二十句連作で、怒涛のように押し寄せて通り過ぎていく不条理に、ただただ、押し流されるまま、あっという間に読後を迎えていました。とにかく、一句一句のインパクトが強烈です。多分、頭で理解する句ではありません。感じるままに堪能し……いや、この感情どこへ持って行ったらいいの(滝汗)戸惑いつつ、読み終えると読み返したくなる妙にクセになる前衛的な世界が広がっています。