第9話 最強魔王は初授業を受ける
入学式を終え今日は初授業だ。
この学校の授業はいくつかの種類に分かれていてそれぞれ好きなのを選んで単位を取らないといけない。まあ、大学みたいなものだろうか。
種類としてはざっと二種類魔法と剣術だ。大体優秀な生徒は両方とっているらしい。
俺も両方取ろう。というか、ワウトがそうしたほうがいいと言っていたのでそうすることにした。
「とりあえず今日は剣術の授業でもでも受けてみるか」
この世界の剣術は剣だけでなく魔法も同時に使うので魔剣士みたいなものだろうか。
とりあえず今日は剣術を受けよう。
「集まったな新入生ども!俺は剣術の授業を担当するバルハ・ダルバラだ。しっかりついて来いよ。」
授業を受けるために訓練場に来た。さっそく先生が自己紹介をしてくれた。
筋肉がしっかりありボディービルダーのような見た目をしている。一目見て強そうだと感じる。
「さっそくだが今日は最初の授業なので全員の実力を測るためにも模擬戦を行う。戦う相手は入学試験の成績順位こちらで決めているので名前を呼ばれたものは前に出るように。」
最初の授業で早速模擬戦か。どのくらいの力を使ったらいいかわからない。ワウトに聞いておくんだった。でもやりすぎるなとは言われているからやりすぎないようにしよう。
続々と名前が呼ばれ模擬戦が行われていった。みんな意外と強いな。でも案の定詠唱している。
「ミーオ・シュガー・シルフォード」
呼ばれた。
「ニャン・ウォルト」
「はい。シュガー君よろしく。ウォルトとお呼びください。」
ウォルト金髪の美少年といった感じだ。彼が俺の相手か、強そうだけどどれほどなんか。現所彼がこの授業の中では一番強い男だ。
「よろしくお願いしますウォルトくん」
「それでは始め!」
とりあえず俺が使える魔法属性は火と水だ。
うまく使おう。
「でも僕から行かせてもらいますね。ソニックムーブ!」
地面との摩擦係数をさげ素早く動くために魔法言って目としてはいい判断だ。
筋力を挙げてきたか。
瞬時に近づきパワーも上がっている。
「いい一撃だね。」
かなりいい一撃だったかだ片手で十分だな。
「なんで片手なんだ!?」
「次は俺が行かせてもらうぜ。」
そう言って俺は瞬時に剣に火をまとわせ同時に筋力を挙げよろけているウォルトに一撃を与えた。
「三割ぐらいに力を抑えたし大丈夫だろう。」
そのまま剣を思いっきりふり。相手を見たら
「あ、」
吹っ飛んでいた。
「しまった」
ウォルトは壁にたたきつけられた。
「先生ギブアップで」
「勝者シュガー!」
いそいで駆け寄った。
「ごめんなさい大丈夫か?立てる?」
「大丈夫です。強いですねシュガーさんいっぱつでやられたのは初めてですよ。」
いい人で良かった。
「ぜひこれからよろしくシュガー。何かあったら聞いてくれわかることだったら教えるから」
「こちからこそよろしくウォルト。ウォルト頼て下さいね」
「はい」
意外と平和に授業が終わってよかった。
次は魔法の授業を受けようかな。
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