めてた薪らしいのに火をつけよう。」
薪に火を着けて暖を取り始めて、ゆったりしながらボ〜ッとしながら下を見てしまったのだ。
そういや、自分の息子が無くなって女性の物になったのか気になり確認をした。
うん、ツルツルで女性の物となってました。
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第2話 完
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