徒然に 生き長らえて 活きもせず 錆びゆく体 見ない振りする

 誰にでも、何かに取り組んだ経験があると思います。

 「昔取った杵柄」とも言いますし、そう簡単には失われないものでしょう。

 しかし、それは、ほんの少し間が空いただけで、全く同じようにはこなせなくなるものでもあります。

 これは、何かに情熱をもって取り組み、届かず夢破れた後の話です。


 かつて自分ができたことに思いを馳せる。

 今の自分にはそれができるけれども、いずれできなくなることを知っている。

 かといって、新しく何かを始めようという情熱は、もはやない。


 だから短歌を詠みました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る