第6話 最強魔王は冒険者登録をする

ということで試験までにはまだ時間があるので街に行ってみることにした。

「とりあえず前回行ったパン屋さんは帰りによるとしてどこに行こうか」

そんなことを考えながら街を歩いていると武器屋をみつけたので入ってみることにした。

「こんにちは、ここは武器屋であってますか?」

「ああ、あってるよ」

店長だろうか、背は高くしっかりと鍛え上げられた体の彼が返答してくれた。

「ここってどんな武器がありますか?」

「たいがいはあるぞ。近距離用の剣、中長距離用の銃、銃は銃でも狙撃ライフルもある。」

なるほどいろいろあるのだな。

そんなことを思いながら店内を見ているとふと目に付くものがある。

それはかなり見覚えがあり日本人なら一度はあこがれるだろ

「店主これはなんだ?」

「なんだって刀だろ」

どうみても日本刀だ。俺も中学生のころはしっかり中二病を発症し、いろいろな武器を調べていたから多少の知識はあるつもりだ。

しかし、はやりこの世界はクロワッサンといい、日本刀といい地球にあったものそっくりのものが多いな。

「店主この刀をくれ、それとこの革のカバンも」

「まいど」

かなりいい買い物ができた。すごくいい気分になりながら街をまた探索している。

そういえば前回ギルドに行こうと思って帰っちゃったんだよな。ちょうどいいし今日行ってみるか。

そう思いギルドに向かう。場所はワウトに確認済みだ。

「ここか、それにしてもでかいな」

そこにあったのは三階建ての建物。この世界では一階建てが主流なのでかなりでかく見える。

入ってすぐに受付がある。

「こんにちは、ここはギルドであってますか?」

「はい、ここはこの町のギルドイミューズです。今日はクエストの依頼ですか?冒険者登録ですか?」

「冒険者登録をしたいんですけど」

「わかりました、ではついてきて下さい」

とりあえずついて行ってみることにした。

「はい、ではすこし冒険者登録について説明をいたしますね。まず、冒険者にはE、D、C、B、A、S、SSランクの七つのランクがあります。ランクは最初の適正テストの結果を得てE~Sに振り分けられます。SS以上はどんな強い方でもクエストを受けてあげてもらうルールです、まあ、たいていの方は高くてBなので問題はないとおもいます。それ以外はクエストをこなしていけば覚えていけると思いますので。

では、さっそく適正テストを行います。こちらの石に触れてください。」

色々説明をしてもらえて大変助かる。とりあえず平均が高くてBらしいがどうしようおそらくこのまま触ったら石がぶっ壊れる。とりあえず抑えめにして触ろう。

とりあえず触ってみることにした。

触れると赤い光から青になりなんかわからないけど真っ白になった。

それと同時に受付のお姉さんも顔色が変わった。

「白!?それもこんなに輝くのを見たのは初めてですよ!あああそれ以上触らないでください石が壊れます!!!」

転生物ではお約束だがお約束すぎてもうあまり驚かない。

「いいですか!白色なんてめったに見ないそれこそ超高ランクの冒険者になる方の中でも一部なんですよ!これは間違いなくSランクですよ!」

まわりがざわざわしだしたのとりあえずこの場から出たくなった。

「あ、そうなんですね。それよりざわざわし始めちゃったんで帰らせてもらってもいいですか?」

「ああお待ちください!こちら冒険者カードになります。身分証明書の代わりにもなりますのでなくさないようにお願いしますね。では、お気をつけて!」

とりあえずギルドから出れた。

「よし、クロワッサン買って帰るか」

ということでクロワッサンを買って帰ることにした。

ついに次の予定は入学試験だな。楽しみだ。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る