第17話 辺境の地

カイとアリ「えええ!?ここ!!」

アキト「そう、ここは静かに暮らすには快適すぎるところ!!青ヶ島!」

カイ「青ヶ島!じゃないよ!アホ!こんな辺境の地でどうするってんだ!!」

アキト「まぁ、安心してくれ。親父の別荘もあるしなんせ船も何台かある。ここに一旦避難しとけば危険は少ないと思うけど」


アリ「たしかに、言われてみれば安全といえば安全。しかし情報源が限られる...」

アキト「そこも考えたんだけど、僕が漁業でも配送業者でも一旦なって情報を集めるよ。君ら二人にバックアップをしてもらって、ついでに君らが作る部品なんかも入手に努める」

カイ「しかし、危険だからな。一人じゃ危ない。一旦とりあえず簡易武器とか必要なものを揃えてから君を送り出そうか」


アキト「ぼくもなにか役立つことをしたいんだ。家族をあんなのにした奴らを許さない」

アリ「その気持ち結構大切だぜ、期待してるよアキト君。俺は君を安全に送り出す」

三人は意気投合した。


そして、アキトに案内をされて大きい別荘にたどり着いた。

カイ「結構凄いんだな」

アキト「まぁ土地も安かったし親父もかなり稼いでたらしいから」

カイ「ふーん、いかしてるじゃん」

アリ「親父さん、すごいなー。しかも船もあるんでしょー?さすがだなー」

アキト「だろ、毎年遊びに行くのが楽しみだったけど...」


カイ「絶対救ってみせるよ、君も君のお父さんも」




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