第7話 指輪の要求

  ー 病院の一室 ー


 水香は,誘拐犯にレイプされそうになって,110番して警察に連絡した後,そのまま病院に入院させられた。入院中に,警察から事情聴取を受け,かつ,弁護団の代表からも状況説明をするなど,おちおちと体を休める時間がないほどだった。


 でも,入院して数日が過ぎた頃,弁護団の代表から,今回の誘拐犯の殺人事件では,正当防衛が認められて,逮捕されることはないだろうと説明を受けた。


 水香は病院のベッドでやっと,落ち着いて寝ることができると思った。


 水香は,布団に潜って寝ることにした。やっと,ひとりになれる時間ができた。水香は,小さい声で指輪に話しかけた。


 水香『指輪さん,わたしを助けてくれた礼を言うの忘れていたわ。ありがとう。ほんとうにありがとう』


 水香がそう言うと,指輪が,頭の中にイメージではなく,声が聞こえた。


 指輪『どう,,,いたしまして』


 これには,水香がびっくりした。思わず,両手で口を塞いだ。


 水香『指輪さんは,月本語を覚えたの?』

 指輪『少し話し,,,できる』


 水香は,嬉しくなって指輪にいろいろと質問することにした。


 水香『あなたは,指輪さんなのね?指輪に幽霊がとりついてるの?』

 指輪『幽霊?わからない。わたしの名前,メリル』

 水香『メリルさん?わかった。じゃあ,これからメリル様と呼ぶね。あなたが,あの男たちを殺したの?』

 指輪『そう。わたし殺した。だから,約束,,,守る,,,ください』

 水香『もちろんよ。約束は守るわ。何でもするわ。何をすればいいの?』

 指輪『指輪,,,あそこ,,,入れる,,,ください』

 水香『えーーー??!!!』


 思わず,大声で叫びたくなったが,ぎりぎり口で押さえることができた。もっとも個室なので,多少,大きな声を発しても周囲の迷惑になることはない。


 指輪『もう一度言う。指輪,,,あそこの中,,,入れる,,,ください』

 水香『わ,わかったわ。そんなことでいいのなら,お安いご用よ』

 指輪『あと,,,多くの男たちと,,,レイプ,,,してください』


 指輪は,まだ月本語の受け身表現をうまく使いこなせていなかった。でも,意味はなんとなく伝えることができた。


 水香『えーーー?!! 多くの男たちとレイプ??? 多くのって,何人?』


 指輪『1000人』

 水香『せ,,,1000人?!!』


 これには,もう返事のしようがなかった。だが,水香は,逆に指輪に無理なお願いをした。

 

 水香『じゃあ,1000人にレイプされるわ。でも,全員,殺してください!! 

 もちろん,最初にわたしをレイプした6人の男たちにも,殺ししてください!!』


 水香は,この要求は無謀だと知りつつも,でも,水香をレイプする連中には,皆死んでほしかった。レイプがいかに罪なことかを知ってほしかった。だって,自分を自殺に追いやった行為なのだから。


 指輪『わかった。やくそく,,,する』


 指輪から約束するとの返事を聞いて,逆に怖くなった。それって,わたしを犯した連中は,すべて死ぬってこと??? 自分でそのようにお願いしておきながら,実際に実現しそうになると,怖くなってきた。鳥肌が立ってきた。


 

 水香は,まず,指輪をあそこの中に入れる行為を行った。水香は指輪を指から外して,割り箸を使って,指輪をあそこの奥に押し込んでいった。


 指輪を中に入れたあと,お腹の部分が光りだした。


 ボァーーー!!

 ボァーーー!!


 水香のお腹部分が薄っすらと2度光ったような気がしたが,それらの光はすぐに消えた。


 メリルは,2つの魔法陣を構築した。


 一つは,水香の子宮に植え付けた霊力精製魔法陣だ。もしメリルの体であれば,そんな魔法陣など必要なく,粘液からいくらでも霊力を精製できる。でも,水香の体ではそうもいかない。霊力精製魔法陣を構築することによって,霊力を水香の子宮に貯めることが可能となる。もっとも,水香は霊力の操作ができないので,宝の持ち腐れだ。


 もう一つは,水香のあの部分に植え付けた呪詛魔法陣だ。その呪詛は,指輪に接触した男性のあの部分に霊力の一部を流し込み,徐々に時間をおいて,頭部まで到達してそこでその霊力が破裂するという恐怖の呪詛だ。早ければ数日,遅くとも1週間で頭部に到達する。頭部で破裂することで,即死するか,仮に生きながらえても,植物人間状態となる。死因を特定することはまず不可能だ。


 この呪詛は初歩レベルの遅効性爆裂魔法を応用したものだ。今の状況では,今回植え付けたような省エネタイプの呪詛の方が好ましい。精神支配して自殺に追い込む呪詛の植え付けも可能だが,霊力の消費が大きいので使わないことにした。


 水香の体内に構築した2つの魔法陣の具体的な内容については,水香に知らされることはない。もっとも,これらの魔法陣は,定期的にメンテしないと,1ヶ月もすれば自然消滅するものだ。


 ーーー

 その翌日の朝,水香は退院して,女子寮に戻った。水香の通っているA学園は,男女共学の中高一貫で,中学1年生から高校3年生までいる。


 ただ,女子寮で6人も死亡した事件があったので,学校全体が,どことなく暗い雰囲気がただよっていた。一部の生徒は,さっさと転校していった。


 その日の放課後,水香は担任の先生から呼び出しを受けた。


 担任の先生は,理科の先生だったので,理科室に呼び出された。理科室内にある教官室は狭いけど,担任だけが使える部屋で密室になっている。担任は,まだ23歳,男性,独身で,新米教師だった。学校側は,水香が殺人事件に巻き込まれたことを知ることはなかった。


 担任「水香,無断欠勤ばかりしてると,内申書に響くぞ。中学1年だから,まだ早いと思うのは間違いだ。高校受験で推薦入学もできなくなるし,高校受験にも失敗するぞ」


 そう言って,担任は理科室のドアをロックして密室にした。


 担任「だがな,水香の態度によっては,内申書をよくしてあげることもできる」


 担任は水香の肩を軽く叩いた。そして,水香の背後の回って,やさしく水香の耳元でささやきながら,背後から抱くようにして,胸を制服の上から軽く触った。


 担任は,水香の性格を知っている。気の小さい従順な女の子だ。それに社会常識だってまだわからない子供だ。いくらでもやれると判断した。


 担任「どうだ?先生の言うことを聞けば,高校だって推薦でいけるんだぞ」

 

 水香は指輪の約束もあり,男からの,あらゆるの要求を受けることにした。それは,自分の気の弱い,流される性格にも合っているし,自分は何もしなくてもいい。


 水香「はい,先生。なんでも言うことを聞きます」

 

 担任は,超嬉しくなった。水香は12歳とはいえ,Dカップの巨乳だ。彼女を抱けるとは,天にも昇る気持ちだ。


 担任は,制服の上から胸を触っても嫌がらないことを確認した。次は,制服の下から手を突っ込んで,ブラジャーの下から,おっぱいと乳首を揉んだ。


 水香の顔が少しゆがんだ。


 担任「どうだ?気持ちいいか?」


 水香は,どんな問いにも,『はい』と答えるだけだ。


 水香「はい,とても気持ちいいです」


 だが,実際は,嫌悪感を感じているので,気持ちいいという感覚はまったくなかった。


 担任「そうか。では,もっと気持ちいいことをしてげよう。わたしのここを舐めなさい」

 

 担任は,ズボンのチャックを下げて,すでに反応した部分を出した。水香は,まったくためらわず,それを口に含んだ。担任は,水香の頭を押さえて,前後に揺すった。


 担任「これは!! なんて気持ちいいんだ!! こんなにも気持ちいいものか!!」


 ・・・

 担任「水香は,毎月の生理は,もうあるのか?」

 水香「いいえ,まだです」

 担任「そっ,そうか。では,遠慮はいらないな」


 ・・・

 担任「ふぅーーー,超よかった」


 担当「じゃあ,明日は,朝,一番にここに来なさい。わかったね?」

 水香「はい」


 水香はやっと解放された。学校から寮までは,徒歩20分程度だ。水香は,衣服の乱れをそのままにして,寮に帰っていった。帰りながら,水香は,ふと思った。理科の担任はすぐに死んでしまうのかな?


 すると,言葉が頭の中に響いた。


 『すぐに死なない。でも,そのうち死ぬ。安心して』


 水香は,この『すぐに死なない』という言葉に少し安心した。



 翌日の朝,水香は約束通り,担任いる理科室に来た。そこで,水香は担任にスカートをめくらされ,パンティも横にずらされて,担任にバックから犯された。


 その後,授業の休み時間ごとに,水香は,理科室に顔を出した。そこで,水香は担任の性処理をおこなった。


 他の生徒たちは,水香の行動が絶対におかしいと気づいた。いや,気づかないほうがおかしい。というのも,水香のそばに寄ると,粘液の臭いがプンプンとするからだ。


 その日,水香は,体中から粘液の臭いをさらに強くして下校した。


 今の水香は,『どうぞ犯してください』と書かれた紙を背中に貼って歩いているようなものだ。 当然のごとく,その帰り道,水香は,男子寮の悪グループに拉致された。


 水香は,そのまま男子寮に連れてこられた。水香は,なんら抵抗しなかった。ただ,水香は悪グループにあるひとつのお願いをした。


 水香「おとなしく犯されますから,服を破るとか,体を傷つけることは止めてください。それに,生理が来ていません」


 この言葉に,悪グループは色めき立った。そこで,悪グループが他の寮生に一発3000円を徴収して水香を犯させた。


 その日,水香は,女子寮に帰ることはできなかった。男子寮全身に,一晩かけて,犯され続けた。でも,1人,果てるのに,なぜか10秒もかからなかった。そのため寮生200人が,全員で水香を犯すのに2時間とかからなかった。

 

 水香は,全裸の状態で,全身精子まみれになってしまった。


 水香は,あの部分を使い過ぎたため,その部分がおかしくなると思ったが,ぜんぜんそんなことはなく,逆に体の調子がよくなっていく感覚を覚えた。


 それは,大量の粘液を得ることで,霊力生成魔法陣によって,霊力が生成されて腹部内に蓄えられていく。霊力が多くなっていくと,霊力の潜在的なパワーが,水香の体をより健康にしていく。だが,このような事実は,水香には知らされることはない。


 若者なら,1回果てても,すぐに回復して何度もするとができるものだ。しかし,彼らは,もう二度とあの部分が反応することはなかった。それでも,200人が一巡したあと,2回目に水香を犯そうとした。反応しないので,腹いせに,水香のDカップの胸を叩いたり,さらにひどいことをして,水香の体をもてあそんだ。


 水香の胸は,男どもに胸を揉まれすぎたためか,Eカップの大きさになってしまった。でも,水香の体を弄ぶことができるのはこれが最後かもしれない。


 というのも,彼ら200人の若者には,もう未来はない。呪詛魔法陣によって,いずれ死ぬか廃人になる運命が待っているからだ。



 ーーー

 翌朝,水香は,男子寮のシャワー室を借りて,全身の粘液をきれいに洗い流した。その時,指輪の中にいるメリルが水香に語りかけた。


 メリル『霊力,,,腹中,溜たまった。ありがとう』


 水香は,指輪からお礼の言葉が聞けた。嬉しかった。男どもに一晩中おもちゃになされて来た甲斐があったというものだ。


 水香が,一晩中男どもにおもちゃにされても,それに耐えることができたのは,彼らは全員死ぬと知っているからだ。その思いがあるので,『慈悲』の気持で,好き勝手に犯された。


 水香は,一晩中犯される過程で,少し快楽のようなものを感じだした。男子生徒に陰部をいじくりまわされてきた結果,快感をしっかりと感じるようになったのかもしれない。


 メリルは,水香に次のような依頼をした。


 メリル『転校,,,しなさい』


 メリルの月本語は,日々,上達していった。文法的により正しい月本語になった。


 水香は,メリルの月本語が分かりやすくなったと感じたものの,その依頼内容にびっくりした。


 水香は,思わず,依頼内容をオウム返しした。


 水香「え?転校するのですか?」

 メリル『すぐ,,,転校しなさい』


 水香は,メリルの依頼を了承した。よく考えてみれば,このままこのA学園にいれば,死人がどんどんと増えていく。当然,水香が居づらくなるのは,火を見るよりも明らかだ。

 

 水香は,すぐに行動に移すことにした。最初にすることは,担任の先生に相談した。


 水香が担任に相談したところ,担任はすぐにB学園を推薦してくれた。さらに,遠隔地にいる水香の両親にも連絡してれて,了解をとりつけてもらった。担任にとっても,水香が他の学園に転校することは願ってもないことだった。


 すでに,担任と水香がただならぬ関係であることは,学校中で噂になっており,下手すれば教員を辞めさせられるかもしれない状況だったからだ。


 この時,担任は,水香をいつもように犯した。


 その3日後,水香はB学園を訪問した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る