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お兄ちゃんの家のお風呂から出た後、いつもよりも甘い香りのボディクリームを塗っていく。
丁寧に丁寧に、塗っていく。
そして、ピンク色のナイトドレスを着た。
胸の所が深く開いていて、太ももより少し長いくらいのナイトドレスを。
その上に同じピンク色のカーディガンを羽織り、私は今日もお兄ちゃんの部屋へと向かう。
ノックもしないでお兄ちゃんの部屋に入ると、お兄ちゃんは机で勉強をしていた。
私が入ってきたことにも気付かず・・・。
勉強に集中している・・・。
そんなお兄ちゃんの背中を見ながら、私はお兄ちゃんのベッドの中に入る・・・。
「癒し・・・。」
そう呟き、私はお兄ちゃんの匂いもする掛け布団にくるまる・・・。
そして、長い時間・・・
お兄ちゃんの背中を見ていた・・・。
こんなに可愛い見た目の妹が・・・
こんなにエッチな格好をしているのに・・・
そして、自分のベッドの中に入っているのに・・・
私に背中を向け続けるお兄ちゃんを・・・
長い時間、見ていた・・・。
──────────・・・・
ギシ──────...という音と、ベッドが少し動いた振動で目を開ける。
目を開けると、お兄ちゃんがベッドに入るところだった。
シングルベッドの隅っこに寝転がっていた私の隣に・・・。
そして、掛け布団を持ち上げた時に私の姿を見て困ったように笑った。
この姿の時は、私がそういうことをして欲しい時だと知っているから・・・。
「今日は、もう遅いし・・・。
りーちゃんも寝てたでしょ・・・?」
「少し寝たから元気になったよ?」
私の返事にお兄ちゃんは困った顔で笑い続ける。
でも・・・
ちゃんと、私の姿を見ている・・・。
それが堪らなく嬉しくて、掛け布団の中でピンク色のカーディガンをゆっくりと脱いだ・・・。
そして・・・
私の隣に寝転がろうとしているお兄ちゃんに、見せる・・・。
ピンク色のナイトドレスの胸の所を少しだけずらし・・・
胸の先を少しだけ見せ、お兄ちゃんに口を開く・・・。
鋭い歯で噛み付くわけではなく・・・。
甘く、噛む・・・。
甘噛みをする・・・。
「お兄ちゃんだって、私とエッチなことしたいでしょ?」
「それは・・・うん・・・。」
「お兄ちゃんだって、私のこと好きでしょ?」
「うん・・・。」
「私もお兄ちゃんのこと好きだよ?」
「うん・・・。」
私の胸の先を興奮した顔で見ているお兄ちゃんを見ながら、ニヤニヤしてきてしまい・・・そんな顔のまま、また口を開く・・・。
「お兄ちゃん、私を戴いて・・・?」
そう言った私に、お兄ちゃんの瞳が揺れていく・・・。
でも・・・
ゆっくりと、私の胸に顔を近付けてきて・・・
胸の先に向かって、近付いてきて・・・
それがお兄ちゃんの少し薄い唇に触れそうになった時・・・
お兄ちゃんが私の顔を見てきた・・・。
興奮しながらも、真剣な顔で・・・
そして・・・
「ありがたく、戴きます・・・。」
そう言って・・・
唇を開き・・・
私の胸の先に・・・
噛み付いてきた・・・。
甘く、甘く・・・
噛み付いてきた・・・。
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