第11話 ハイエナのヤーさん

中学生と見違うように彼らは童顔だったが、小太りで機敏な身のこなしは喧嘩

馴れしている亮一には分かったし、眼光の鋭さはニコニコしている童顔が有事に

なったらガラリと変わる事さえ付随して分かってしまった。

> 「沢山食べなよ。お昼未だなんでしょ?この子らは新車を買いたいって言って

たから紹介するからね?」ヤーさんに売りたくないと言えなかった・・・。

> 「アタシお利口さんかなあリョウちゃん?」瞳がキラキラして両指を組んでい

た。 

> 「う、うん・・・。」ナンも言えネエ・・・。宗像亮一ピンチ!動向次第でこ

の身が危うい。

> 「いやあ、新車は欲しいネエ、もっとビールを飲ませてくれたら買うかもねえ、

兄さん?」mou

飲まんでエエわ! 「ああ、そうですかどうぞ頼んで下さい。」心と裏腹だった。


>  刹那、振り向いて店員を呼び「生中4つと、上カルビ、上ロース上センマイ、

牛タンの上ね、四人前だよ?」ナンボほど食うんじゃと思う亮一・・・。シー、

シー、クチャクチャ。

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