オモシロ逆翻訳で楽しむ名作文学

☆『注文の多い料理店』を逆翻訳したら紳士が強すぎた

原文

　二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いいながら、あるいておりました。

「ぜんたい、ここらの山は怪しからんね。鳥も獣も一疋も居やがらん。なんでも構わないから、早くタンタアーンと、やって見たいもんだなあ。」

「鹿しかの黄いろな横っ腹なんぞに、二三発お見舞みまいもうしたら、ずいぶん痛快だろうねえ。くるくるまわって、それからどたっと倒たおれるだろうねえ。」

　それはだいぶの山奥でした。案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。

　それに、あんまり山が物凄いので、その白熊のような犬が、二疋いっしょにめまいを起こして、しばらく吠なって、それから泡を吐いて死んでしまいました。

「じつにぼくは、二千四百円の損害だ」と一人の紳士が、その犬の眼ぶたを、ちょっとかえしてみて言いました。

「ぼくは二千八百円の損害だ。」と、もひとりが、くやしそうに、あたまをまげて言いました。

五か国語翻訳（韓国語、英語、ドイツ語、ウクライナ語、シンド語）

二人の若い紳士がイギリス軍を殺し、ひげを剃り、二頭のホッキョクグマを罠にかけ、多くの山々の木の葉と優しい親類だった、そんなことを言うのはいいが、彼らはそこにいた。

「ゼンタイ、ここの山は苦しくないよ。 そこには鳥も動物も日も住んでいません。

「23ラウンドで鹿の黄色い枝を称えるのはとても爽快です。

結構な山がありました。 先導していたプロの撮影者は少し疲れて山奥に入ってしまったのでどこかへ行ってしまいました。

さらに、山があまりにも大きかったため、シロクマのような犬は完全にめまいを起こし、しばらく吠えた後、嘔吐して死亡しました。

「実際には、2,400円の損失です」と、ある紳士は犬のまつげをわずかに見つめながら言った。

「2,800円の損失です」と、ある男性は温かくしつこく言いました。

若い紳士が強すぎる。温かくしつこく言うとは？

さらに翻訳していきましょう。

十か国翻訳（ハワイ語、中国語、アラビア語、スペイン語、ミャンマー語）

二人の若者が英国人を殺し、そのひげを剃り、山の葉をたくさん積んだ滑らかな従兄弟である二頭のホッキョクグマを抱きしめた。

「シャンタイさん、 これらの山は難しくありません。 鳥 獣はいない、 太陽はありません。

「鹿の角を23回も抜くのは楽しかったです。

山はほとんどありません。 グループを率いるプロの写真家は歩き疲れたので、山へ行き、場所を変えました。

山が大きいため、シロクマのような犬でも、しばらくのたうち回って嘔吐して死ぬほど醜いでしょう。

「もう2,400円も損してしまいました」と犬の目をした男性が言った。

「2,800円足りないよ」男性は冷静かつ執拗に言いました。

原文よりだいぶ行数が減ってきました。山の葉をたくさん積んだ滑らかな従兄弟である二頭のホッキョクグマってどういうこと？　鹿の角抜き過ぎだろ。

十五か国語翻訳（タイ語、ヒンディー語、ロシア語、ラテン語、フランス語）

2人の若い英国人が殺され、2頭の毛を剃ったホッキョクグマが引き取られ、いとこたちが世話され、木の葉が積まれました。

「シャンタイさん、この山々は素朴で、鳥も動物も太陽もありません。

「23回は鹿の角の除去に焦点が当てられました。

山がたくさんあります。 プロの写真家はグループの先頭で歩くのに疲れて山に入っていった。

その山はあまりにも大きいので、シロクマのような犬でも、一瞬パニックになって吐き出して死んでしまうほど醜いのです。

「私はすでに1400個を失ってしまった」と片目の犬は言いました。

「日本の硬貨が2,800枚足りない」と彼は冷静かつ力強く言った。

結果　もはや紳士がいなくなった。鉄砲も消えた。残ったのは白熊のような犬だけでした。