2023年5月31日

常に新しい表現を求めている。


新しいというのは、世界にとって新しい?


それとも、自分にとって新しい?


どちらでも同じだろう。


自分がいなければ、世界を認識することもできないのだから。


文字情報は無限に増える。


そして、嵩張らない。


しかし、いつかは嵩張ることになる。


溢れて、保存できなくなる。


そうなったときに、どうなるだろう?


優先順位をつけられるようなことになるだろうか?


世界中に存在するすべての書物を読むことはできない。


ありえない。


けれど、もし、書かれている内容が同じだと判定する装置があって。


その内容ごとにまとめられた場合。


世界に存在する情報は、どれくらいになるだろう。


一般化すれば、どの人間も変らない。


それぞれの人生は、その人にとってはかけがえのないものだが。


たとえば、僕の一日をプロットしたところで、見えるものは、ごくありふれた人間の一日。


くだらない。


ストーリーにもなりはしない。


でも、僕は生きているから、生きている限り、言葉を話してしまうし、書いてしまう。


話せば、それを聞いた相手には残る。


書けば、それよりも確固とした形で残る。


いつまでも。


テキストは物理の法則を超えるのか?


言葉は世界を超える?


そこに、唯一の希望があるのだろうか?


分からない。

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