　今日、心臓が爆発しそうになりました。

いや、爆発したのかもしれないな。

　私自身、メンタルは強い方だと思っていたし、きっと彼は私と距離を置くだろうな、と思っていた。

　だって、昔ならともかく、今の私と彼にはそれぞれの立場があるし、私も現実が願い事を願えば叶う世界だとは思っていないから。

　無理なことは無理。それは仕方ない。でも、諦めきれずに、私は彼に近づいた。

　子供かよ、と思う。本当に。

　きっと彼の中の今の私はただの生徒で、関係性を変えるには爆弾が必要だと思った。

　だから爆弾をぶつけた。私の人生で一番勇気を振り絞った爆弾。

　丁度、仲良くしている学友が来て、平常心を装ったけど、ずっと心臓がバクバクで、あんまり記憶がない。

　不発に終わったけど。悔しいほどに不発に終わったけど。

　･･････始めてだったんだぞ、この野郎。

　だから今日、彼から接触してきたとき、正直身構えた。

　彼の口から語られる言葉に心臓が痛かった。

　思わず口調がきつくなってしまったと思う。

　そして、それだけ私は彼を好きだったのだと痛感した。

　彼の言葉を聞いて、私は逃げ出した。

　もうこれで終わり。本当に終わり。

　と、思ったのに。

　私は彼から言われた言葉にまた、惚れてしまう。

　チョロすぎでしょ、と我ながら思う。表情を作ったけど、バレていなかったかな、と内心やばかった。

　心臓の音聞こえてなかったかな、と不安だった。

　こうやって自らの気持ちを書くことで冷静になるほどに私はどうにかしているのだろう。

　うん。明日が楽しみだって、まずい。

　少女かよ、と思ってしまう。

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