武芸者と狐狸貉ども

鹿角印可

武芸者と狐狸貉ども

 ある武芸者が諸国を武者修行していたときのことだ。

 山中で道に迷い、日も暮れようとするとき、運よく見つけた一軒家に一夜の宿を求めた。

 一軒家には老母とうら若く美しき娘が住んでおり、武芸者をたいそう歓待した。

 家の壁には弓、矢の類がかかっており、食事の時のよもやま話に自分が武芸者であること、その中でも弓を能くすることを語った。


 食事を終えたとき、母娘は急に居ずまいを正し、武芸者に今夜起こることを話し始めた。

 この辺りには、年経て知恵を得た狐狸、貉の類が百八匹ほど群居しており、それらが先年の戦の際に出た死者の肉を食い、人肉の味を覚えたこと。

 我らの他に老翁がいたが、先日人肉に魅せられた狐狸貉どもの罠にかかり、貪り食われたこと。

 彼らは、今夜、我らのうち娘を差し出せという。月が中天に懸かるころ、むかえにくると。

 語る母娘の顔は悲しみと怒りがないまぜとなっていた。

 もはや、彼らに娘を差し出すしかないと思い定めたところに、あなた様が訪ねてくださった。

 この家には弓、矢の類がある通り、我らは強弓、強矢を「創る」ことを能くするが、弓を扱うことは能くしない。

 聞けば、あなた様は弓を能くするという。

 もし、我ら母娘を憐れと思うならば、今宵……。

 武芸者は母娘に最後まで言わせなかった。

「人は言うまでもなく、兎、鹿なんぞを射たことはあるが、人食い狐狸貉を射たことはない。良き機会を与えてくださった。感謝せねばならぬ」

 と、矢筒を引き寄せ、にっこりと笑った。

 あなうれしと、母娘は手を取り合い、喜ぶ。

 喜ぶのもつかの間、その眼には一種の決意の火が灯った。

「お受けくださったこと、言葉を尽くしても言い尽くせぬほどの喜びでございます」

 老母が語る。

「お引き受けをいただいたからには、我が家累代の弓矢を用意しとうございます」

 老母の言葉に娘がうなずく。

「我ら二人で仕立てた、狙いし獲物をあやまたず貫く名弓、名矢でございます。必ずや、必ずや」

「分かった。お主らの本懐を必ず遂げて見せよう」

 武芸者に成算があるわけではなかった。しかし、自分をこそと見込んでくれた母娘の意気に応えねばならぬと、ただ、それだけのことだった。


 母娘は改めて、武芸者に向き直り、平伏し礼を言った。

 母娘は障子で隔てられた奥の部屋に一瞥した。部屋には燈明が灯されているのが、障子ごしにわかる。

「弓矢はこの部屋にあるのですが、秘伝ゆえ我らのみしか取り出しができませぬ」

 娘がうなずく。

「用意をしておきますゆえ、我らが中に入ってより、あの窓から見える月が松の枝にかかってから部屋にお入りください。我らはここに戻ることなく避難しております。どうかご武運を」

 ここまで言われても、武芸者は何の疑いもなかった。

「あいわかった」

 ただうなずくのみだった。

 この母娘こそ狐狸であり、部屋に入ればたちまち狐狸の類に貪り食われるのではという想像が武芸者の頭によぎらないではなかったが、その時はその時であると覚悟は決まっていた。

 食事の残りと酒をちびちびとやりながら待つ。母娘が奥の部屋に入って行ってから、言われたとおりに窓の外に見える月が松の枝にかかってから、武芸者は奥の部屋へと足を踏み入れた。

 妙に肝が据わってしまったのか、刀に手もかけていない。

 部屋に足を踏み入れても襲われることはなかった。


 母娘が言った通り、そこには弓矢があった。

 強弓、強矢と母娘は言ったが、その言葉に嘘偽りない見事な弓矢だった。

 何人張りだろうか、あの母娘に加え老翁がいたとはいえ張れるのだろうかと思えるくらいの太さ、大きさだった。

 矢筒に入れられた矢は百本以上あるのが見て取れる。

 試しに一本手に取ってみる。矢軸は太くまっすぐで矢羽は真新しい。矢じりは今打たれたばかりのように見事に研ぎ澄まされていた。

 弓を手に取る。武芸者にあつらえたかのように、手になじんだ。

 引き絞ってみる。

「おお」

 思わず声が漏れた。自分の膂力でも引き絞れるものか危ぶんでいた強弓が、まるで弓に力を与えられているかのようにたやすく引き絞ることができた。

 そのくせ、放てば、とてつもない手応えで放たれることは確信できる。

 この弓から放たれた矢に当たれば、当たったところは跡形も残るまい。武芸者にそう確信させた。

 ゆっくりと、引き絞った弦をもどす武芸者の顔に笑みが浮かぶ。少しだけ成算が立ったような気がした。

 中天に月が懸かるころに狐狸貉どもが来るというが、と窓から外をうかがう。


 いた。


 見た、わけではない。

 邪気、としか言えないものが一軒家のすぐ近くの森の闇の中から漂ってきていた。森と一軒家は百メートルも離れていない。

 人肉を貪り食うのを待ちきれぬ小物たちが今や遅しと、森の中からこちらに目を光らせているらしい。

 月が中天に懸かるのを待たずに始めるべきか考える。いや、待つ、と武芸者は心に決めた。

 今、始めても狩れるのは小物だけだ。おそらく、娘を中天に懸かるころ迎えに行くと宣言した狐狸貉の頭目がいる。でなければ、森の中から様子をうかがうようなことはしないだろう。

 今始めれば、この弓矢の威力に恐れをなして、頭目は出てこないかもしれない。

 それは母娘の本意ではない。狐狸貉どもすべてを討ち果たさなければ意味がない。

 中天まで息を殺して待つことにした。

 母娘しかいないと思わせておいたほうがいい。

 

 月が中天に懸かる。明るすぎるほどの月光で、森と一軒家を隔てるまばらな草地は昼間のように明るい。

 そのころには邪気は一軒家を圧するほどの濃さで周囲に満ちていた。獣臭が一軒家の中にまで侵入してきている。

 ざわざわと森のなかを大勢の何かが徘徊しているのがわかる。

「オウナど、のよ」

 だみ声が森の方から聞こえた。人の声ではない。獣が人の声を真似ているという印象だった。

「ム、スメをもらい、ウケに来た」

 応答はしない。

「サシだせ」

 少しの間。

「サ、シだせ」

 もう一度言う。焦れていることがわかる。

「媼よ、娘だけでなくお前も貪り食うぞ」

 武芸者の背筋が一瞬凍った。人真似ではなかった。その言葉に知性を感じた。この狐狸貉どもの頭目だろうか。あるいはそれに近いものどもか。

 応答がないと見るや、呼びかけてくるあたり、判断力もある。

 この群れは、ただの烏合の衆ではないのかもしれない。


 ふいに一匹が森の中から出てきた。狸が二本足で立ち、ぎこちなく歩く。口元はだらしなく開けられ、よだれも流れるままだ。目はまばたきすることなく、ぎらぎらと月の光を反射している。愛嬌はなく禍々しい。食欲に我慢できなくなった一匹のようだった。

 これを放っておくということは相手が異常事態を察知したことを示す。暴走した馬鹿をあえて自由にさせて、こちらの反応をうかがおうとしているのだろう。

 しかし、このままにしておくわけにはいかない。

 武芸者は覚悟を決めた。

 引き戸を蹴り倒し、姿を現す。そのまま矢をつがえて打ち放すつもりだったが、武芸者は自分の意に反して弦を引き、弦音を鳴らしていた。いわゆる鳴弦という所作だった。

 鳴弦は魔よけの儀式である。

 その弦音は武芸者が思っていた音ではなかった。怒りに満ちた女性、若い娘の甲高い叫び声を思わせた。音は武芸者が知るよりもはるかに大きく、振動も桁違いだった。

 弦音は殷々と森を震わす。

 間近で弦音の振動にさらされた狸はその場で、金縛りにあったようにその場で動きを止めていた。

 こいつ、動きたいのにうごけないのか?

 そう思ったときに、森の中の気配も静まり返っているのに気が付いた。

 この弦音は狐狸貉の動きを止める効果があるのか。

 戸惑っている暇はなかった。これを僥倖としなければならない。

 素早く、矢筒から矢をつがえ、放つ。

 放った後、武芸者の顔がゆがむ、狙い損ねたのだ。武芸者の見立てでは狸の横を通り過ぎるはずだ。もし運が良ければ、森の中の一匹に当たればよいがという一射だった。

 だが、矢は武芸者の目にもわかるほど急激に軌道を変え、狸の額を断ち割った。狸の頭は完全に粉々となった。一瞬のことだった。

  矢が風を切る音はまた、媼の慟哭に似ていることに武芸者は気づいた。

 もう、武芸者は弓音にも矢風にも、戸惑うことをやめた。すべては自分への僥倖だと思うことにした。少なくとも、この戦いが終わるまでは。

「媼、娘はここにはおらぬ! 狐狸貉どもよ。残念であった。ウヌらはこの儂が一匹残らず狩ってやるゆえ覚悟せよ!」

 挑発はまた武芸者自身への叱咤でもあった。

 呵、呵、呵と笑い声が森から聞こえた。

「良き余興よ。狩ってみよ」

 どちらが狩られる側かわからない。

 一端の侍大将のような物言いだ。

 森から怒涛のような邪気とともに十何体かの狐狸貉がまろび出た。我先に一散に武芸者目掛けて駆けてくる。どれも人肉が喰える喜びに口元が笑み崩れ、よだれを垂らしている。

 武芸者は再び、弦音を弾く。

 恐ろしいばかりの弦音の残響が化け物どもの歩みを止める。

「南無八幡大菩薩」

 弓矢の軍神の名をつぶやくや、矢を番え、一息に放つ。放つ。放つ。

 引き絞って放つ矢は、連続して三の矢。

 もとより密集する輩どもだ。矢はあやまたず、先頭のあたりの狐狸貉の頭部を粉砕する。後に続く物どもがあえなく転倒する。

 武芸者の体に武者震いが走る。

 自らの腕前が幾層倍にも、底上げされているような感覚。

 驚嘆の声が上がりそうになるのをおさえつけ、次は一息に四連続で矢を放つ。当たり前のように粉砕した。

 弦音の効果が切れるまでに、できる限り多くの化け物を倒しておきたい。

 武芸者は十分に威力をもった速射は四連続までしか経験がない。しかし、この弓と矢があればどこまでも速射ができるような気がした。

 次は五連射。楽々と放つ。これも相手を粉砕した。

 狐狸貉どもが動きを止めてから十五秒ほどか。わずかに四肢を動かし始めた個体がいる。

 再び、弦音を弾くべく武芸者が構える。

 そのとき森の中から遠吠えが聞こえた。

 弦音の憤怒に満ちた音色とは対照的な心胆を寒からしめるような遠吠え。

 その鳴き声に一瞬躊躇するその間に、狐狸貉は森の中に退却してしまった。

 遠吠えは退却の合図も兼ねていたようだ。

 鮮やかな手並み。

 一筋縄にはいかないことを感じさせた。

 だが、一息つくことのできる安堵感もある。


 そこで思い起こしたのは一対多で戦った時のこと、敵はいつも正面から来るわけではない。

 無意識に体が動いていた。脇差を逆手にただ、気配のする方に抜き放った。確かな手ごたえがあった。

「ぎゃっ!」

 人がましい声を上げて足元に落ちていったものがいる。キツネだろうか、のど元から頭部を断ち割られていた。

 断末魔の痙攣をする狐を外に蹴りだす。

 搦手を弄してくるか。

 弦音を高らかに弾く。

 呼応するように遠吠えが響く。


 幾時が経ったか、月は中天から傾き、月影は一軒家の影を森に向かって伸びている。

 一軒家は傷だらけとなり、狐狸狢と武芸者の血にまみれている。

 草地には狐狸狢の死体の山が所々に築かれていた。

 そして、武芸者も狐狸狢の勢いに何度か肉薄され、総身に傷を負っていた。肩で息をし、意識が朦朧としている。

 それでも弓と矢筒だけは、常に側に引き寄せている。

 矢はもう心許ない、しかし、狐狸狢もそれほど残っていないはずだ。

 数に任せて、襲いくるモノどもを弦音で金縛りにして、それを射る。その硬直を遠吠えがかき消す。硬直の間に射きれない狐狸狢が殺到して、手元の刀、脇差で対応しているうちに、傷が増えていく。

 満身創痍を体現したような状態。

 それでも気力だけは横溢していた。

 足元には頭を粉砕された狐狸狢のどれだかわからない死体がある。肩のあたりをむんずと掴んで遠くに放り投げる。

 今はあちらも攻めあぐねているのか、小康とも言える状態だ。

 もう一息、二息はつけるか。

 そうしている間も、矢を口にくわえ、いつでも金縛りの弦音をかなでられるように、弓の弦を軽く引き絞っている。

 いかにも恐ろしげな矢の風切り音と弦音なのに武芸者にとっては不思議と心強く感じていた。


 息を吐く。一瞬の隙を見透かしたように、森の中で大きなものが動く気配がした。

 高い所にある枝が荒々しく押し除けられる。

「うっ!」

 森から出てきたものに武芸者は顔をしかめる。思わず、声を上げていた。

 森から出てきたのは確かに狐狸狢だが、これまで出てきたどの狐狸狢よりも醜悪の一言に尽きた。

 狐狸狢の頭目だ。間違いなく。

 身の丈は十尺、およそ3メートルはある。

 どこで奪ってきたのかボロボロの鎧を着込んでいる。

 人の鎧がその巨体に合うはずもなく寸足らずで滑稽だが、歪な獣が人がましい格好をしようとしているのがなんとも醜い。

 狐狸狢とはいうが、ならばこの頭目はそのどれかといえば、そのどれかでもあり、どれかでもなかった。

 体はこれまで武芸者が屠ってきた狐狸狢どものどれよりも人に似ていた。

 頭目の足元には何匹かの狐狸狢がいるがそのうちの一匹の狢を頭目は鷲掴みにした。

 掴まれた狢はケタケタ笑っている。

 その狐狸狢を頭目は頭からかぶりついた。

 頭骨を砕かれるまで、狐狸狢は笑っていた。

 生き絶えた狐狸狢をそのまま食う。

 その一連の動作の間も、頭目は武芸者から目を離さなかった。

 その眼差しは冷静だった。値踏みをするような眼で武芸者を見る間も狢を喰らっている。

 武芸者がこの戦いで初めて恐怖した。

 恐怖のままに弓を引き、放った。

 頭目の眉間の鉢金を矢はつらぬくはずだった。

 それを遮るように一匹の狐狸狢が飛び込んで来る。矢はまずその狐狸狢を貫いた。

 勢いを殺された矢は鉢金で跳ね返される。

 呵呵

 と、頭目が笑う。

 年老いた老人のような声だった。

「翁の声がそれほど珍しいか?」

 弓と矢筒の矢がカタカタと震える。

 この狐狸狢どもが人を喰らって知恵をつけた、その狐狸狢を喰らってきたであろう、この頭目は一際の知恵を持っていることになるのだろう。

 喰われた翁のことを思う。

 頭目の声が翁のものであるとしたら、死してなお翁は辱めを受けていることになる。

 母娘のことを思う。

 ふつふつと怒りが湧いた。

 萎えかけた気力が甦ってくるような怒り。

 ゆっくりと矢をつがえる。

 もう一度、頭目の眉間に狙いをつける。

 南無八幡大菩薩にはもう祈らなかった。

 ただ、母娘のことを思った。

 弓と矢が共鳴するように震えた。

 弓矢が怒張し何倍にも膨れ上がる。

 渾身の力で弦を引き絞る。

 放つ。

 あああああああああああ!

 怒張した矢が空を裂き、放った弓の弦が震える。

 さっきの一矢とは明らかに違うのを敏感に察した頭目は咄嗟の動きで周りの狐狸狢をまとめて掴み、己が盾にする。

 盾にした狐狸狢は三体。

 盾にされた狐狸狢が矢が当たった瞬間に爆ぜる。

 爆ぜる音はひとつ。

 ふたつ。

 みっつ。

 鏃の先端が、鉢金に触れる。

 鏃は弾かれることなく、鉢金に食い込んだ。   

 その瞬間。

 頭目の鉢金に風穴が空き、矢は後頭部から突き抜けた。

 頭目は体を前後にゆらゆらと揺らした後、後ろにどう、と倒れていった。

 その表情には勝利の確信の笑みが浮かんでいた。


 武芸者は本能的に矢をつがえようと覚束ない手で矢筒をまさぐるが、すでに矢は尽きていた。

 終わったのだ。

 武芸者もまた放心し地面に突っ伏し、気を失った。

 目を覚ましたのは夜が明け、もう昼になろうかという時だった。

 立ち上がってみれば、陽の光の元に狐狸狢の死体が無数に転がっている。死臭も漂い始めている。

 頭目の死体もある。

 怪物の山が積もる非現実的な光景、白昼夢の中にいるようだった。

 だが、夢ではなかった。立ち上がっただけで満身創痍の体がみりみりときしみ、激痛が走り武芸者を現実へと引き戻す。

 弓を杖とし、体を預けようとした時、弓はあっけなく崩壊してしまった。

 役目を終えたかのようだと、武芸者は思った。

 疲労しきった体で半壊した家の中に入ろうとする。何度も狐狸狢の死体につまづいて転んだ。

 弓矢を受け取った部屋は奇跡的に壊されてはいなかった。

 母娘は避難すると言った。最初はそれを信じた。

 たが、母娘はこうも言った。

「我らは強弓、強矢を『創る』ことを能くする」と。

 つくるとは。

 若い女の叫び声の如き弦音。

 老女の悲鳴の如き矢の風切り音。

 戦闘の間は思考の外に置いていたもの。

 知恵を得た狐狸狢がいれば、自らを弓矢の化身とする者どもがいてもおかしくはない。

 障子さえ無傷の部屋の前に立つが、ふ、と武芸者はため息をついた。顔からは力が抜けている。

 もう、終わったのだ。

 母娘は避難して武芸者の勝利を願っている。

 それで良いではないか。

 

 踏み荒らされていたが、武芸者の荷物は無事だった。

 裏にあった井戸を使わせてもらい、体を拭う。

 血塗れの衣服を着替え、食事を摂り、少し眠った。

 目を覚ますと、まだ日は高い。

 武芸者は家に一礼し、立ち去った。

 振り返らなかった。

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武芸者と狐狸貉ども 鹿角印可 @kusuhi

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