技術解説2 偵察用2輪車両ルフスについて
※作中のSFまたは魔術の解説回です。読み飛ばしていただいても本編に影響はありません。
・黒ベースに赤い装飾が施された、大型のバイク、ルフスについて。
基本的にエネルギー源はこの文明でよく用いられている圧縮水素。
座席部分左右に2つずつ計4か所の水素燃料カプセル設置用ソケットがある。
圧縮水素とは別に電力の併用機能もあり、また水素燃焼後の水を圧縮し機体下部に収容・飲用水としても使用可能な機能がある。
昼間は電力を使い、水を分解・少しずつ圧縮水素へと戻し、エネルギーを補充する。
発電のため可視光を含めた光を吸収しており、ボディが黒い。
後輪左側に出力用ポッド、後輪右側にサンプル調査用ポッド、本体後部に材料投入用スロットがあり、電子的・光学的な調査解析機能と、原子レベルでの3Dプリンタのような機能がある。
本体後部左右に光発電パネル(光を吸収するので真っ黒)がある。大量のエネルギーが必要な場合、パネルを扇状に展開して電力を増加できる。
武装については2つあり、機体前部に光学武装(光学レーザー・輻射熱エネルギー兵器)、それに加え、マイクロミサイル(出力ポッドで出力可能、セラミックなどの外皮に圧縮水素を推進剤・爆薬としたもの)が搭載されている。
移動性能は2輪走行の他、ホバー走行も可能であるが、やはり燃料消費が激しいため、多用されない。全力を出せば500km/h以上を出すことも可能だが、その加速度に乗り手が耐えられるかは別の話である。
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