第3話 最強魔王は学校を見つける
国から帰ってきた。
ただ暇をつぶす為だけに言ったつもりだったがいい収穫もあった。まず、こっちの世界にきて初めてパン屋を見つけた。
まさかこちらの世界にきてクロワッサンやメロンパンを食べれるとは思わなかった。
城にお見上げで持って帰ってワウトやウォルドに食べさせてあげた。
二人はめちゃくちゃ美味しいそうに食べていた。いつもは落ち着いているワウトも
「また買ってきてください」と言ってきたのは意外だったがそれくらい美味いから仕方ない。
そんな話はさておき、俺はパン屋のほかにもう一つ面白いものを見つけていた。
しかしあまり詳しくないもで、ワウトに聞いてみた。
「ワウト少し聞きたいんだけどいい?」
「なんでしょうか佐藤様」
「この間国に行ったときに気になったんだけどもしかしてあの国には学校があるのか」
もちろん学校があるのは知っている。なんたって国民の96%が文字を書けて読めるのだから。
しかし俺が言っているのはそういう学校ではない
「はいあります。おそらく佐藤様が言っているのは王国直属の騎士育成学校でしょう。」
ビンゴだ。やっぱりそうだった。
「それは何をするとこなんだ」
「はい。簡単に言えば勇者つまりは佐藤様のもとに来る勇者を育成するのです。むやみに送っても佐藤様には勝てません。なおで大国で少しでも佐藤様に勝てる人材を送るために育成しているのです」
「なるほど。つまり今まで俺のもとにきていたのはその王国が育て上げてきた精鋭だったわけか」
「はいその通りです。まあ、しかしその精鋭を送るたんびに佐藤様に瞬殺されてしまうので最近はその勇者を送ることすらやめたみたいですが」
「なるほどな。つまりその学校には王国中から集められた精鋭がいるわけか。でも待てよ国はもう俺を倒さなくてもいいと判断しているはずそれなのにまだ学校があるということは一応は俺を倒す意思はあるのか」
「おそらくは」
つまりもし本当に俺を倒せそうな勇者候補が出てきたらまた俺を倒しに来る。それはつまり俺がまた暇じゃなくなるのか
しかしだ、今のままでそんな奴は一体生まれるのか?そもそもそんな技術が国にあるのか疑問だ。
いやてか待てよこれもしかして自分で勇者育てたらいいいんじゃね?
そうだ!そうしよう
「ワウトよ今すぐ四天王全員を集めろ」
「珍しいですね佐藤様がそこまでやる気なのはなにかまた面白いこと思いつかれたんですね。わかりました早急に集めます」
こうして俺の城では珍しく魔王と四天王が全員集まる魔城会議が始まったのだった。
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