そ、そうなの⁉︎
えっとー…
舜くんって好きな人いるんだよね…
でも、もしかして…なっちゃんは舜くんのこと好き…になっちゃったんじゃないのかな…?
もー、功太が余裕ぶっこいてるからさー。
こーたー…、どうすんのよー…
と半ばあきれた。
だからあの時やめとけばよかったんだよね。
それなのに、功太ってばさ愛が芽生えるサポートとかしちゃってさー…。
功太は、一体何がしたかったんだろ?
自分が好きな人にサポートするとかさ…ほんっとわけわかんないなー。
と悶々とした。
そして恐る恐るなっちゃんに質問…
「もしかして…だけど、なっちゃんって…舜くんのことー…す、好きーになったりとかってー…」
とやんわり聞くと、
顔を真っ赤にして…
「うん」
と頷いた。
えぇえぇええええーーっ‼︎
そ、それはうまれてはじめてのびっくりニュースだった。
なっちゃんが…なっちゃんがはじめてわたしに好きな人を教えてくれた。
でも、なんで功太のときは教えてくれなかったんだろう。
…もしかしてわたしが功太を好きだって知っててそれで遠慮して好きな人いないって言ってくれてたのかな…?
「あのさ、なっちゃん…」
「なに?」
「功太は…、もういいの?」
はっ‼︎
わたしってば、なんて質問を…とあたふたしてるとなっちゃんは、
「ん?功太⁇いいのってどういうこと?」
とキョトン顔のなっちゃん。
「えと…功太のことずっと好きだったのにさ…もう功太は、いいのかなって…」
あぁあ…
わたしってば、こんなズケズケと質問を…
でも、でも…気になって質問が抑えきれないよ…
「え?功太は…幼馴染としては好きだけど、恋の好きは、一回も思ったことないよ!」とあっさり言うじゃないのっ!
…へっ⁉︎
…
あー…、じゃあわたしの勘違い⁇…で、功太残念じゃない。
あんなに楽しそうに話していたのにまさかの両思いじゃなかったなんて…
と心で思った反面…、なっちゃんが功太を好きじゃなかったことに少しホッとした。
功太には、ごめんだけど…。
あー…、てかさ舜くん好きな人いるって言ってたんだよなー。
そのうち告白するって…。
でも、そんなことなっちゃん聞いたらショック受けちゃうよね…。
今は、そのことは言わない方がいいんだよね…?
きっと。
…
わたしがお口チャックしたところで、なっちゃんが、
「てかさ、功太はさ…多分…」
と言いかけて口を閉じてしまった。
「えっ?多分なに⁉︎」
「あっ、ううん。」
となっちゃんはいったかとおもうと、
「もう、のぼせちゃった!先に出るね」
と勢いよく立ち上がって、お風呂を上がってしまった。
功太は…多分って…
何ーー⁉︎
気になるじゃーーん‼︎
なっちゃーーん‼︎
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます