この家族に幸せが訪れますように

不妊治療で貯金を使い果たし、子供を持つことを諦めた若い夫婦。一緒に召喚され、しかし勇者の資質がないことが分かって城から放逐される。
異世界に一人召喚されるより二人で支え合うことができて幸せだったかもしれない。その二人が天使のような赤ちゃんに出会った。諦めていた赤ちゃんだ。
主人公は育児のために働けなくなった妻の分も頑張らないといけないし、魔物狩りで自分は絶対に死ぬことはできなくなった。もし自分が死んだら、この異世界では妻が一人で育児しながら生きていくことはできないからだ。
しかもこの世界では拾った赤ちゃんを自分たちで育てることは許されていなかった。安全な街を捨てるしかない・・・。
この作者には「性奴隷を飼ったのに」や「青春ラノベが壊れても涙は見せない」で何度も泣かされ、しかも二度、三度読み返しても泣かされた。だからこの作品はまだ序盤だけども、もう胸が苦しくなってくる。
この親子3人には幸せになって欲しい!

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