第13話

 経験。意志の力。生存本能。人体の神秘。幸運。奇跡。

 使えるものを全て使って、自由意思で使えるはずのないものも活用して、幾つもの奇跡に祝福されて、陽人はなんとか3分間、二人の鬼から逃げ回っていた。


 膝から下は何も着けていない両足は雪とアスファルトで冷やされた上に傷付けられ、点々と血の足跡を残しているのに全く痛みがない。感覚がない脚を回している自覚も無いまま、それでも止まることなく逃げ続ける。


 鬼の追撃は、両足を吹き飛ばした攻撃から数えて5回あった。


 片耳を吹き飛ばした錫杖の刺突が一回目。一時的に激しい耳鳴りと共に平衡感覚が失われ、ふらついたとき、二回目の鉄斧の斬撃を偶然にも躱せた。

 三回目は首を刎ねる軌道の鉄斧を偶然にも躱せたあと、転びかけた陽人を更に突き飛ばすような形で襲い掛かった張り手だった。体勢が崩れた状態では回避もままならず、鬼の剛腕が掠めた左肩の肉が抉れ飛んだ。


 逃げるのに必死で、ちょっと押されたくらいにしか感じていなかったけれど。


 そして四回目と五回目。

 もはや幸運の介在する余地はない、本気の攻撃が来た。


 両足を纏めて血煙に変えるような足払い、先刻は青鬼が死体を綺麗なものにするために傷を直した、錫杖による一撃。腕の中の少女の「跳んで!」という叫び声に反射で従わなければ、今度こそ致命的だった。


 五回目は手斧の投擲だった。

 陽人は咄嗟に少女を持ち上げて軌道上から退けたものの、掠めた右の脇腹──奇しくも少女の傷と同じ辺りが爆発したように吹き飛んだ。


 ──この時点で、陽人の負けは確定していた。

 鬼たちはもう、何もする必要がない。じき失神に至る失血を待っていれば、簡単に事が終わる。人外の拘泥で綺麗な死体を遺したいのなら、昏倒した後で治癒させるか、殺した後で死体を繕えばいい。


 陽人の負け。鬼たちの勝ちだ。


 それでも、陽人は懸命に走り続ける。痛覚麻痺という望外の幸運、或いは肉体の出来る最高の貢献が続く限り。

 両足、左肩、右脇腹、右耳。どの部位も軽傷とは呼べない有様で、失血量もかなりのものだ。脇腹の傷なんて、内臓が漏れていないのが奇跡なのに。


 それは腕に抱いた少女が恐怖に震え、胸元に縋りついているからではない。それも理由としては大きいが、最大の理由ではない。


 直感的に理解していた。

 いまここで足を止めたら、もう二度と起き上がれない。全ての傷の激痛が一挙に押し寄せ、意識のヒューズが切れるということを。


 いまここで足を止めたら、生存確率がゼロになる。

 希望や誤差の介在する余地のない、無慈悲なる絶無になる。


 それは──それだけは駄目だ。

 陽人は死にたくないし、少女を死なせたくもない。


 だから走って、走って、走って──幸運にも本能にもどうしようもない、失血限界が訪れた。


 べちゃ、と潰れるように倒れ伏した陽人。

 二人の鬼は、その真後ろにいた。


 ずっと。

 無駄な足掻きを続ける矮小な人間を嘲笑い、愛玩しながら、ずっと。


 今度は倒れるときに少女を投げ出さず、しっかりと胸に抱いて庇っていた陽人だったが、その献身も鬼の前では意味を失う。


 「存外に粘ったな、小僧。その生命力には舌を巻く」

 「けれど、手間を掛けさせたのは減点ね。こういう時には潔く散るべきよ。……降服なさい」


 二人の鬼の声は、陽人にはもう殆ど聞こえていなかった。

 聴覚だけではない。陽人の体は重篤な失血によって、その機能の大半に何かしらの不具合が生じている。息を吸っても吸っても酸素が回らず、呼吸が出来ているかどうかさえ怪しいほどだ。それでも最後の最後まで痛覚機能が戻らなかったのは、陽人にとって最大の幸運だろう。


 心はまだ折れていない。

 何としても──何とかして、自分と少女が助かる方法を探ろうとしている。だが血も酸素も足りていない脳ではまともな思考も巡らせられない。

 

 絶望は無い。

 だが一歩も動けない。指一本動かせない。


 生存本能は痛みを麻痺させ、大怪我をしていても普段以上のパフォーマンスを出すことが出来た。

 だが失血は無理だ。失血による筋出力の低下、意識の混濁、その他全ての障害は、現実的で医学的な現象だ。意思の力、精神論ではどうにもならない。


 「この薬液、死体には効かないから先に治すけれど……もう逃げないで頂戴ね」


 また、星のような煌めきを封じた液体が陽人の体に滴下される。

 陽人は一度、治癒の直後に痛みやショックを完全に無視した瞬発力を見せつけているはずなのだが、二人の鬼は陽人を押さえつけたりしなかった。まさか二度目は無いだろうという慢心か、逃げようが反撃しようが無意味という自負か。

 

 肩も耳も脇腹もたちどころに癒えて、失血の症状さえ消え失せた陽人は、また再び弾かれたように立ち上がり──


 「一つ覚えかよ、馬鹿が」


 苛立ちも露に吐き捨てた赤鬼に蹴り飛ばされて、近くの家の生垣に突っ込んで見えなくなった。

 ……出てこない。


 赤鬼には肋骨を何本か砕いた手応えがあったが、殺した感触までは無かったのだが。まさか、ここに来て痛覚麻痺が解けてのたうち回っているのだろうか。


 可能性はある。そもそもあれは生存本能の暴走だ。意図してどうにかできるものではない。始まりも終端も全ては遺伝子だけが司る。


 青鬼が非難するように──或いは面倒そうに赤鬼を見遣るが、赤鬼は陽人が庇っていた金髪の少女を見ていた。


 「あぁ、興が乗ってて忘れかけていた。こいつはどうする? 先に殺すか? 小僧の前で殺してやるのは愉しそうだ」

 「……そっちは走る気力も残っていないわ。後回しでいいでしょう」


 赤鬼の言葉を否定する青鬼の声に、しかし、陽人への配慮は一片もない。

 逃げる気力を残した獲物を先に狩り、逃げられない獲物は後に回す。その合理的な思考のみが、彼女の判断基準だった。


 残忍な赤鬼。

 残酷な青鬼。


 その二人の前で。


 倒れ伏していた金髪の少女が、傷を庇いながらゆっくりと身体を起こした。


 「ほう?」

 「……」


 赤鬼は愉快そうに嗤い、青鬼は面倒そうに嘆息する。


 人間と違い、妖怪には失血の概念がない。とりわけ、人間の体内構造までを模倣できていない個体には、失血どころか痛覚さえ曖昧だ。


 だから気力さえあれば、死んでいない限り立ち上がれる。

 それはそうなのだが──それを加味して、死に体にまで追い込んだはずだったのだが。


 「なぜ立つ? 相当に痛めつけてやったはずだが?」

 

 何故立てるのか、ではなく、立ち上がる理由を問う赤鬼。

 少女は、決然とした光を湛えた金色の双眸を鋭く眇めた。


 「えぇ、そうね。訳も分からないまま殺されかかって、正直、抵抗するだけの気力も失くしたかと思ったわ」


 事実、彼女は完全に諦めていた。

 自分が誰なのかも判然としない浮遊霊じみた存在だった彼女が鬼二人に勝てるわけもなく、順当に殺されるのだと。そう思っていたし、それは確定した事実だった。


 ──あの時、陽人が彼女を抱えて逃げなければ。


 「でも、あそこまで命懸けで助けられたら、私も足掻かないと応えられないでしょう? だからどれだけ無様で苦しくても、這ってでも逃げることにしたのよ」


 報恩、というのだろうか、これも。

 助けられたのだから、生きなければいけない──少なくとも、自分から諦めることは許されない。最後の最後まで足掻かなければ、助けられた恩を仇で返すに等しい。


 万人が頷くとは言えない、或いは感情論ともいえる論理。


 しかし、彼女はその一心で、生きる意志を取り戻した。


 「お前はさっきの子とは違う。足掻くと言うのなら、遊びは混ざらないわよ。何かの間違いで本気を出されても困るもの」


 青鬼が唸るように言う。

 だが少女にしてみれば、“本気”とやらが何を指しているのかさえ判然としない。なんとなく、炎の弾丸のようなものを撃つことはできるものの、鬼たちには全く通じなかった。だから一方的に嬲られていたのだ。


 「その警戒心の理由も教えてくれないのかしら?」

 「当然だ。お前は何も知らないまま死ね。この国のために」


 赤鬼の殺意が爆発する。

 その気迫に押されるように、足をもつれさせながらも踵を返して逃げ出した仄火だったが、三歩と進めはしなかった。


 背中にびりびりと痺れるほどの悪寒が走る。

 青鬼の錫杖が刺突の動きで繰り出され、刃もないただの棒が槍にも等しい威力を帯びる。人間の振るう槍ではない。鬼の振るう、大型ライフル弾にも匹敵する威力の刺突だ。


 幸い、青鬼の動きは極めて洗練されている。

 対物ライフルを喰らった人間よろしく、被弾箇所以外まで吹っ飛ぶような凄惨な傷にはならない。


 すとん、と、鞘に収まる刀のようなスムーズさで、古い木の柄が突き立った。


 「……げぼっ」


 傷口は強烈に収縮して錫杖の柄に密着し、じわじわと血が滲む程度。その代わりのように大量の血反吐が口から溢れ出た。


 「……貴方」


 呆然と、少女は呟く。

 その眼前で、自分を庇って刺された少年の背中は、木の枝が付いて汚れていたものの、確かに見覚えのある柄のジャンパーに包まれている。


 何度も傷を負いながら、それでも自分を助けようと走ってくれた少年──さっきの鬼の攻撃で、遂に死んでしまったと思っていたのに。生きていてくれた。


 生きていてくれた、のに。


 「……」


 青鬼は無感動な一瞥と共に錫杖を引き抜く。


 陽人は凄惨なうめき声を上げて蹲り、声にもならない啜り泣きを漏らし始めた。

 腹を貫通する重傷。肋骨数本の骨折状態でもギリギリ動くことができた陽人だったが、その一撃がトドメとなって、遂に生存本能の暴走が停止した。


 激痛とショックが脊髄を焼き、もはや一言も発せず、一歩たりとも動けない。蹲っているのだって辛いが、のたうち回るのはもっと辛いし、そもそもそんな体力は残っていない。


 瀕死。

 臨死。


 即死ではないのをいいことに、通常ではありえない時間と距離を駆け抜けてきた陽人は、最後の最後に即死ではないことを呪った。

 痛み。苦しみ。冷たい地面、流れて出ていく血液ねつ。じわじわと、ひたひたと、その時を心待ちにするように、そこに至る苦痛すら楽しみながら歩み寄ってくる──死。


 感じられる何もかもが陽人を責め苛む呪いだった。

 いつの間にか降り始めた雪も、更けていく夜の闇も、何か懸命に叫んでいる少女の気配を感じることも──彼女を守り通せなかったことも。何もかもが。


 その闇の中──不自然に甘く、煙たい、バニラのような香りが鼻を突いた。


 「九字九神の名の下に、我が従僕たる金熊童子に命じる。我が右腕に力を宿し、眼前敵を斬り祓え。急急如律令──!」

 「──ぬうッ!?」

 

 ガキン、と、金属同士のぶつかり合うような音が夜の静けさを切り裂く。

 視界が霞み始めた陽人が最後の力を振り絞って顔を上げると、長い黒髪をローポニーに結わえたパンツスーツ姿の女性が、本物の刀を持って赤鬼に斬りかかり、防御に挙げた右腕にその刃を深々と食い込ませていた。


 「女にしては良い動きではないか! ──何ッ!?」


 赤鬼の中で何があったのかは不明だが、奴は驚愕の声を上げ、スーツの女にもう一撃叩き込まれた。


 右腕に二条の切り傷を残し、大きく跳躍して刀の間合いを外れる赤鬼。

 スーツの女は追撃せず、陽人たちと鬼たちの間に立つ。陽人たちを背中に庇うように。


 「……今の動きは妙だな。奇妙に過ぎる。このオレの動きを読み切りやがったな。……それに、なんだぁ? 同族の臭いがしやがるなァ」


 赤鬼が愉快そうに嗤うその間に、腕の傷が逆再生のように治癒した。

 しかし、スーツの女は「なるほど」と言わんばかりに片眉を上げただけで、何ら衝撃を受けた様子はない。


 「……この臭い、覚妖怪の? 鬼と覚と人間の混血、それも金熊童子を使役する術者……そう。退くわよ、

 「あぁ……面倒だな。血の方もそうだが、武器も良い、技も良い。殺し合えば二人死ぬか。……退くぞ、


 青鬼は冷酷にも聞こえるほど冷静に、赤鬼は最後まで愉しそうに笑って、二人揃って夜の闇に溶けるように姿を消した。


 スーツの女は咥えていた煙草をぷっと吐き捨てて革靴で踏み消すと、肺の中にある空気を全て出し切ろうとしているかのような大きな溜息を吐いた。深い、安堵の息を。


 そしてすぐに振り返ると、倒れたままの陽人のところにつかつかと歩み寄り、傍らに膝を突いた。


 「……アンタ、妖怪ね? この子はアンタが巻き込んだの?」 

 「……そう──っ?」


 金髪の少女と黒髪の女、二人の動きが止まる。どこか怯えたように、驚いたように震えて。

 

 ぎち、と音が鳴るほどの力でパンツの裾を握られたら、そりゃあ驚くだろう。その少年の腹から背中にかけて、直径四センチもの大穴が空いているとなれば尚更に。


 「たすけて……」


 か細い声が何度も繰り返される。

 助けて、助けて、と、譫言のように──恨み言のように。


 「分かってる。今すぐ病院に連れてってあげるから──」


 スーツの女と陽人は、全く同じ感情を相手に向ける。


 鹿、と。

 たった一言話すだけでも重大なダメージを負うような状態なのに、そんな当たり前のことを一々口にするな、と女は思う。


 覚り妖怪母親の血の影響で相手が人間だろうと妖怪だろうと心の内が読める女だったが、激痛によって意識そのものが攪拌されており、意図が全く読み解けなかった。


 そして陽人は、


 「違う……この子を助けて……」


 それだけ言って、とうとう限界を迎えた。

 昏倒し、陰陽術や最先端の医学を総動員した治療を受け、次に目覚めたのは4日も後のことだった。




 ◇




 「っていうのが、俺と仄火と覚おねーさんの記憶を繋ぎ合わせて出来たストーリーなんだけど……これホントに俺がやったの? とんでもない大偉業じゃない? 覚おねーさんに関しては意味わかんないレベルだし。前鬼と後鬼が警戒して退くって」


 苦笑する陽人。

 車中の雑談にしてはいやに重い話だったが、訊いてきたのは遥火の方だし、何より自分と夕魅の武勇伝を語るのは楽しいので、実はあんまり気落ちしていない。


 遥火も気まずくはならなかったようで、とっつきにくい不愛想な表情は揺るがなかった。 


 「陰陽術全盛期の平安時代の時点で既に伝説と謳われた術者、役小角の使役妖怪、鬼神前鬼・鬼神後鬼。小角が晩年に天皇家の守護を命じ、その命令が未だに機能し続けている……から存在する、完全に独立した国家防衛機構……。確かに、それを退けるなんて、流石は“化け物以上の化け物”──っ?」


 どん、と背中に鈍い感触を覚えた遥火がルームミラーを見遣ると、陽人が何食わぬ顔でシートを蹴っていた。

 助手席の夕魅はセンターコンソールを漁って灰皿を探している。彼女の方が、むしろ頓着していないようだ。ちなみに灰皿のついていないモデルなので、最終的にポケットの携帯灰皿を使うことになる。


 「……失礼、あまり気持ちのいい呼び方ではありませんでした。それにしても、あの二体の鬼に狙われるなんて、貴方の使役妖怪は何者なのですか?」

 「さぁ? 中務庁が検査して「狐火以外には考えられない」って結論を出したんなら、そうなんじゃないですか?」


 不機嫌そうに答える陽人だが、答えの内容自体に感情は入っていない。本当に、韜晦抜きで知らないのだ。


 むしろそれは、陽人と仄火の方が聞きたいくらいだ。

 仄火は自分がただの狐火ではないと確信していても、自分の正体が何であるかまでは分からない。前に一度だけ、自分が何者かも分からない辛さを吐露して泣く彼女を見たことがある陽人は、一時はむきになって彼女の正体を探ってみたけれど──収穫はゼロ。仄火の全面協力に中務庁の情報まであって、ゼロだ。


 「あれ以来、前鬼と後鬼が襲ってくることもないし……いや、あっても困るんだけど、あの日襲ってきた理由も分からないままだし」

 

 もしまたもう一度襲われても、勝てる自信は全くない。もう一度逃げ切れと言われても厳しいだろう。

 

 奴らは夕魅を相手にして、死ぬと言ったのだ。

 二人の鬼を指して言うのなら「二人とも」と言うはず。つまり、夕魅と、鬼のどちらか片方が相討ちになるという読みだった。


 後から夕魅に聞いた話だと、彼女の想定はそれより悪い。

 良くて片方重傷で自分が死ぬ。最悪、重傷にも至らない小さな傷を負わせて終わりの可能性もあったそうだ。


 そして陽人は夕魅に稽古を付けて貰うこともあるが、対戦成績に白星は一つもない。

 仄火の魔弾──拳銃弾に匹敵する初速の攻撃でさえ、照準こころを読まれて躱される。銃口の向きや指の動きを見て銃弾を避けるという話はフィクションでは珍しくないが、覚り妖怪を相手にしたとき、何処を狙っていていつ撃つのかを宣言しているに等しい。

 

 そんな彼女でさえ、一矢報いられるかどうか。


 そういう相手──そういう相手だった、らしい。

 そんな相手に狙われるなんて、最下級妖怪風情が随分と警戒されたものである。隠された力でもあるなら兎も角、現代における最高権威ともいうべき中務庁の検査機関が一通り調べて何も出なかったのだから、本当に何もないのだろうし。


 「……やっぱりあれか? 単純に見た目が好みだったのか?」


 だとしたらとんだ変態ね、と笑った仄火に、ちょっとだけ傷ついた陽人だった。






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