結果オーライ♡
ついにわたしは、功太と…功太と…
結ばれた?
あれっ⁉︎
わたし達って……そのー…付き合ってるって言っちゃっていいんだよね⁉︎
両思いなんだもんね⁇
ねっ⁉︎
…
でも、待って!
功太は、ドキドキするって言ったけど付き合おうとかは…言ってなくない?
言わなくても伝わるよね?的な感じかな⁉︎
昨日もハグしてくれたし…。
…
うーん。
よくわからないけど、今日休みだし功太の変顔撮りに行くついでにそれとなく探ってみよっかな!
てなわけで…
「ぉじゃましまぁーす。」
もしかして功太まだ寝てるかなって思って一応小声で声かけをしてそーっとドアをあけた。
…
あー、やっぱり寝てるー。
しかも前髪くしゃくしゃー‼︎
かわいいんですけど〜♡
わたしは、功太を起こさないようにそーっと近づいて、くしゃくしゃの前髪をもっとくしゃくしゃに変にアレンジして写真をパシャっと撮った。
くくくくくくっ
これでおあいこ!
功太がわたしの変顔写真見せてきたら、わたしもこの写真見せてやるんだぁ。
あ、そうだ!
そこに落ちてるぬいぐるみを拾って、功太がぬいぐるみを抱っこして寝てる風に撮っちゃおっと。
ぬいぐるみを功太の隣にそーっと置いてっと。
わ〜、これもかわいい〜んですけどー‼︎
さ、功太が起きる前にっと。
よし、準備オッケー‼︎
パシャリ
ふふっ、いいの撮れたっと。
…
ズル…ズルズル… ポトン
功太が寝返りをしたもんだからぬいぐるみが落ちちゃったじゃないのっ。
もー、仕方ないなぁというわけでぬいぐるみを拾おうとしたら寝ぼけた功太がわたしをぬいぐるみと間違えてムギュ〜ってしてきたの。
「ぅわぁ‼︎」
「んー…ー」
功太…えっ、功太ー‼︎
「ちょっ…功太〜‼︎」
「ん〜っ」
より一層わたしをムギューっとする功太。
ええー…、どうしよう。ぬいぐるみと間違われてるー⁉︎
「ねー、功太ー…わたし!ぬいぐるみじゃないからー」
と必死に訴えかけるも、どんどん抱きしめ方がエスカレートしてくる功太。
あしまで絡ませてきたよー…どうする⁇刺激が強いってー…。
と、アセアセしていたらクスクスと笑い出す功太。
⁉︎
「あーっ、功太…もしかして…わざとやってたー⁉︎」
「うん。だってかづ、オレの寝顔で遊んでただろ?写真まで撮って。だからお仕置きしたんだよ?」
と…わたしの悪さが見つかってしまっていた。
「あははぁ…なんのことかなぁ…」
「とぼけるともっとお仕置きするからなー」
ムギュ〜
功太からのお仕置きは、優しいハグだ。
これは、お仕置きじゃなくてご褒美に近い。
「功太」
「うん?」
「わたし…もっともっとこれからも功太にイタズラするからね。だから、たくさんお仕置きしてね?」
「バーカ、変態発言のかづに早速お仕置き」
と言いながらも功太は、またわたしにギュ〜をしてくれた。
こうして、やっとわたしと功太も結ばれたのでありました。
なっちゃんは、ずっと二人は両思いだったのに、なかなか付き合わないからヤキモキしてたよ。なんて言ってきた。
え…
なっちゃんは、功太がわたしを好きって気づいてたんだ。
なんなら、舜くんもすぐにわかったって言っていた。
…ハハハ。
中学生の頃は初め、舜くんのびっくり発言にわたしは、ドギマギしていて舜くんは、もしかして…わたしを好きなんじゃ…なんて勘違いして、舜くんを好きななっちゃんに気遣ったりしていたし、功太がなっちゃんを好きだと勘違いしたわたしは、よくクヨクヨとしていたもんだ。
あの頃が懐かしいくらいだ。
でも、でもさ、
ほんといい感じにみんな両思いになれてよかった!
こうして無事みんなハッピーエンドになれたのであります♡
全く同じ顔の双子だけど、わたしたちの彼氏は、わたしたちをきちんと見分けられるみたいなのです。
「菜月ちゃん♡」
「舜くん♡」
「香月♡」
「功太♡」
♡♡♡♡♡♡
おしまい。
幼馴染と双子の何角関係⁉︎なのさ⁉︎ てかさー…あんたって自分から拗らせてるじゃないのよっ‼︎ 猫の集会 @2066-
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