第26話 状況一変

サキが運ばれそうになった瞬間にカイは仕掛けた。

自動追尾電気ショックを投げた。

青年達「あうぅぅぅぅ...ビリビリ」

5人はビリビリして動けなくなった。

カイ「リンさん何が目的だ」

リンは凄く驚いた表情をした。

しかし、手元に包丁を持って刺しにきた。

リン「アアア!!!」

カイは軽々と避けた。

2度目の攻撃でナイフを弾き腕を抑えた。

リン「モウ、ツカマッテクダサイ!!」

カイ「だからなぜ!!こんな事をする!!言わないと腕を折るぞ!!」

リンは泣きながら事情を話した。


カイ「つまり、アーダム財団に家族を捕らわれて俺らと交換で捕まえに来たのか」

リン「ソウナノ、ホカノヒトモオナジデス...」

リンは続けて「タマタマインドニ、シゴトヲシテイテ、アメリカニイルカゾクヲトラワレタノ」

カイ「なるほど事情はわかった。他の人も似たようなものか」

カイは5人の青年を縛り付けた。

カイ「でもリンさん。よく聞いて...君の家族は助からない」

リン「ナゼデスカ?」

カイ「Because they've been brainwashed.(君の家族は洗脳されている)」

リンは悲しそうに泣いた。


リン「ワカッテイタノ、セカイガコンランシテイタカラ...」

カイ「なら僕らを奴らに引き渡しても状況は変わらない。We could be your saviors. We could help you.(僕たちはあなたの救世主になれるかもしれない。僕たちがあなたを助けることができる。)」

リンは泣き崩れた。

リン「help me...(私を助けて)」

カイは頷いた。

カイは気持ちを切り替えて青年達を僕たちに使う縄で縛った。

リンとカイで1人づつ起こしていった。

アリ「んん、ここは...あれ俺たちどうして...」

カイ「良かった、起きてくれて。死んでたら困る」

アリ「なわけねーだろ、あれ他の仲間は?」

リョー「んん、朝か...なんだか眩しいな」

サキ「ふぁーーー、なんか良く眠れた...」

カイ「お前らのんきでいいな」


サキ「ん?なんかいった?」

カイ「いや、なんでもない。それより早く支度して車だすぞ」

3人がのそのそっと起きた。

アリ「うお、なんだこいつら」

カイ「お前らが眠らされている間に襲われたのよ」

アリ「なんで?」

カイは右手の👍の形にしてリンの方向に指さした。

リン「so sorry....(本当にごめんなさい)」

アリ「まあ、なんとなく事情は分かってたけど俺が眠らされるとはな」

カイ「俺が中和剤飲まなかったら全滅だよ」

アリ「まじ助かった」

リョー「んあーーーー、もう朝か?」

カイとアリは笑顔で「朝だよ、おはよう」


5人は民家の家にあったSUVに乗り換えた。

カイ「本当にいいのかい、リンさん」

リン「ハイ、カレラトノッテキマシタガ、no problemデスヨ」

サキ「すごい助かるわ、こんなむさい男たちと狭い車に居たんだもん。体がもたないよ」

アリ「よくいうぜ...」

リョー「広くて快適だ!!それに女の子が増えて華やかになってきたな!」

サキ「黙ってなさいゴリラ、私一人で元々足りてたでしょう」

男達3人は首を左右に振りまくった。

サキの眉間に血管が浮き上がった。

リン「ニギヤカデ、タノシイデスネ」

アリ「そうだね、それよりこの車盗聴とか大丈夫なの?」

カイ「電子機器を調べたけどそれらしいものがなかった」

アリ「それでも安心できないね」

カイ「後はつけられてるだろうね。今に始まったことじゃないけど」

リョー「とにかくその王国にむかおうぜ!!!そこでカイ君が秘密兵器作れば万事解決ってな!!がははははっ!」


一向は賑やかに王国ブータンを目指した。





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