第22話 それでも立ち上がる

アリ「まぁ、色々あったけどとりあえず一晩は過ごせそうだ!」

リョー「そうだな!!お、ついでにお酒も取ってきたからついでにどうだ?飲むか?」

アリ「のむのむ、お二人は?」

カイとサキ「....」

アリ「じゃあ、二人で飲もうか」

リョー「そやなー(寂しそうな表情)」


4人は別々に別れた。

地下室は割りと広く部屋が複数の部屋があった。

アリとリョーはポツンと1つ置かれている作業台を囲みながらお酒を交わした。

おつまみは「ちょこあふれ」だけだ。

お酒はリョーさんの好きなハイボールとウィスキーが5缶づつ。

リョー「よっしゃ!!のむぞ!のむぞ!」

アリ「おうよ!!」

二人は大いに盛り上がりお酒も進んだ。


すると寂しそうに背後からカイが現れた。

カイ「あの...混ざってもいいっすか...」

リョー「おう、いいってことよ!!さ、一杯!」

カイはハイボールをぐいっと喉奥に流し込んだ。

カイ「ん、旨い。パクパク」

カイはちょこあふれをつまみにつまんだ。

アリ「お酒とチョコ合いますね!!美味しいです!」

3人は次第に打ち解け仲良くなった。


するとまた背後から寂しそうに人影がポツリと立っていた。

サキ「あまりにも騒がしいから来てやったわ」

リョー「おう、きていいぞ!だがしかし、先にカイに謝ってからだぞ。言い過ぎだ」

サキ「う、カイさん。ごめんなさい」

カイ「うん、いいよ。でもこちらこそ僕のせいでごめんなさい。大切なご家族、必ず戻して見せるからそれまで待っててくれる?」

サキ「わかったわよ、でも無茶するんじゃないよ」


サキも加わり4人はお酒を呑み尽くした。

リョー「ぷはぁーー、旨かったな!また調達して今度また呑もうや」

アリ「いいね、また呑もう」

カイ「今日はありがとう、お酒美味しかったです」

リョー「なーにお安い御用よ、そんなかしこまらんでも俺ら仲間やろ。これから困難も待ち受けることだ、ここいらでお互いの信頼を高めようや」

サキ「たった、1日でどうやって?まだ信用はしていないから」


リョー「まぁ、あれだけの事があっても生き延びた。それだけでも俺はお前らを信用してる」

サキ「あっそ、勝手にすれば」

アリとカイは険しい表情をした。

リョー「まぁ、ゆっくり打ち解けようや。そや、次はどうするんだカイさん」

カイ「んー、めぼしはついてない。でもここから離れるに越したことはないさ。とにかく安心安全の研究ができる施設に行きたい」

アリ「まぁ、ここでも道具とか電気あればできるけど正直食料とか安全を考えるとってなるとね」


リョー「なるほどな、ここはインドだからここから近くて安全な場所は...」



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