クラス
夏休みは、花火や勉強をして楽しく過ごした。
遊園地も行きたいねって話してたけど夏は暑いし、また別の時に行こうってなった。
ぼーっ
夏休みが終わると生活習慣がなかなか戻らない。
あー、まだベットでゴロゴロしてたかったぁー。
のんびり朝ごはん食べて本読んでいつのまにかお昼でさ、ご飯食べてまたお昼寝…したい…
ハッ‼︎
わたしったらいつのまにか妄想しつつうとうとと…
いつのまにかホームルーム終わっておりました。
…
「今日部活ないし、帰ろ」
「うん」
隣の席の舜くんに言われて慌てて帰りの支度支度っと。
そして、昇降口にやっぱりまだ来ていない功太となっちゃん。
「新学期そうそう先生の長話…聞くのイヤだろうね」
とわたしが哀れんで二人のクラスの方を見た。
すると舜くんも、
「うん。きついね。しかも先生一ヶ月半ぶりだからもう嬉しくてずっとしゃべってんじゃない?オレら、待ってる間に爺さん婆さんになってるかも」
なんて笑わしてきた。
「あはは、そんなに⁉︎ヤバー」
そこになっちゃんが現れた。
「なにー?楽しそう」
と。
「おや、あれは菜月さんかい?」
「あぁ、そうじゃろう。婆さんや」
「「あはは」」
「えー、婆さんって…なにー?」
少し引き気味のなっちゃんに訳を話していると功太も登場してきた。
「おやおや、来たねぇ。」
「あー、ほんとじゃー」
「えー、そうかい?」
みんな新学期早々年寄りになりました。
あれから五十年もの年月が経っていた…なんてそんなわけない。
でも、あっという間に一年は過ぎていくのだ。
そしていつのまにか夏休みが終わってしまったと思っていたら冬を迎えていた。
冬はみんなで初詣に出かけた。
バレンタインもわたし達からと、功太、利太、そして今年は舜くんにも渡した。
そして…
わたし達は、中学二年生になったのである。
二年生にもなればクラス替え。
あぁ、これでわたしと舜くんも別々のクラス。
なっちゃんの心配も減ることでしょう。
わたしも、舜くんは嫌いではないけどなんか発言がいつもドキドキハラハラだったから少し肩の荷がおりる感じだった。
そしてクラス、クラス…
ドキドキしながらクラス発表の紙を確認。
去年は、わたしの名前ない⁉︎とか思って半べそ状態だったなー。
舜くんに二回もなっちゃんと間違えられたりしてさー。
まさか、その人とそんなに親しくなるなんて思いもしなかったなー。
それになっちゃんが舜くんを好きになるなんてね。
と、一人タイムスリップして懐かしんでいたら、なっちゃんがクラス表を見て
「えっ?」
と言ったのでわたしも慌ててクラス表を見ると…
おー…。
こ、これは…
続く。
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