第12話 ランターレ・レミリア・フレア レミリア

 私はランターレ・レミリア・フレア レミリア。ランターレ家の長女として生まれた。ランターレ家はそれほど大きくはないがこの国ではある程度名の知れた家系だ。

 そんな私には夢がある。

 それは勇者パーティーに入り魔王を倒すこと。

 その夢ができたのは六歳の時。その時読んだ小説には当時の魔王を勇者様パーティーが可憐にそして勇敢に撃退するお話だった。

 その時私は思ったのだ。

 次の魔王を倒すのは私だと思った。

 それと同時に今のままでは無理だとも思った。

 実際現代の魔王は最強だ。現代の魔王になって何人もの勇者達が誕生した。

 そしてそのすべてがことごとく失敗し壊滅させられた。

 なんでも全属性魔法を使うらしい。そもそも四天王が強すぎて話にならないらしい。

 だからこそ私が倒さないといけないと思った。

 そのためにこの「王国直属の騎士育成学校」に入学を決めた。



 そして彼に出会った。入学式にあった彼の名は「ミーオ・シュガー・シルフォード」

 出会った時の彼は道に迷っていた普通の少年という感じだった。

 だがしかし彼の魔法を見たときその印象は一気に変わった。

 彼は天才だった。まず複数属性を操れる。その時点でも異常なのに彼の異常さは火力とその魔法を使うセンスにあった。

 彼は試験で火力を落としていたのがばれてないと思っているけど私の眼は騙せない。

 彼は完全さらなる本当の力のまだ一割も出してないんじゃないんだろうか。

 その姿を見たとき私は彼について行ってみようと思った。


 わたしは彼から盗めるすべての技術を盗もうと思っている。

 パーティーを組み授業に参加する。

 すべてはあの魔王を倒すために。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

世界最強魔王だった俺、いい加減倒して欲しいので学園に潜り込んで最強勇者を育てたいと思います。 鈴鹿なし @suzukanasi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説