60 共闘

 翌朝,青龍は洋花のいる道場に向かった。青龍としては,もう洋花のところに行くつもりはなかった。しかし,霊体の和輝が,どうしても,また洋花を抱きたいと言っているし,それに,夜には,モモカたちをこの道場に招き入れる必要もある。

 

 青龍の好みの体型なら何度でも抱いてもいい。そこで,洋花を自分の好きな体型に改造することにした。


 道場に着いて昨晩持ち出した鍵で道場に入り,洋花の部屋に入った。洋花は,目覚めていたものの,まだベッドで横になっていた。

 

 青龍「独り寝は,寂しかったな?」

 洋花「いいえ,今し方,起きたばっかりよ。グッスリ寝れたわ」


 青龍は,着ていた服を脱いで全裸になって,洋花の隣に潜り込んだ。そして,彼女にキスをして,冷たい手で暖かい彼女のAカップのおっぱいを揉んだ。


 洋花は,青龍の冷たい唇や,青龍の冷たい手をそのまま受け入れた。そして,そのまま彼の逸物を受け入れて中出しされた。


 今の洋花は青龍の性奴隷だ。洋花にとっては,青龍と性行為をすることで,青龍の気を鋭敏に感じることができる。性行為をするたびに,気をますます強く感じるような感覚を覚えた。


 青龍「洋花,俺は巨乳が好きだ。巨乳になってくれ」

 洋花「どうすればいいの?」

 青龍「おっぱいや乳首を虐待する。それを強制的に回復させることで大きくなる」

 洋花「青龍,わたし,もう青龍のものよ。青龍のためなら,なんでもするわ。青龍,もちろん結婚してくれるんでしょう?」

 青龍「もちろんだ。だから,俺の言うことを聞きなさい」

 洋花「はい」


 洋花は青龍の言う通りにした。青龍はおっぱいを傷つける手頃な道具を探した。台所でタワシを見つけた。


 タンタンタンーーー(タワシでおっぱいを打ち付ける音) 


 青龍は,洋花のおっぱいと乳首を打つように傷つけた。洋花は,双修によって体全体が鋭敏になっていた。どのような刺激に対しても,快楽的な刺激になっていた。おっぱい全体が真っ赤に変化して,血が滲み出て来た。


 青龍は変態趣味はないと思っていた。でも,虐待行為が意外にも楽しいことに気がついた。それに,このような虐待的なことを洋花にしても,洋花はぜんぜん拒否しない。いくらでも虐待できる。どうせなら,おっぱいからの血を吸ってやろうと思った。


 青龍は,真っ赤になったおっぱいをガブリを噛みついた。Aカップのそれは,さほど噛むほどの脂肪はない。それよりも,血を出させて,それを吸っていった。


 彼は,洋花が貧血を引き起こすぎりぎりの1リットルほどの血を吸った。そして,そこから,回復魔法に必要な魔力を生成した。


 青龍は,洋花のおっぱいに回復魔法をかけた。30分後,彼女のおっぱいは,片方で0.5kgほどの重さになるEカップに変化した。


 だが,1リットルも血を吸われた洋花は,もう少しで貧血で失神しそうになった。青龍は,洋花に牛乳を大量に飲ませて,さらに,少しだけ,体全体に回復魔法をかけてあげた。


 青龍「洋花,体調はどうだ?」

 洋花「めまいが治まりました。少し体が楽になった感じがします」

 青龍「それはよかった。数時間もすれば,元にもどると思う」


 青龍は,Eカップになったおっぱいを優しく揉んだ。今の洋花は,全身,性感帯だ。


 洋花「また,したくなりました。青龍,抱いてください」

 青龍「じゃあ,口であそこをたたせてくれ」

 洋花「はい」


 洋花は,自分の口で青龍の萎えた男性自身を口に含んだり,舐めたりして,その部分に刺激を与えた。


 その時だった。


 ガラガラ(洋花のドアが開く音)


 ドアが開く音がしたので,青龍と洋花は,ドアの方を見た。そこには,手提げ袋を持っている女性が立っていた。洋花の母親だ。


 母親「洋花!! 何をしているんですか?!!」

 洋花「お母さん!部屋に入る時は,ドアをノックしてください! わたし,もう大人です!」

 母親「何が大人よ! まだ13歳でしょ!それに,そこのボク! さっさと洋花から離れなさい!」

 

 『ボク』と呼ばれた青龍は,洋花から離れた。母親は,洋花の顔を往復ビンタした。


 母親「洋花,これはどういうことなの? 説明しなさい!」


 そう言われた洋花は,打たれた頬に手を当てて,毛布で胸を隠した。


 洋花「お母さん,わたし,彼,青龍と結婚する約束をしました。わたしの身も心も青龍のものです。昨日から何度もエッチしました。ちょうど排卵日に当たっています。たぶん,妊娠したと思います」


 この言葉に,母親はますます激情して,洋花の頬を気が変になるほどに叩いた。


 見るに見かねて,青龍は,母親の後頭部を強打して気絶させてベッドに寝かせた。一度,冷静になってもらうためだ。青龍は,洋花にすまなさそうにした。


 青龍「洋花,ごめん。母親の激怒をかってしまった」

 洋花「いずれバレることよ。返ってよかったかもしれない」

 青龍「どうせなら,母親から血を吸ってもいいか?」

 洋花「死なないなら,別にいいわよ」

 青龍「洋花のおっぱいを大きくするためだ。了解してくれ」


 青龍は,母親の手首をナイフで切って,そこから血を1リットルほど飲んだ。そして,その部分を止血した。青龍は,本棚に飾ってある生け花を見た。そこには剣山がある。青龍はニヤっとした。タワシでは今一気分が出ないからだ。


 青龍は,生け花を取り除いて水盤から剣山を取り出した。


 青龍「洋花,この剣山でお前のおっぱいをしばく」


 洋花は,すでに青龍の性奴隷だ。肉便器だ。


 洋花「どうぞ,ご主人さま,お望みのままに」

 青龍「では,剣山でおっぱいを傷つける」


 ザクザクザクザク


 剣山の無数の針が洋花のEカップのおっぱいを突き刺していった。だが,所詮Eカップだ。数回も刺すと,もう限界だった。もっと楽しみたい青龍はちょっとガッカリした。でも,今後の楽しみが増えた。


 その後,回復魔法を発動させて,片方が1kgもの重さになるGカップのおっぱいにした。まだまだ理想には遠いものの,なんとか毎日抱いても飽きない程度になった。次は,ヒップの改善だ。


 青龍は,また,洋花に自分のあそこを口に含ませて舐めさせた。そんなことをしていると,今度は,父親の道蔵が,部屋のドアに立っていた。


 道蔵「洋花!青龍! いったい,これは何だ?!」


 道蔵は,激怒のあまり,拳を青龍に向けてきた。洋花の口の中には,まだ青龍の逸物がやっと半立ち状態になったばかりだ。それに,この体勢では,どうやっても道蔵の厳しい正拳突きを躱すのは無理だ。


 この時,青龍は,ふと昨晩のモモカたちの試合を思い返していた。『そうだ!剣意を展開すればいい!!』


 青龍は,両手を重ねて剣を持った姿勢にして,剣意を発動させた。


 パヒューー!(道蔵の正拳付きの拳が剣意の間合いに入って,減速する音)


 道蔵が,『何?』と驚いている隙に,右手の手刀を繰り出して,彼の顎の下を強打した。


 ダーン!(道蔵が意識を失って倒れる音)


 道蔵がこのような状態になっても,洋花は,青龍の逸物をそのまま舐めたり口に含んだりしていた。どうせ,両親から勘当される身だ。もうどうでもいいと開き直った。いや,そんなことはどうでもいい。すべては青龍のためだ。自分の存在は,すべて青龍のためにある!


 青龍「洋花,父親から血をとってもいいか?」

 洋花「いくらでもどうぞ」


 洋花は,道蔵の生死など,もう気にしていない。青龍は,道蔵から同じく1リットル以上もの血を吸い取って魔力に変えた。そして,洋花のお尻に剣山でグチョグチョにしてから,回復魔法で,ふくよかなお尻に変化させた。その結果,お尻廻りが1メートルにもなってしまった。


 青龍「よし,後は,ゆっくりとおっぱいを巨乳にしていけばいいだけだ。洋花,嬉しいか?」


 洋花は何が嬉しいのかわからない。でも,今の洋花にとって,自分の体の変化で青龍が喜んでくれるなら,どんなに醜くなっても構わない。


 洋花「ご主人さま,とっても嬉しいです。もう,この家にはいられません。ご主人様のところに行っていいでしょうか?」

 青龍「構わないが,1ヶ月ほど我慢してくれ。それと,今晩9時ごろに,3名の客人がここに来る。彼らは,洋花の弟子になりたいと言っている。どうやら『気』を習いたいらしい。気を教えてくれないか?」


 青龍は,モモカたち3名を洋花に押しつけた。


 洋花「それは構いませんが,どうして今晩9時からなのですか?」

 青龍「父親の道蔵師範には,内緒でお願いたい。頼まれてくれるかな?」

 洋花「ご主人様の依頼とあれば,どのようなことでも」

 青龍「では,よろしく頼む。では,いったん,ここを去る。お前の両親が目覚めてはまずいからな」


 青龍は道場を後にした。


 その後,しばらくして,父親と母親が目覚めた。


 道蔵「イテテテ,,,顎を強打されてしまった。 ん? アイツはどこに行った?」

 洋花「お父さん,青龍さんはもう帰りました」


 道蔵は,洋花を見て失望した。


 道蔵「お前は,いったいどうしたというのだ? なんで,青龍にたぶらかされたんだ?」

 洋花「わたし,青龍さんと結婚します!」

 道蔵「アホぬかせ!13歳で結婚できるか!!」

 母親「洋花! 眼を覚ましなさい。あんたは,あのクソガキに騙されているんです!!」

 洋花「すでに,精神的に肉体的に結ばれました。もう,お腹には赤ちゃんがいるかもしれません」


 この言葉に道蔵も母親も言葉を失った。道蔵は,憤りをどこにぶつけていいか分らなかった。だが,,,これは,絶好のいい機会だと思った。


 道蔵「あのガキを殺す!! 洋花,この道場はお前が面倒を見ろ! もう学校に行く必要はない!」

 母親「あなた? どうして急にそうなるのですか?」

 道蔵「あのガキを殺して,逃避行する」

 

 道蔵は,そう言って道場を去った。その実,彼は,内心ニヤッとした。男性は,この網走市からの出入りは自由だ。ただし,男性自身を検問で見せる必要がある。女性が男性に変装するのを見破るためだ。もちろん,道蔵も容易にこの網走市から出れる。


 彼は,『ガキを殺す』ということを口実にして,これ幸いに,隣町で,彼の愛人がいる美幌町に入り浸ることにした。


 そんなことを知らない母親は,ヒステリーになって,洋花に父親を正気に戻しなさいと大声を張り上げたが,洋花としてもどうしようもできない。母親はショックのあまり,また気絶してしまった。


 道場は,平日の9時から午後3時までは,大人の部で,好きな時間に来て,適当に練習するというスタイルをとっている。ただし,午後は,道場生間で試合をして,ランク付けをする時間帯になっている。その時だけ,洋花は師範の代理として道場にいる必要がある。


 今の洋花は,両親のことなどどうでもいい。ただ,父親が『ガキを殺す』と言っていたので,その情報は青龍にラインで流すことにした。 


 洋花『父親が青龍を殺すと言って出ていきました。気をつけて! わたし,この道場を任されてました。もう中学校にもいけません。青龍,わたしをここから救い出して』

 青龍『心配無用だ。気にするな。洋花は俺の言うことを聞いていればいい。父親が道場にいないなら,午後にでも顔を出す。よろしく』


 青龍は,ぜんぜん洋花のことなど気にしていない。所詮,別世界の人間だ。気にするはずもない。だが,霊体の和輝はそうではない。


 和輝『青龍,もし,青龍がいなくなったら,ボク,どうすればいいの? 生活力なんてないし,もし,何人も妊娠してしまったら,責任とれないよ~』

 青龍『心配しても始まらん。最悪,やつらを娼婦にさせればいいだけだ。ヒモ人生もいいもんだぜ』

 和輝『・・・』


 ーーー

 青龍は,その足で中学校の用務員室に顔を出した。


 用身員はカメラを持って,レフ板を使って優美のヌード姿を綺麗に撮影していた。昨日動画撮影した内容のトップページを飾るためのヌード写真だ。


 もっとも,優美のエッチシーンなど価値のある映像ではない。それでも,同じ中学校の生徒や教師なら,お金を出してでも見たいという者好きはいるはずだ。それを期待して,用務員は有料エロサイトを開設し,学校のみんなに紹介して見てもらうという算段を立てた。そのために,優美にお願いしてヌード撮影をお願いした。エロサイトの利益の3割を優美に提供するという約束だ。


 青龍「優美,何をしているんだ?浮気でもするつもりか?」

 優美「エロサイトのトップページを飾るためのヌード写真よ。わたし,決めたの。もう学校辞めるわ。AV女優にだってなる覚悟よ。でも,男優は和輝だけ。これからも和輝と一緒よ」


 青龍は,優美もアホだと思った。素直に人生やり直して,勉学に励めばいいものを。たいして巨乳でもない裸体を曝け出したところで,無料ならいざ知らず,有料で見たいという物好きなどいるはずもない。


 青龍は優美に幻滅した。予定通り,適当に弄んで捨てることにした。


 青龍「優美,撮影はもういいから,美人で巨乳の処女をひとりここに連れて来い」

 優美「え?どうするの?」

 青龍「血を飲むためだ」

 優美「じゃあ,美人とか巨乳は関係なんじゃない?」

 青龍「優美,俺の言うことが聞けないのか? 聞けないのなら,お前を捨てるまでだ。さっさと教室に戻れ! 戻るなら,お前の動画や裸体写真をすべて削除する」


 青龍が,このように言うのも優美のためだ。霊体の和輝が,これ以上青龍と一緒にいると,優美の人生が狂ってしまうと心配したからだ。


 青龍を嫌いになってもらえれば,もとの真面目な生徒に戻れるかもしれない。もともとは,和輝が優美を抱きたいと思ったのがきっかけだった。でも,まさか,優美がAV女優さえも辞さないという覚悟になったとは予想外だ。学歴のない優美にとって,その行き着く先は場末の娼婦稼業しかない。それは,和輝としても望まない。


 優美は,和輝が自分に対して冷たくなったのではないかと思った。なんとか,ここは和輝の愛を取り戻さなくてはならない。もう,優美には後戻りはできない。そう自分に言い聞かせた。ならば,優美の取る態度はひとつ。


 優美「美人で巨乳の処女を連れてきたら,わたしを和輝の傍に置いてくれますか?」


 この言葉に,青龍は『YES』,霊体の和輝は『NO』だ。だが,今は,青龍が和輝の肉体を支配している。


 この時になって,初めて和輝は自分の肉体を青龍に明け渡したことを後悔した。


 青龍「フフフ,優美,いいぞ,いいぞ,その気概やよし。少しは見所がある。では,優美,命令だ!美人で巨乳の処女を連れてきなさい。その働きを見て,優美の今度の処遇を決める」

 

 この言葉は優美にとって嬉しかった。そこで,すぐに自分の教室に向かった。そこでは,授業が行われていたが,その教室のドアのところに,教頭と学年主任の先生がいた。学年主任は,教室に来る優美を発見した。


 学年主任「優美! いったい,どこに行っていたんだ!! 昨日から,お前,おかしいぞ! 今,お前のご両親が来ている!すぐに会議室に来なさい!!」

 優美「ええ??」


 優美は,彼らに捕らえられるようにして,会議室に連れて行かれた。その途中で,優美は携帯のラインで,青龍に『会議室!』とだけ入力して送信した。それしかできなかった。


 だが,そのラインを受けとった青龍は,だいたいのことを理解した。青龍は,霊体の和輝に念話した。


 青龍『お前の正直な気持ちを言いなさい。優美を俺の手元に置いて娼婦にさせるか,両親に返すかの選択だ』

 和輝『おれの正直な気持ちは,いつでも優美を抱ける環境にしたい。でも,優美の将来を考えると,両親に預けのがいいに決まっている』

 青龍『俺が聞いているのは,お前の正直な気持ちだ。将来のことはいらん』


 青龍は,職員室の隣にある会議室のドアをノックした。学級主任が出て来た。


 学級主任「お? 見辺じゃないか? どうしたんだ?」

 青龍「実は,優美さんのご両親に,大事な話があります。どうか,ご両親に会わせていただけますか?」


 学級主任は,振り向いて両親の顔を見た。優美の母親も父親も,別に構わないとのことだったので,青龍を会議室の中に入れた。


 会議室には,優美,その両親,教頭,学級主任の5名がいた。


 青龍「わたし,大事な話をするときは,いつも,お祈りをする習慣があります。それは,ちょっと人に見せるものではありません。申し訳ないのですが,皆さん,10秒間だけ,眼をつぶっていただけますか? お願いします」


 そう言って,青龍は,みんなの前で土下座した。土下座されては,無下に拒否するわけにもいかない。「10秒くらいなら,いいでしょう」ということになって皆が眼をつぶった。


 それを確認して,青龍は,すぐに両親,教頭,学年主任の先生らの後頭部を強打して気絶させた。


 10秒後に優美が眼を開けた。


 優美「あれ?どうして寝ているの?」

 青龍「たぶん,10分後くらいには目覚める。黙ってみていなさい」


 青龍は,両親や先生たちの頭部に両手を当てて,『優美の存在を忘れなさい』と強く念じた。その効果は,さほど強力なものではなく,数日しか効果のないものだ。でも,数日でも充分だ。その作業が終わった後,優美に声をかけた。


 青龍「優美,一緒に来い」

 優美「はい♥」


 青龍と優美は,会議室から出ていった。その途中,1人で廊下を歩いている女性徒を見つけた。彼女は美人も巨乳でもなかった。だが,青龍は,彼女を次のターゲットに選んだ。


 青龍「あっ,ハンカチが落ちていますよ」


 その声に,その女性徒は顔を下向きにした。その刹那,青龍は,彼女の後頭部を強打して気絶させた。彼は優美にも手伝わせて,その女性を用務員室に運んだ。


 青龍は彼女から血を500ml ほど飲んだ。


 優美は青龍が他の女性を愛する行為を黙認した。青龍に,自分だけ愛してと言ったところで,捨てられてしまう可能性がある。今の優美は,何が何でも青龍の傍にいるしかない。


 青龍が次にすることは決まっている。彼女を犯すことだ。用務員は,レフ板を使って鮮明に動画撮影する準備をした。


 用務員「撮影OKです」

 青龍「では始めよう」


 青龍は,彼女の両手両足を縛り,かつ,口に猿ぐつわをした。その後,青龍は彼女の後頭部に回復魔法をかけて,意識を戻させた。


 青龍「目覚めたかな? お嬢さん?」


 彼女は,今どのような状況か理解するのが困難だった。


 青龍「あなたは,わたしに気絶させられて用務員室に連れてこられたんだよ。せいぜい必死に抵抗しなさい」


 彼女が抵抗すれば抵抗するほど,迫力のあるレイプシーンが撮れる。


 今の彼女は,血も抜かれてしまったので,体力が大幅に減っている。大声を出す気力もない。口に猿ぐつわされているので,話すこともできない。


 青龍は,彼女の服を1枚1枚脱がしていった。ブラジャーを外すと,Dカップのふくよかなおっぱいが露わになった。


 青龍「ほほぉ,見かけによらず,いいおっぱいしているね」


 青龍は,そのおっぱいをなんども揉んだり乳首を抓ったりして弄んだ。その行為は和輝のためだ。彼がもっともっと味わいたいとせがむからだ。青龍としても嫌いじゃないので,その行為を楽しんだ。ひとしきり楽しんだ後,彼女の処女を奪った。


 青龍が出演するのはここまでだ。青龍は,優美を連れて学校を去った。後の撮影は,用務員のアレンジに任した。


 AV映像にとって,体つきで,特に魅力のない場合,過激な行為をするしかない。彼女のおっぱいがDカップもあるといっても,AV映像としてはさほど魅力がない。


 そこで,用務員は何本もの針を使って,おっぱい,乳首,陰部に針を何本も刺す行為を行った。用務員は,変装しているので,用務員だとはバレないので大胆に行動できる。


 その行為は,過激極まるもので,虐待を受けた彼女は,あまりの痛さに,途中で失神してしまった。


 撮影が終わった後,用務員は,その少女を自宅に監禁することを思いついた。そこで,彼女を大きな段ボールに入れて,リヤカーで自分の車まで運んで自宅に連れて帰った。用務員は,その後,1ヶ月ほど休暇願いを届け出た。


 自宅に戻らない彼女の両親は,警察に捜索願いを出した。網走市内にいる女性は,この市内から出ることは許されない状況なので,そのレイプされた女性徒も市内にいるのは間違いない。だが,その後,彼女の足取りは一向に分らなかった。


 というのも,真面目に捜索などしないからだ。今は,水香とまな美の捜索が最優先だ。ミサイル攻撃でも殺せない相手だ。失踪した中学の女性徒など気にしているような状況ではなかった。



 ー 所長宅 -

 居間のある机には,何台ものパソコンが並んでいて,エミカ先生だけでなく,モモカの部下であるオミレもパソコンの画面に向かっていた。ハマルは片隅でノンビリしていた。


 エミカ先生の役目は,近所で起きている若い女性の失踪者リストの作成だ。


 美幌駐屯地のサーバーには,ここの隊員のパスワードを使って侵入した。パスワードを漏らした隊員は,いずれ首になるのは覚悟の上だ。それよりも,『エロ』を優先した。パスワードを開示すると,水香と2時間一緒にいられる権利を与えた。その間,水香にどんなことでも要求することができる。


 その隊員は,今,2階の一部屋を占有して水香と楽しいひとときを過ごしている。


 モモカは,自分たちがまな美の下で活動することに同意した。そうすることで,身を隠す安全な場所が確保される。


 モモカが,霊力使いであり,メリルが『メリルの指輪』を渡した少女であることは,まだメリルやまな美に言っていない。モモカが獣魔族に組していることも隠している。これらの情報開示の判断は,すべてオミレに任している。


 モモカは,とにかく精子を大量に取り込んで霊力のレベルアップを計り,囚人のセイジを救出することしか念頭にない。


 ここでのモモカの仕事は,水香と同じで,隊員たちの性処理だ。できるだけ早く射精させるという役割だ。半数の精子は,まな美にも与える約束だ。まな美の体にも霊力があるからだ。その意味では精子は引っ張りだこだ。


 オミレは,まな美から軍隊の網走市の封鎖状況を調べる役割をするように命令された。


 オミレ「まな美さん,南部方面の検問所の調査が終わりました。国道244号線の検問が一番火力が弱い感じです。それでも,隊員数100名,長距離ライフル銃20丁,機関銃200丁,手榴弾200発,バズーカ砲10機を装備しています。強行突破はかなり困難だと思われます」

 まな美「なるほど。やつらも必死ね。さらに詳しく調査する必要があるわ。でも人手が足りないわ」


 オミレは,まな美の全体構想がまだ見えていない。それに,今のまな美は,まな美の霊体なのか,メリルの霊体なのかも知りたいところだ。


 オミレ「あの,ちょっと聞いていいですか?」

 まな美「何?」

 オミレ「今のオミレさんて,メリルさんですか?それともオミレさんですか?」

 まな美「メリルがこんなことするわけないでしょう。彼女がするのは霊力操作だけよ。メリルの霊魂は,ずーーと寝たままだわ。起こすと怒るのよ。生来,怠惰な性格だったのかもね」


 まな美は,気前よく自分のことを語った。これに気を良くして,オミレはさらに質問した。


 オミレ「まな美さん,あなたの実際の年齢は何歳ですか?どう見ても,わたしよりも年下だと思うのですが,,,」


 オミレはまだ16歳だ。でも,まな美は,いくら化粧をしているとはいえ,どう見ても13歳か14歳にしか見えない。


 まな美「わたし,21歳よ。公式にはね。でも,麦国で飛び級で大学卒業したのよ。だから,わたし,まだ14歳なの」

 オミレ「・・・,そうだったのですか。じゃあ,この国でも,トップクラスの天才ってことですね?」

 まな美「ちょっと記憶力がいいだけのことよ。創造性なんてまったくないわ。だから,公務員になったの。でも,まさか,α隊に配属されて,こんな目に遭うとは思ってもみなかったわ」


 オミレは,まな美も可哀想な身の上なのだと思った。

 

 オミレ「あの,天才のまな美さん,あなたの考えている脱出計画を教えてくれますか?」

 まな美「簡単なことよ。水香とわたしの身分を,市内の行方不明者の誰かにしてしまうのよ。そして,一番,検問の弱いところで,突破するってわけ」

 オミレ「でも,検問って,遺伝子チェックまでするんでしょう?」

 まな美「フフフ,他人の遺伝子など,いくらでも入手できるわ。それに,バレるのは想定内よ。そのための対策なのよ」

 オミレ「??」


 まな美の説明では,いまだ全体像を理解するのは困難だった。だが,まな美の案は,モモカの能力を当てにしていないので,無駄な努力をしているようにも感じた。オミレは,モモカの素性を明らかにするべきだと判断した。


 オミレ「まな美さん,実は,大事な話があるのですが,,,」

 まな美「ん?なに?」

 オミレ「ボタンのことなんですけど,,,彼女の本当の名前は,モモカ,霊力使いです。虚道宗で銃撃にあって殺害された本人です。モモカは,獣魔族のボスの下で活動しています。ここに来たのは,200番刑務所に収容されているモモカの兄,セイジさんを救出するためです。それに成功したら,すぐに札幌に戻る予定でした。ところが,この町が封鎖されてしまって,,,」

 

 オミレは,自分の知っているモモカの霊力使いとしての技量を,できるだけ詳しく説明した。また,所長にセイジを脱獄できるように脅迫していることも説明した。


 この話を聞いて,まな美は,しばらく沈黙して状況を整理した。ともかくも,メリルはセイジを殺そうとしているし,モモカはセイジを助けようとしている。その折り合いをつけるのが先決だと判断した。 


 まな美は,念話でメリルに相談した。


 まな美『メリル,セイジの居場所が判明しました。200番刑務所です。ですが,仲間になったボタン,本名はモモカといいますが,彼女はセイジを助けようとしています。どういたしましょう?』

 

 今のメリルは,なんか,もうどうでもいいという感じだ。もうすぐ,自分の肉体が手に入る。その時まではおとなしくするが,いったん,手に入ったらこの月本国をすべて破壊してやるつもりだ。今,無理に殺さなくても,いずれ皆殺しできるというわけだ。


 メリル『そんなこと自分で考えなさい。とにかく,パワーよパワー!力をつければいいのよ!!もう起こさないでちょうだい!』


 メリルの興味は,パワーアップ以外何もない。


 まな美は,已むなく水香を呼ぶことにした。


 今の水香は,機密のパスワードを漏らした隊員に自分の身を売っている。もちろん,膣を使ってエッチ込みだ。もし避妊していないと,相手は1週間後に死ぬ運命だ。だが,そんなことを言う必要もない。


 ドア越しで,まな美から呼ばれた水香は,隊員に「ちょっと待っててちょうだい」と言って,ドアを開けた。


 全裸の水香は,大きなお腹をしていて,全身,精子でまみれていた。口で受けて,おっぱいで受けて,さらに膣内で受けた。さらに,おしっこを頭からかけられていて,髪の毛がオシッコの臭いでプンプンしていた。


 まな美は,鼻をつまんで小声で言った。


 まな美「セイジの居場所がわかりました。200番刑務所です。すぐに殺害しますか?」

 水香「その気持ちだけで充分です。わたし,もう,セイジさんを殺したという憎しみはもうありません」

 まな美「じゃあ,セイジを殺さなくてもいいのね?」

 水香「それで結構です」

 まな美「じゃあ,セイジをわれわれの仲間にするのはどう?」

 水香「え?それって,どういうことですか?」

 まな美「ボタンさんは,実は,モモカという名前でセイジの妹なのよ。メリルの指輪のパワーがあって霊力使いなの。彼女はセイジを助けたいの」

 水香「そうですか,,,では,そうしてあげてください。もし,セイジさんが仲間になるなら,わたしに一言謝ってくれれば,それでいいです」

 まな美「OK,水香,あなたには苦労かけるけど,ごめんね?」

 水香「いいえ,いいです。今の相手,わたしを避妊具なして犯していました。たぶん,まもなく呪詛で死んでしまいます。それを思うと,なんでもしてあげたくなります」

 

 水香は,メリルから呪詛のことは,メリルから決して口外しないように言われている。それがどんな相手でもだ。だから死ぬべき運命の人には,ひときわ優しくしてあげた。


 まな美は,水香の部屋のドアを閉めて,隣のドアをノックした。その部屋には,モモカが隊員たちの相手をしているところだ。


 しばらくして,モモカがドアを開けた。モモカは,簡単にバスローブを羽織っていた。だが,その片方だけで4kgもの重さになるMカップをしているので,そのバスローブでも隠すことはできなかった。


 モモカの口の周囲から精子の臭いがプンプンと匂った。部屋の中には,2名の隊員がいた。彼らは,そそくさと服を着だしていた。


 まな美は,その隊員を見て,ちょっとおかしいと感じた。彼らに白髪があるのだ。確か,2階に上がる前は,白髪などなく,かなり若い隊員だったと思ったけど,,,


 でも,まな美は,勘違いだと思って,要件を切り出した。


 まな美「ボタン,いえ,モモカさん。オミレからだいだいの事情を聞きました。水香もセイジに謝ってもらえれば,われわれの仲間に入れてもいいと言っています。どうです?ここは,一緒にセイジを救出する作戦を所長とすすめることでいかがですか?」

 モモカ「オミレがそう判断したのならそれに従います。全体指揮はお任せします」

 まな美「了解。では,所長と今晩にも相談して,作戦を練るわね。じゃあ頑張って」

 

 『頑張って』と言ったところで,隊員たちは,精魂尽き果てて,寿命も30年分奪われてしまった。すでに,隊員としてやっていけない実年齢になってしまった。


 水香しかり,モモカしかり,とんでもない魔女たちだった。


 まな美が居間に戻ると,ちょうど青龍が顔を出した。しかも,かわいい少女を連れていた。優美だ。青龍は,居間にいる連中に優美を紹介し,かつ,今し方,戻って来たまな美に優美を紹介した。


 まな美は,ニヤッと微笑んだ。


 まな美「優美,あなた,パソコンの操作はできる?」

 優美「はい,ブラインドタッチはなんとかできます」

 まな美「では,このパソコンを使ってちょうだい。オミレの仕事を引き継いでちょうだい。引き継ぎ終わったらオミレには,新しい仕事をあてがうわ」


 オミレは,やっと慣れてきた仕事なのに,それを引き継ぐのはいやだった。でも,しょうがない。優美に引き継ぐことにした。当の優美は,まったくわけがわからず,まな美の言葉に従った。青龍に従うということは,こうゆうことなのかと,ちょっと理解が追いつかなかった。ともかくも,ここには,エミカ先生もいる。その意味では,ちょっと安心感があった。



 昼休み,,,


 まな美は1階の寝室で仮眠をとっていた。青龍はハマルと一緒に離れで昼食を取っていた。母屋にいると,頻繁にエッチする変な音が聞こえるので,気持ちが落ち着かなくなるからだ。それに,青龍はしばらく学校に行くのを止めることにした。これ以

上処女狩りをすると警察に目をつけられるかもしれないからだ。


 一方,母屋の居間では,パソコンを操作しているエミカ先生,オミレ,そして優美の3名が,お昼休憩の時間をとっていた。食料は,この家を見張っている隊員が,買い出しを手伝ってくれている。そのため,冷蔵庫には食材が豊富だ。もっとも,買ってもらうのは,すべて電子レンジでチンすれば食べれるものばかりだ。


 エミカ「優美,どうしてここに来たの?青龍に騙されてたの?」

 優美「結局はそうなりますね。エミカ先生も騙されたのですか?」

 エミカ「そうよ。裸の写真を取られて脅迫されたの。でも,青龍は一生添い遂げるって言ってくれた。それで,試しに1週間だけここに来ようと思ったの。それが運のつきだったわ。彼は,パソコンのできる人手がほしかっただけなのよ。あ~ぁ,わたしの人生,これで終わってしまった感じだわ」

 優美「わたしも,青龍に捨てられるのでしょうか?」

 エミカ「間違いなくそうなるわね」

 優美「でも,もう引き返せないし,ビデオでエッチなシーン取られて,公開されてしまいます。もう,まともな結婚も就職もできない,,,」


 彼女らの会話にオミレが割り入った。


 オミレ「そう悲観することもないわ。絶対に経験できない世界を見せてあげれるかもよ」

 エミカ「でも,この厳しい包囲網を,ほんとうに突破できるの?」

 オミレ「そのためにいろいろ調べているんでしょう?」

 エミカ「わたし,オミレの直感を聞きたいの」

 オミレ「・・・,ボタンやまな美さんだけなら,突破は容易だと思う。でも,わたし達も一緒に突破させるとなると,ちょっと無理っぽいと思う。優美も仲間になったのはいいけど,それだけ,お荷物が増えてしまったことになるわ」

 優美「あの,,,応援をどこかにお願いできないのですか?」

 

 この優美の言葉に,オミレは,ふと,モモカのボスのことを思い出した。でも,この国で警察沙汰になりたくない獣魔族が政府と表だって敵対することは絶対にしないはずだ。そうわかってはいたけど,連絡だけはすることにした。


 『モモカ,ハマル,オミレ3名は,網走市内で軍隊に封じ込まれました。応援要請可能でしょうか?オミレ』


 オミレ「そうね,とりあえず,応援要請したけど,でも無理っぽい感じだわ。でも,安心して。こんな生活も,あと2,3週間で終わるはずよ。エミカさんや優美さんは,何も犯罪をしていないんでしょう? 仮に警察や軍隊に捕まったって,脅迫されてたと言えばいいと思うわ。うん,たぶん,,,」


 こんな会話をしながら,昼休みが終わった。別に,真面目に仕事する必要もないのだが,他にすることもない。結局,パソコンと睨めっこすることにした。


 その時,青龍とハマルが居間に来た。オミレを誘って道場に連れていくためだ。


 青龍「オミレ,訓練の時間だ。お前は『気』を修得したいのだろう?」


 オミレは,ニコニコっとした。実は,これ以上,パソコンと睨めっこしたくなかった。


 オミレ「え?ほんとうに『気』の扱いを教えてくれるのですか?」

 青龍「もちろんだ。行くぞ」

 オミレ「はーーい!」


 青龍はオミレとハマルを道場に連れていった。その道すがら,オミレは,まな美の考えている包囲網の脱出計画を青龍に伝えた。


 青龍「なるほどな。いくら天才的頭脳があると言っても,所詮,人間の考えるレベルはそんなものか」


 青龍は,さげすむような言葉を吐いた。


 オミレ「え?では,青龍さんは,もっとすごい脱出方法を思いついているのですか?」

 青龍「フフフ,ハハハ,なんでお前達に血を集めろと命じているんだ?」

 オミレ「え?青龍様のレベルアップのためではないのですか?」

 

 この時,青龍は獲得した魔力の一部を,自分のレベルアップのためではなく,刑務所襲撃にまわすことを考えていた。

 

 青龍「俺がそんな利己的な男だと思うのか?」

 オミレ「え? 処女狩りしてるのって,利己的な行為じゃなかったの?」

 青龍「利己的? 利己的というより強欲的だろうな,フフフ」

 オミレ「・・・」


 青龍「脱出計画の前に,200番刑務所を襲ってセイジを救出する必要があるんだろう? 所長にお願いしているようだが,彼はノープランだと思う。ならば,俺たちがプランを立案して,彼にサポートしてもらえばいい」

 オミレ「具体的なプランはあるの?」

 青龍「なくはない。しかし,血がもっと必要だ」

 

 青龍は,オミレとハマルに集める血の量を10リットルから100リットルに変更させた。


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