第六十五話 力を得た戦士、次の地へ
「これが、狼流派の
「確かに、かなり動きやすいしスピードも今までより出せそうだ。」
「メインは、シルクリザードのしなやかな素材で、所々にロックボアの鉱石で強化してあるんだ。」
スノウはパーカーで戦ってた姿から、
「お兄、意外と似合うじゃん!」
「意外とは余計だ。けど、これからが楽しみだ。」
「ハリソンさん!セラ達の分はどのくらいかかりそう?」
「そうだな、二日後には全員分完成するかな。それまで時間もらえるかい?」
「了解!」
ホープは一旦ハリソンの家を出る。
「先輩、ここからどうしますか?」
「そうだな、次どこいくか決めてないし情報集めるか。」
「じゃあ、二人一組で行こうよ!セラはリっちゃんと行きたい!」
セラはリサにくっつく。
「いいよ!じゃあ、あたしはセラチンとで!」
「そしたら、俺はさっきヒメノといたしユキナ、行こうぜ。」
「分かりました!」
スノウとユキナでチームになる。
「そしたら私は。」
「ああ、ヒメノくんよろしく。」
セドリックとヒメノで組まれる。
「それじゃあ、情報集めて夜には宿屋集合ね!」
リサの合図でみんな別れる。
各チームでいろんな話がされ、その内容は後々に関係してきそうだ。
そして二日後。
「それじゃあさっき話し合った通り、次の目的地は俺たちの修行してた地域、ユーダリルでいいな。」
「そうしよう!セラ達の戦神の事とか知れるはず!」
ホープの行き先は決まり、出来上がった
コンッコンッコンッ。
「ハリソンさん!きたよ!」
「おおっ!待ってたよ、入ってくれ!」
スノウ以外の五人も
まずはヒメノ。
鷹流派の
空を舞う流派ということもあり、風を体に纏いやすくされている。
次にリサ。
虎流派の
背中には長剣を差し、右腰には短剣が一本装備されている。
パワー重視の虎流派のため、少しの事ではびくともしないスタイルに。
次はユキナ。
鮫流派の
踊るように戦うヒメノには、最大限動きやすい軽量化と槍はすぐ取り出せるよう、腰に横に差している。
そして、セドリック。
彼は元々着ていた白い鎧を、シルバーの鎧に色を変え傷を修復した。
胸に剣のエンブレムが彫られている。
右腰に剣を差し、全身的に少し重めの設計。
これは、みんなを守りたいという彼の信念を形にしたものだ。
最後にセラ。
元々の服を着替え、スノウと色味が逆になっている。
タイトめの白い長袖トップスと膝上の黒いパンツ。全体に黄色の縦ラインが入っていて、黒いジャケットが迫力を増す。
右胸には黒い狼のエンブレム。
スピードを活かすために、軽い革で作った白のショートブーツ、両手には白い革のリストバンドを付ける。
二本の刀は両腰に差し、両太ももには投げナイフが二本しまってある。
これで全員の
「みんな、とても似合ってるよ!素晴らしい!!」
「いやいや!これを作ってくれたハリソンタンが本当にすごいよ!!とても動きやすいし何より、カッコいいしかわいい!」
リサは飛び跳ねて喜ぶ。
「確かに、これだとすごい動きやすいです!こんな
「え、でもヒメノちゃんも前にここで作ったはずだけど?」
「あっ……。」
その場を静寂が包む。
「ハリソン、言ってなかったんだけど、俺たち記憶を消されてるんだ。」
「へ!?え、でも、ここまでやって来て……。」
「ここまでにいろいろあってな、この町も反乱軍の一部なんだろ?」
「それも知ってるのか、なら話は早そうだ。」
ハリソンは直角にお辞儀をする。
「お願いだ、ホープ。この世界を、もう一度救ってくれ。」
「ビフレストのソーンにも同じこと言われたよ。……回答は同じだ、俺らがやれることをやる。それだけだ。」
「ああ、ありがとう。」
こうしてホープは、
ビフレストの村
ファンサリルの町
セクヴァベックの町
の三つの町と直接関係を持てた。
「次行くのは、ユーダリルだったかな?」
「はい、そこで私たちは修行したんですよね。だったら、私のグリンカンビを含めて戦神について詳しくなれる気がするんです。」
「確かにそうだね、だったら、村長のブライトに会ってみてくれ。彼なら、協力してくれる。」
「分かりました!ありがとうございます!」
ホープはセクヴァベックを後にする。
ここで、
次の地では、何を得ることが出来るのか。
第十章 完
◆◆◆お礼・お願い◆◆◆
第十章まで読んで頂きありがとうございました。
ホープは新しい装備、
そして、次は戦神について知ることが出来るかも!?
スノウ達の今後を気になってくれる方!
戦神とは!? 記憶のピースが埋まる予感!!
ホープの六人を応援してるぞ!
と思ってくださいましたら、
ぜひ、レビューや★評価とフォローをお願いします!
ここまで読んで頂きありがとうございます!今後とも宜しくお願いいたします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます