第8話

夕暮れ少し冷えた自らの手を首に添える。犬探しと称して、川遊びをしていたのだ。そして多頭飼育崩壊から高そうな柴犬を段ボールにいれて運んできた。柴犬としか言われないも~ん!

 これで大金ゲットだぜイエイエイエイエイエイエーイ!いつもいつでも失敗してきた、なぜなら働きたくない~!と頭のなかで歌いながら屋敷にはいる。

あっノックか、いや、ピンポンか。

ディーングゴーン!…返事がない。

結局入るんかーい。セルフ突っ込み。

『おーい!いぬつれてきたぞー!いないのかー!糞やろ~!!』

俺は考える。これで返事がないのはいないということか、しかし、カギ空いてたぞ!おかしいじゃないか!と思いながら、もう一度探すことにした。

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