トットトゥキカム

以下の文章はほとんどAIが書きました。少し後の時代になればこんな断り書きは不要になるでしょうが現時点では必要だと思われたので一番頭のところに書きつけておきます。私がやったことはAIの書いたものに対して足したり引いたり入れ替えたりとちょっと手を加えてやった程度のことです。


トットトゥキカムはおどけた顔つきの小型テリアです。この犬種はスコットランドの山間の田舎で家畜を襲う狐を追っぱらうために作りだされたと言われています。現在では人間によく馴れて飼い主のあとを慕ってどこまでもついてくる愛玩用のペットとしてたいへん人気があります。原産地はスコットランド南西部、シェトランド諸島といわれています。


トットトゥキカムのことをさる人はトットキカムという。いや、とつぜんですが、トットキカムとはなんのことですか、あなたにわかるのでしょうか? これはまた失礼いたしました。私はこの手紙ではじめてあなたのお名前を知りました。私がなるほどと思って驚ろいたことを、あなたも同じように驚かれたかもしれませんね。しかし、それは当然でしょう、なにもかもわかりますよ。というのはね、私もやはりおなじことをしたことがあるからですよ。私の名前はドリトルといいます。


トットトゥキカムはじぶんをこの世で一番えらいと思っている。それでいてけっしてうぬぼれてはいない。しかしやはり犬である以上は病気にかかったりするし、ときにはちょっとのあいだぐあいが悪くなることだってある。


あるいはトットゥッキカムとつゞけて云ひ、トツポスキモチカムトヨムヤウにつづくのだから、トットキカムとも読むのだらうが、私はトツクオモチカモトキカムと読む方が好きだし、またトッツクオタハモトムと云ふ方が、何だか妙な感じもする。トットモカモトミトノムシツクモ、と云ふ方がすんなりした感じだ。さういふやうに音ばかりではなく、字の方でも、いろいろ工合のいいやうに変えることはできるものだから面白い。


この詩は一七九二年(大革命前)に書かれたものである。この作者が実際に、どんな犬種のプードルを飼っていたのかは判らないけれど、当時の人々はみなプードルのことを考えていたようである。この詩が書かれたとき、まだプードルという言葉はなかったから〔もちろんフランス語にもなかった〕、この題名もおそらくプードルとは無関係だろう。しかし私はどうしてもこれが、ただの一編の詩とは思えず、何か大きな意味を持っているような気がしてならないのだ。たとえば〈プードル〉という言葉がなくても、プードルそのものの姿形を想像させるところなど特にそうである。そこで私は思うのだが、プードルという名はやがてプードルに附せられた形容詞的表現となり、ついにはプードル自身になってしまうのではないかと。それではプードル自身は何と呼ばれていたかというと……これは残念ながら、どうもこの詩の中にはないようだ。しかし私ならプードル自身がすでに一種の〈プードル〉なのであって、それはプードルと呼ばれる前からそうだったに違いないと思うのだが……。


おすわりをするときは必ず前脚で目をかくして尻尾をピンと立てる。そしてトットトゥキカムは、ときどき自分のほうがお利口さんだなあと思うことがある。そう思うときには、鼻をピクピクさせながら誇らしげに笑うのである。


トットトゥキカムが犬であるのは有名なことだが、なぜそういわれるか知っているものは一人もいない。ただ、そういい伝えられているのである。だからみんなこの謎が解きたくて仕方がないのだけれども、今のところ誰一人として解くことができぬのである。それというのもその答を知るためには、まず第一にこの物語の主人公である犬を知らなければならぬからだ。私がこれから書く話は、すべてある有名な人の口から聞いた話であるが、その人は自分の家の飼犬の名前を聞かれた時こう答えたのである。それは次のようなことである。


トットトゥキカムはしっぽをふってごきげんにあるいてゆきました。そしてあるくうちにトッチーカムがはたけのまんなかでたおれているすがたがみえてきました。どうしたんだろう? どうしたんだろう? とこわがりながらちかづいてみると、なんということでしょうか! おお! なんというむごいことをするんでしょう! あのおさないおともだちがねそべっていて、うごかなくなっています! ぼくはこのひとのことはなにも知らないよ。このひとはいつもぼくをおこったり、ばかにしたりしていたんだよ。


しかし犬は人間に飼われるもので人間の命令によって行動するものであるから、もし人間が命令する時に間違えて他の犬の名を呼んでしまえば犬の方でも間違われて迷惑だからすぐ返事をせずに寝ている振りをしているだろうと思う。


ある夜おそく家に帰るとすぐ自分の室へ行って床にはいった。するとそこへ犬がはいってきて枕のそばにすわった。そこで〈なるほど、こいつはどうしたものか〉と考えたが、それはそれとして寝てしまった。ところが次の朝起きてみるとこの犬がいないのだ。家のものは皆んなでさがしたのだが見つからない。それから一時間たつうちにとうとう近所の人まで手つだってくれたけれどやっぱりだめだった――というような話がずうっとつづくのであった。さすがの名医もこの話を聞かなければならなかったときは少々閉口したということだ。


トットトゥキカムとはトット・トックのことで、この男は昔しある大きな国を治めていた王様の息子だったけれど、父王に嫌われて追放され、それ以来、どこの国へ行っても歓迎されず、またどこに居ても満足せず放浪していたものだから、ついに飢えと渇きのために死んでしまった。けれどもトット・トックの霊魂はこの世に留ってその生涯を悲しく回想するのだそうである。そして自分がまだ生きていた頃の思い出に耽るうちに、いつのまにか立派な猟犬となってしまい、今でもその時代の習慣に従って、野良仕事に出かける人などを見つけると、たちまち主人と認めて忠実に仕えているそうだ。


このトットというのは昔はどこの家にも飼ってあった豚のような顔をした猫のことで、キカムとは小さいという意味だそうです。つまりトット・キカムというのは小さくてかわいい豚というわけです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

AIといっしょにファンタジー書く 緑窓六角祭 @checkup

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説