焦り

第1話

焦りの塊だ。不安の塊だ。人の中にいると身体にギュッと力がはいる。自分のペースで物事に取り組みたい。そうすることが自分の力を引き出す最も良い方法のように思うんだ。でも、それって具体的にどういうことなんだろう。文章を毎日、ここに書くこともその一つかもしれない。でも、それだけじゃあ、うまくまとまらない。自分にとって、理想的な生き方ってどういう生き方なのか、自分でもよくわからない。何をしている時、自分は自分らしくあれるんだろう。それを形にしたい。昔、自分の進路を他の人に聞いた時、君は環境学の分野の専門家になればいいと言われた。本当にそうなのかなあ。それに自分なんかがそんなことできるのかな。そんな考えが自分の頭の中に浮かんでくる。環境学の専門家になるためには、統計処理の方法を一から学ばないといけないし、それに科学リテラシーも高めないといけない。それから、地道な先の見えない研究生活に耐える必要もある。自分なんかにそんなことができるんだろうか。そんなことを考えてしまうんだ。うまくできなくてもいいだから頑張れ。そう自分に言い聞かせてみてもうまくできないものはうまくできない。自分は常に最高の結果を出していないと認められないんだ。そうやって自分を扱き続けているのはもうやめにした方がいいのかもしれない。ほどほど。でも、そのほどほどがうまくできないんだ。それがうまくできればいいのだけれども。力が欲しいのか？名誉が欲しいのか？できる自分でありたいのか？自分で自分に問うてみる、