第30話 泉にいたヤバい奴 (性描写あり)
服を脱いだシャルは金髪のロングヘアをゴムで止めいる。
大きいのに重力に負けないおっぱい。
細く引き締まったウエストは手を頭に載せているから余計に綺麗に見える。
少し大きめのお尻とボクたち同様に毛のないお股。
まぁ、みんな良い身体をしてるんだけど。
フレアとクロエは首から下の毛も生えるようだった。
クロエは薄いけど...
やっぱり魔力が関係してるのかな?
それぞれ、ビキニに着替えてドームから出ると眩しい直射日光を全身に浴びた。
「待ってもらえる?このままだと日焼けして肌に良くないわ」
ボクがそういうと、みんなポカンと何言ってんだ?みたいな顔をしている。
日焼け止めがある訳じゃないし。
何よりも心の中に生き残っている前世の男の気持ちでも、自分が言うな!ってツッコミを入れていた。
《バリア!!》
光のバリアがみんなを包み込んだ。
「これで日焼けもしなくてすむわよ!」
「ねぇ...エリス?」
「シャルどうしたのかしら?」
「あなた、光属性を使えたのね」
「え...」
「これって光属性だよね?無属性ではマジックシールドだし。バリアなんてないわよ?」
「シャルさん、光ってる時点で光属性ですよ。」
やってしまった……
シャルもクロエも、最早呆れた様子でボクを見てきた。
「まぁいいわ。エリスは帰ったらお話しましょう?」
「え...」
「これはあなたの為だからね。」
いつになく真剣なシャルにボクは何も言い返すことが出来なかった。
「っと!そんな事よりも泉で泳ぐわよ!」
そして、ボクたちは泉で泳いだり、遊んだり。
楽しんでいた。
そして、ボクとシャルは岩場で休憩をしながら、3人が遊んでる姿を見ていた。
エリス?
いや、今は40歳童帝の佐伯天馬が顔を覗かせている。
「エリス??」
そんなボクの顔を覗き込むシャル。
顔の下にある、おっぱいの谷間を見て、佐伯天馬は鼻血を出しそうな勢いだったけど。
なんとか、耐える事に成功したのだけど。
ただ、下腹部のうずきを感じていた。
「ううん、何でもない。考え事してただけよ。」
「エリスって小さい頃からそうだったの?あなたの名前が有名になったのって10歳の頃よね?私には同じ事は出来なかったわ」
「シャルはやっぱり、ボクがクライバート領のエリス・クライバートって知ってるんだ」
「鈍感な人は気が付かないと思うけど、大半は気がついてるんじゃない?」
「鈍感な人ね...」
「男子は気が付かないと思うけど、女性からするとエリスは女性の地位を上げてくれた人だもの。わかる人は分かるわよ。」
「そうゆうつもりは無かったんけど、結果そうなってるようね。」
「エリスは王族よりも有名なのかもね!」
「え、それはやめて欲しいわね...」
「「きゃーーー!」」
シャルと話をしていると、泉で泳いでた3人の悲鳴が聞こえた。
えっ!半魚人??
剣を持っていないフレアは何も出来ずに引っ張られてバタバタしてる。
クロエとミレーネも接近に気が付かずに羽交い締めされていた。
「エリス!半魚人は女性を狙うモンスターよ!実害はないけど、泉に引きずり込まれたら大変!剣を取ってくるまで頼んだわ!」
「うん!」
追撃があるとはいえ、密着されてる所に土属性の魔法は使えない。
クロエもだけど、半魚人相手に水魔法は効かないだろうし...
今はバリアがあるから3人に傷は付いていないけど、そんなに強度のあるバリアじゃないし、泉の底に連れていかれたらヤバいわね。
半魚人ってオークやゴブリンと同じで女性を孕ませる?
でも、実害はない...
魚類って生殖する時は放出するのよね?
ならっ!!
女の子として産まれたあの子たちより、TS転生のボクが!
《サンダーバリア》
ボクの身体はバチッと電流が流れた。
そして、ボクも泉へと飛び込み、ブラを外した。
「半魚人!こっちにいらっしゃい!!」
3人にまとわりついていた3体の半魚人はボクに気が付いて、思惑通りこっちへとやってきた。
予想外だったのは、水の中での動きが早かったこと。
その突進に身体が飛ばされそうになったけど、腕で押さえ付けられていた。
ただ、それは一瞬。
ボクの身体から発した電流でバチッと音が鳴ると半魚人はプスプスと音を立てて死んだ。
2体目はボクの股の下に潜り込み、顔を推し当てようとしてきていたけど、少し時間が経ってから電流で息絶えた。
3体目……既に纏った電気はなくなり、抱きつかれていた。
新たに発動しようにも、水中で発動させると調整が出来なかったら3人にも電流が行くかもしれない。
風魔法なら!でも、間合いが無さすぎる
「エリス!動かないでね!」
ボクが慌ててる間に剣を取ってきたシャルが半魚人を斬り倒した。
「シャル...ありがとう」
「こいつら、人の事も半魚人のメスだと思ってるのよ。ゴブリンの様に人へは生殖能力がないから、トラウマ級のモンスターってだけなのよ。」
「水着に白い付着物がついてるのは……」
「問題はないけど、不快な物ね。でも泉の底に引きずり込まれる事件も発生してるから油断は出来ないわね。」
「エリスさまぁ!大丈夫ですかっ!!」
ミレーネがボクのブラを取ってきてくれて泉から出た。
「エリス、早く付けなさい!」
「え、あ。うん」
何故か怒ってるシャル。
まぁ、女の子がブラを取るのははしたないよね。
ただ、黒いビキニを着たフレアは無言で泉から出ていた
「フレア?どうしたのかしら?」
「エリス様...私汚されちゃいました...汚れているのにエリス様のおそばに居てもいいのでしょうか」
黒いビキニには白いヌルヌルした物が着いている……
「フレア、大丈夫よ。ボクも一緒だから!」
そうだった。
フレアは最近は大人っぽくなったけど、気にしすぎなの子だった。
「じゃあ、みんな!泉に入ったけど。気を取り直して私の家でお風呂に入らない?」
「え、シャルの家ってお風呂があるの??」
「あるわよ!みんなで入れるんだから!フレアも元気だしてね?」
多分、この中で1番お風呂が大好きっ子のフレアの落ち込みも、シャルの言葉で笑顔に変わった。
それにしても、お風呂のある家って。
どれだけ豪邸なのかしら?
貴族である事はまちがいないのだけど。
楽しみね。
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