第13話 これからの地獄
アリ「はぁはぁ、やっとついた」
カイ「ここは、このちっさいプレハブは」
アリ「ここ?ここは秘密の部屋って奴だな」
周辺は港があり、至るところに使われてないコンテナやプレハブがあった。
アリ「ここなら大丈夫だ。しばらく休もう」
カイ「全くだ、てかニュースみないと」
アリ「特に変わった様子はないが俺の寮が火事になってることでニュースが流れてる」
カイ「異変はそれだけか?もっと占領されてるかと思ったけど」
アリ「まだ、ほんの一部だろうな。俺たちであれを止めないと」
二人は疲れはて眠りについてしまった。
カイ「ん、今何時だ?」
時間は深夜3時であった。
カイ「アリ、起きろ。飯食べたい」
アリ「んん、ああ。そうだな、近くにコンビニがあるから買ってきてくれ」
カイ「わかった、これ見張ってろよ」
アリ「りょーかい」
カイはコンビニに向かった。
街中は至って普通だった。
ウィーン(自動ドア)
店員「らっしゃっせ〜」
カイは店内を見渡した。
至って普通なことに安心した。
カイはサラダチキンや手巻き寿司、さらに弁当数個やさらにさらにカップ麺をいくつかかごに入れた。
店員に差し出すとちょっとめんどくさそうな顔をした。
店員「お会計が5800円になります」
カイ「クレジットで」
店員「まいどありー」
やたら態度が悪い店員に腹がたつがそんなの気にしている暇がなかった。
街中を出て港に戻った。
カイ「アリ買ってきたぞ」
アリ「お、ありがとう。ちょっとニュース見てみろ」
カイ「ん、暴動?これは世界各地でか?」
アリ「ああ、中国を始めとする暴動が起きてる。どうやら中国でのチップ導入を問題視する人が増えたらしい」
カイ「こんなに急速にか?かなりヤバいぞ」
アリ「そうだな、そのチップを埋め込まれた者はあるで自分の意志がないように動くと記事にある。電脳の世界に行ける代わりに失うものは大きすぎるな」
カイ「自分の人生売ってまでそんなことしたくないよ」
アリ「問題なのが一般の人が手に入りやすいこと。あの開発に少なくとも100億はかかっている。移植するのに1000万は普通かかるがそれを5万で手に入れやすいのが疑問だ」
カイ「どうやって開発したか気になるな、それも人類を呑み込むほどの数があるとは...あいつただの財団じゃないぜ。これは世界を巻き込んだテロだ」
アリ「重要なのは俺達は必ず生き残って止めなきゃならない。じゃないと地獄の始まりだ、こいつは」
カイ「ここでゆっくりしてる暇は無さそうだぜ...」
外が途端に騒がしくなった。
操られた人違「この付近に異端者がいると情報が入ったぞ!探しだせ!!目撃があったコンビニの近くを入念に探索しろ!!」
カイ「まずいぞ、さっきのコンビニ店員!?あいつもチップ入れてやがったな...」
アリ「飯は...ざっと一週間分か、それまでバレないように過ごして隙をみてづらかるぞ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます