第17話神剣、神槍、神弓作りにチャレンジするぞ。
眠れない俺は転移の指輪で、龍王の城に来ていた。
龍王の城の屋上は東京ドーム20個分の広さがあり、いくつもの魔法陣がある。
“ウオッシャー”、って言っても何を準備していいか分からん。弱ったな•••••、そういやエクストラスキルにAi大賢者というのがあったな。
人工知能大賢者って、コンピュータかよ?、知恵を持つと俺を乗っ取るということかな?、怖くてOFFのままにしてたけど、神剣や神槍、神弓、神盾等とかの作り方とかを知ってないかな•••、よし、当たって砕けろだ。
Ai大賢者がやばいスキルなら一生OFFで、封印だ。先ずはONにして、質問してみるか。
俺のエクストラスキルはどういう訳か開花した各スキルにON、OFFがあり、最初はOFFになっていて、そのエクストラスキルのAi大賢者が開花したあとは、自分の意志でON、OFFの選択が出来るようだ。
よって、今までOFFにしていたAi大賢者をONにして、質問をする。
「Ai大賢者よ、お前は知恵がついたら、俺の身体を乗っ取るつもりなのか?、俺を意のままに操るつもりなのか?」
『私にはそういう機能もなければ、欲もなく、そういう気もありません。只主様の幸せを願い、主様の問う質問や考えに沿う正しい解答に、答えるのみです。』
エッ、スキルが喋った!マジかよー、綺麗な女性の声でアナウンサーの様な喋り方をする。
「Ai大賢者お前は喋れるのか?」
『主様に直接念波で話しかけているので、他の人には聞こえませんが可笑しいですか?』
「いや、分かったよろしく頼む。Ai大賢者は、呼び難いからケンチャンと呼ぶけどいいか。」
『はい、主様のお好きなように。』
「ケンチャンに聞きたいんだけど、神剣等の作り方とか知ってるか?龍王の城の魔法陣を使うらしいけど、どれを使うか知っているか?」
龍王の城の屋上にはいくつ物、魔法陣が書かれており、薄く光って全て起動しているのが分かる。
『はい、存知ております。神龍が作った創生の魔法陣は、創造の魔法陣とも言われ、金色の魔法陣がそうですので、あちらに見えるのがそうです。
その際に使う魔法の呪文も知っているので、私が補助します』
どうも、ケンチャンは俺が目で見ているものを見ているらしい。感覚の共有をしているらしい。
「呪文が必要らしいけど、さすが、ケンチャンだな呪文も知っているとは。使う素材とかも大丈夫か」
使う素材は今まで倒した黒竜等や、今まで倒した魔物やこの前のメテオで倒した魔物達の素材も集めるだけ集めてアイテムボックスに入れてある。
『問題ありませんが、どんなものを作ろうとしているか、どんな魔法付与を考えているのか、どんな力を付けようとしているのかで、大分変わって来ますのでそれを先ず教えて頂き、アイテムボックス内の物を使えるか調べたいと思います。』
そう言うので以前に龍王の城にてシャンから貰った各種の神剣や聖剣等を出して、
「俺だけが使える神剣や聖剣等を作りたい。
これらを上回る物を作りたいんだが、ベースはこれらの能力や力や、付与魔法をそのまま使い、それ以上の物を付けたいんだけど大丈夫か?。
しかも、素材はそれを使っている物より良い素材を使いたい。話では龍や竜の素材が良いと聞いているが使えるか?勿論それ以外でも何でも使ってくれ。
それと、武器の形とかも格好良くしたい。」
『大丈夫です。完璧に素材が揃ってますので使えます。魔法陣を使って作る際、主様の精神P、精神波、精神力を使いますので許可願います。
同じく主様のアイテムボックス内の素材を無駄無く適量を使いたいので使用許可を願います。』
よっしゃ〜、俺だけの神剣や聖剣、神槍、神槌、神弓、神盾等と時間があれば防具も作ってみるか。
龍王の城からシャンから貰った神剣ラグナログを持って言う。
「ケンチャン、すべて許可する。遠慮なく使ってくれ。先ずはこの神剣ラグナログを題材にして俺だけの神剣を作りたい、性能はそのままにしたいんだが、同じのもだと味気無いから更に魔法付与を沢山付けたいんだが、大丈夫か。」
『分かりました。先ずその神剣をサーチして能力を確認させて下さい。・・・サーチ完了』
ケンチャンが言うには、この剣の能力として、神々の武器に共通してる魔法付与で、武器に主人以外持つのを拒否する意思を持たせ、状態異常無効、壊れない、浄化、回復、身体能力上昇、神聖魔法等などが付いていて、神剣ラグナログには、他にも独自に神速光斬、完全切断、魔法無効、バフ、結界、勇者覇気、魔法切断等が付いていた。
新たに追加した魔法付与が、精神体切断、邪霊魂切断、呪い切断、切断部再生不可能、空間斬り、黒魔法耐性、闇魔法耐性、飛斬、豪雷魔法、豪炎魔法、重力魔法等を付与したことにより、
『主様、これより作成に入りますので、創生の魔法陣の中に入ってください。主様以外が使えなくする為、主様の分魂を使いますので、この許可も下さい。』
「分かった許可する。チナミに使う素材は自分でも何の素材か分からない塊だらけも在るけど、軽く説明してくれ。」
『分かりました。これは竜から少ししか取れない竜涎香、これは海魔獣王の魔石の一部、これは悪魔バーバマの魔核の一部、これは邪妖精の羽の一部、これは邪巨人族の魔石と骨の一部、これは邪黒竜の骨と角と皮膚の一部、これは•••••』
余りにも多過ぎて把握仕切れない。俺が知らない素材まで完璧に理解して、全部分かっているようだ。
しかも、必要な分しか使わないようだ。
「分かった有難う。もうイイ、この魔法陣に入ればいいんだな。」
創生の魔法陣の中に入ると、俺の身体が光、俺のアイテムボックスから、適量の素材が50種類程
出て行くと素材同士が目の前で浮き光で一度圧縮され丸くなり、光の玉となり、ケンチャンが言う。
『主様神剣の形状を御希望だとか、形を頭の中で創造してください。その通りに作成します。』
「分かった。」形は良く考えてある。日本刀のようだが背面にギザギザを付けて、色は黒色だ。
そう想った所で目の前の光の玉が想像していた通りの日本刀の形と色になる。
『主様、新たな神剣に名前を付けなければ成らなくなりましたので、命名をお願いします。』
エッ、名前か〜、どうするかな、
そういえば、昔学生の頃メーゴーサー(ゲンコツ)を打たれた時物凄く痛かった事を思い出し
「神剣の名前は・・・神剣メーゴーサーだ。」
そういった時、俺の身体の光が神剣メーゴーサーに入ってから、また俺に入るのだった。
神剣メーゴーサーが完成したのだった。
俺が想像していた通りの格好良さで気に入った。
神剣メーゴーサーを握ると物凄く軽く、握りやすく軽く振ると”シュン“と風鳴音がする。
能力と刀の力を確認したいが今は時間がないため後回しにする。
『剥き身のままだと、危ないので鞘をどうぞ。』
「有り難う、ケンチャン流石だな」
鞘にも何かしらの力を感じる。
身体の力が無くなる感じが分かるが、まだまだ作りたい。神剣メーゴーサーをアイテムボックスに入れて次は、神槍グングニルを出し
今度も、同じ様に神槍を作る。神槍グングニルにも、神々の武器に共通してる付与魔法で、武器に主人以外持つのを拒否する意思を持たせ、状態異常無効、壊れない、浄化、回復、身体能力上昇、神聖魔法等などが付いていて他に、グングニルに独自に付いていたのが、神速連続突、万物破壊、魔族の魂消滅突、竜巻旋風突、暴風魔法、地割れ炸裂突、絶対貫通、投槍帰還、無限伸縮が付いていた。
新たに付与したのが精神体消滅突、邪霊魂消滅突、呪い消滅突、闇突、貫通部再生不可能、異空間突、風雪魔法、炎耐性、魔法耐性、投槍命中100%、魔防貫通、闇耐性を付けたことにより、新たに神槍の形と名前を付けなければならず、形は普通で色は淡い水色とした。
名前は悩んだ結果、子供の頃右手と左手の人差し指を合わせて友達に“カンチョウ”をしたのを思い出した。これが決まれば、友達は身悶えて俺の人差し指は、ウンコの臭いで超臭かった。俺のあの時の必殺技であった。
「神槍の名は神槍カンチョウだ。」神槍カンチョウの完成であった。
俺の身体が光それが、同じ様に神槍カンチョウに入り俺の中に光が入っていく。力が大分無くなっているのが分かる。
ドンドン作っていく、次は神弓だ。
アイテムボックスの神弓キューピットを出すが、弓には、弦がない。これでも作れるのかケンチャンに聞いてみると
『大丈夫です。問題ありません。元々神弓キューピットの弓には弦が有りません。弓を構えると、見えない弦が出てきて、魔法の矢を放つ物なのです。』
よし、なら今度は神弓を作る。神弓キューピットの弓にも、神々の武器に共通してる付与魔法で、武器に主人以外持つのを拒否する意思を持たせ、状態異常無効、壊れない、浄化、回復、身体能力上昇、神聖魔法等などが付いていて、神弓キューピットに独自に付いていたのが、、隠蔽、俊足、精神魔法、絶対貫通、命中率100%、神速発射、魔防看破、魔力矢(普通の矢、浄化の矢、恋の矢、魅了の矢、テイムの矢、精神支配の矢、解除の矢、回復の矢、魅惑の矢、恋の奴隷の矢)が付いていた。
新たに魔法付与したのが、弓兵は狙われやすいので魔法障壁バリヤ、物理攻撃バリア、精神体消滅打、邪霊魂消滅打、呪い消滅打、闇打、貫通部再生不可能、異空間打、回避、弓矢の追尾•追跡、追加の魔法矢(爆雷の矢、爆弾の矢、結界の矢、豪雨の矢、爆炎の矢)を作り、普段使用しないときは邪魔なので利腕の黒色のリストバンドに変化させ、弓の大きさは少しだけ小さくしてショートボウの大きさにし、色は土色にしたのだった。
名前付けに困って名前通りに
「神弓の名前はキューピーだ。」
俺の身体が光それが、同じ様に神弓キューピーに入り俺の中に光が入っていく。力が大分無くなっているのが分かる。
さぁ、もっと作るぞ。次は神槌を作ろうとしたらケンチャンから待ったが掛かる。
『主様、神槌を作る程の主様の精神P、精神波、精神力が有りません。』
「えっ、そうなんだ~仕方ないか」
『神話級の武器は1つ創るのさえ、10年は掛かりますので、作り過ぎです。』
ケンチャンに怒られてしまった。
まだ、夜明けには時間があるから何しょうかなと考えていたら、神話級の武器を俺一人で独占するのも何だかな!そうだ!、今作った物のコピーを作って皆にあげよう。
「ケンチャン、今作った神話級の武器をコピーで作ることはできるかな?、その力はまだ俺に残っているかな?」
『完全なコピーは、100%の主様の精神P、精神波、精神力を使いますので、作れませんが劣化版の力が1/10〜1/100程になるものならばできます。』
「神剣メーゴーサーを俺とシャンとクロの分の3つと、神槍カンチョウをウタの分、神弓キューピーを俺とハクとメイファの分の3つ、後龍王の剣、龍聖の飛斬剣のコピーでシャンが使えるようにしたいんだが創れるかな?精神P、精神波、精神力は大丈夫かな?それぞれの持ち主しか使えないように制限もしたいんだが無理かな。」
『ギリギリセーフです。それぞれ持つのも眷族にしたときの分魂をコピーして使えますので問題無しです。力やスキルや能力も1/20で良ければ今直ぐに作れますが、龍王の剣は、力がほぼ残って無いため1/100の劣化版なら直ぐに作れます。
完璧なコピーならば、後日作成となります。』
以前シャンが龍王の剣を持てなくてスネていたのでコピーとはいえ持たせてあげたい。
「ああ、頼むよコピーを作ってくれ」
『了解しました。作成に入りますが完成した後は、力の使い過ぎで気絶すると思われますので安全の為、主様の周囲に結界バリアを貼る許可を下さい。』
「分かった許可する。頼むぞ」
作成に入るとそのまま、魔法陣の中で気絶してしまうと俺を呼ぶ声がする。
ー ー ー ー ー ー ー
少し前のシャン達
「ファ〜ア、良く寝たのだ。酒を飲み過ぎたな頭が痛い。」とシャンが言う。
「シャン姉、ダンジョンはまだ入れないようだが、今日の予定はどうする?」とウタが言う。
「今日は、龍王の城にてタクマの神剣作りに協力する。朝飯を食べて皆で行こうぞ。」
「姉様、主様は昨晩一足先に龍王の城に行きました。眠れないから向こうで準備しているそうです」
「フフフフッ、タクマめ、神剣と聞いては居ても立っても居られないようだ。でも、龍王の妾しか知らぬ事だらけで狼狽えておろうな。
何もできずに落ち込んでおろうから、飯を食べて直ぐに出発じゃ」
シャン達は朝飯を食べた後、村長のメイガスさんやメイファ達に何も言わずに急いで向かう。
龍王の城との結界バリアを何とか抜けて龍王の城の屋上に行くとタクマが創世の魔法陣の中で倒れている。近付こうとすると、バリアが貼られていて、タクマに近づけないので大きな声でタクマを呼ぶのだった。
ー ー ー ー ー ー ー
俺を呼ぶ声に起こされて、周囲を見ると朝日が登り切っていて、バリアが貼られている。周囲にシャン達が集まっていて、魔法陣の外から声を掛けている。
側にはコピーの神話級の武器が有るので夢じゃないんだ、本当に俺が神話級の武器を作ったんだと、感無量である。
ケンチャンにバリア解除をお願いすると、魔法陣の周りの結界バリアが解けて、シャン達が駆け寄って来た。
目聡いシャンが俺の側にある神話級の武器のコピーを見て、愕然として言う。
「タクマ、何故に創世の魔法陣が使える?、妾以外には使えぬはずじゃぞ。
ナァに〜そんなに沢山神剣等を作ったのか?有り得ない。信じられない••••。“ハッ!、フフフフフッ”タクマめ、引っ掛かったな。
タクマよ龍王の剣、龍聖の飛斬剣を出して使ってみよフフフフフッ。」
「うん、シャン何を言っている龍聖の飛斬剣を使えばいいのか?」そう言って側にあるコピーの龍聖の飛斬剣を手に持ち魔力を流すと刀身が光、伸びていく。それを、遠くの山脈に龍聖の飛斬剣を振ると光が飛んでいく“シュッパー”と言う音と共に光が飛び、山脈の上の部分を少し切ったのであった。
「何故じゃ有り得ない、ヤキモチ焼きの嫉妬深い龍王の剣がなぜ使える。何故にタクマを許しているのじゃ、イヤじゃ、イヤじゃ龍王の剣は笑の物じゃ」
とシャンが泣くので龍聖の飛斬剣をシャンに渡す。
「シャンも持ってみろよ、ほら」
「でも、前は龍聖の飛斬剣に拒否されたのだ。」
「前は前、今は持てるかもしれないだろ。持てるならシャンに龍聖の飛斬剣(コピーだけど)をやるよ。」
そう言っての渡すと
「分かったのだ。・・・軽い持てるぞ。ガッハハハハッ、見よ龍聖の飛斬剣が妾を龍王と認めたぞ。無敵の龍王の復活じゃフハハハハ。ダンジョン攻略なぞ、妾にすべて任すのだ、」
自身を取り戻したシャンだったが、ウタ、ハク、クロが口を揃えて言う。
「「「いいなぁー、シャン姉だけ良い思いして(我も、私も、俺も)自分だけの武器が欲しいな〜」」」
そう言うのでコピーの神剣メーゴーサーの1つをクロにやり、1つは俺が持つことにし、シャンにやる予定のもう1つをアイテムボックスに入れて予備とする。
コピーの神槍カンチョウをウタにやり、コピーの神弓キューピーをハクにやったのだった。メイファには後でやるとする。
ハクには、神弓キューピーは俺には使わないように強く念を押したのだった。メイファにも後で同じことを言うつもりだ。
メイファは後で分魂をして、俺の眷族になってもらってから、渡すつもりである。
皆それぞれの分魂を使ったので、俺と貰った本人以外には使えないのである。
そんな時クロが神剣メーゴーサーのコピーを振ると見えざる真空波が”フォン“と鳴る音と共に飛んでいくのだがその際龍王の城の魔法陣を幾つか屋上の地面ごとぶった斬ったのであった。
「スゲー、こんなに凄い剣は始めてですよ。アニキ有難う。大事にするよ。やばいなー、龍王の城の屋上に傷つけちゃったな。」
クロが斬り裂いた魔法陣の中には創造の魔法陣も真ん中からぶった斬られていた。
シャンが「良い良い、龍王の城にも魔法陣達にも自動修復の魔法が掛かっているから1ヶ月もすれば、治っているから、気にするな。」
俺としては、ステータスが戻り次第、神武具や聖剣等も色々作りたかったが仕方ない。
今は諦めて世界樹の底のダンジョンを攻略してから又来るとする。
神の名の付く武器の性能はコピーとは言え凄まじく物凄い。よって本物は余程のことが無い限り、アイテムボックスから出さないことにした。
コピーの龍聖の飛斬剣をやったシャンがクロにあげた神剣メーゴーサーの威力を見て、物欲しそうに指を咥えて見ているのであった。
シャンも他の神武器が欲しいと言えば今度こそ龍聖の飛斬剣が嫉妬して自分に愛想尽かすであろうと思っているので口には出せないでいた。
その日は丸一日、龍王の城にて5人で盛大に飲み食いし、神剣や神槍、神弓等の凄さを確認し能力の高さ自慢をしたのであった。
その飲み会でクロが言う
「アニキ神武器有難う。しかしアニキは肝が座っていますね。もし、自分なら呪いの動きを制限するアイテムを作りますよ。」
「???、どう言うことだ?クロ」
「イヤ、ほらインポの呪いは生きている呪で、心臓や頭の脳みそに出入りしていると、言ったじゃないですか。脳に出入りしているということは、脳をアニキを乗っ取ることを企んでいるからですよ。
今はアニキの脳が反発してますが、その内耐性を持つようになったら、アニキの脳を身体を精神を乗っ取ってアニキの魂を殺すつもりですよ。
そうしたら、アニキの眷属の俺達龍族ですら、インポの眷属になって、インポの呪いの意のままに奴隷扱いされる事になるんですよ。
俺等龍達も奴隷のようにこき使って、人族や全てを破壊尽くすつもりなんですよ。」
「「「「はあ~あ~、なあにぃー、何でそんな大事なことを言わないんだこのバカ」」」」
俺を始め龍っ子3人がクロの頭をドツク””””ゴンゴンゴンゴン““““
「ズビマゼンデジタ、ワズデテマジダ。」
大変なことになった。今直ぐに呪いの動きを制限するアイテムを作らねばならないがクロが創造の魔法陣をぶった斬り1ヶ月は使えない。
『ケンチャン大変なことになった』
念波でAi大賢者のケンチャンに助けを乞うと
『大丈夫です、脳への侵入を阻んでいるのは私です。既に呪いが入れないように精神バリアを張ってます。暫くはダンジョン攻略まで、大丈夫です。』
それを皆に説明して暫くは精神バリアを張ってあるからダンジョン攻略迄大丈夫な事を話し、再び飲み会になったのである。
そのせいで、全員二日酔いで翌日も潰れたのであった。昼頃、精霊の国のエルフの村に転移の指輪で戻ると怒った村長のメイガスさんが
「怖くなって逃げたかと思ったぞ、バカタレ共が」
シャンとウタはコピーの龍王の剣と、神槍を手にしているからか強気で言う。
特にシャンは、悪い噂を流しているのが村長のメイガスと聞いているのでケンカ口調で
「心配するで無い、クソババア、妾達に安心して任せるのだ。だから、変な噂を流すなクソババア。」
ウタも強気で言う。
「今の我等は、人の時も無敵の存在よ、大船に乗ったつもりで任せるが良い。」
「すみません。メイガスさん、チョット龍王の城でやることがあったので、戻ってました。
それで、世界樹の穴の雲の具合はどうですか?
入れそうですか。」
「ウム、まだ霧程度は若干残っているが、もう1日待てば問題なく入れる。
手筈は万全じゃ。メイファと妖精のピーも入り、穴の底のダンジョン前までエルフの兵士100人も警戒の為、お主達が出て来るまで待機させるから、安心してダンジョン攻略をするが良い。
ダンジョン核を破壊したあと、メイファとピーが世界樹の穴の底にて、魔法の呪文にて世界樹のタネ、土地、空間に緑龍様の魂と思念を降ろし、地脈、魔脈、龍脈、霊脈、宇宙脈を強化させる。
これが出来るのは緑龍の血を引くメイファだけじゃ、頼んだぞメイファ、ピー」
「はい、お母さんいえ、村長お任せ下さい。」
「メイファの事なら私に任せていいわ。ピーという大船に乗ったんだから、大丈夫よ。」
クロが突っ込む
「沈没船かポンコツ船じゃないのか」
すると、妖精のピーが
「舐めんじゃないわよ」と言いながら
「カミナリ拘束魔法、ライジング縛」というとカミナリの鎖がクロに絡まり、絡まっている間中クロは
“バリバリバリバリ”「アガガガガガガッ、辞べデ、ズビバゼン、オネガイジバズ、ワダグジガワルウゴザイバジダユルジデグダザイ。」というとピーはスッキリした顔で
「龍なんて、怖くないんだからね」とウソブクのだった。ピーが魔法を解くとクロは暫くはピクピクして動けないのであった。
「メイファ、ダンジョン攻略まででいいんだが、俺等冒険者のパーティー“ガチマヤー”に入ってくれないか。
Okなら、渡したいものがあるんだが、俺の部屋に来てくれないか。」
何か感違いをしたのか顔を真っ赤にして
「はい、分かりました。初めてです、優しくして下さい」という。
俺の部屋に行くとシャン達も普通に付いてくるのだった。メイファの場合は名付けが終わっているので分魂は出来ないだろう。眷族にはならないだろうと思っていたのだが、
「メイファ、お前に神弓キューピーをやるためには、お前の分魂も必要なんだ。協力してくれ、」
「はい、何処までもタクマ様とご一緒します。」
メイファがそういった途端俺とメイファの身体が光、俺の中に入って行く。
ウソ〜、と思ってステータスを確認するとメイファが俺の眷族になっていた。
ダンジョン攻略後迄だから、攻略後どうするか考えよう。頭が痛くなってきた。
Ai大賢者のケンチャンに神弓キューピーのメイファの分魂をやってもらい、
「メイファ、この神弓キューピーをあげるけど、俺には使わない事、絶対約束だぞ。」
「はい?、分かりました。」
「神弓の使い方を説明する。ハクも一緒に聞いてくれ、これの使い方と力と能力は••••••••••••••••」と詳しく説明をしたのだった。
その後は冒険者ギルドへ行き、メイファもパーティー申請したのだった。
部屋に皆で戻ってミーティングをしてると、シャンが「タクマよ、例の賭けの勝負もしようぞ。」
「??!、あぁ、マッサージの事か、良いぞ、俺は今回は自信があるからな」
「アニキ、何の話です。面白いことですか。」
「ああ、以前にシャンと魔物退治で勝負して、負けたものが勝った人にマッサージをするという賭けのゲームをしていて、何時も負けて、シャンのマッサージをさせられていたんだ。
でも、今度は俺も勝つ自信があるシャンにマッサージをさせてやる。」
「面白そうな話だな、ウタもやるぞ」
「ハクも参加します。」
「おおー、モチロン俺もやるぜアニキ。」
「メイファも参加させて下さい」
「メイファも参加するならピーもやるわよ。」
「メイファには、ハンデとしてピーとの合計でも良いぞ。なぁ、皆。」
「「「「異議なし」」」」
「じゃ、魔物の魔石の総重量で勝負だ。重量が1番軽いやつが、1番重たい人にマッサージをするでいいか。」
「「「「「分かった(分かりました)」」」」」マッサージを賭けて、皆頑張るのだった。
「あと、平等の為、龍への変身はなしで、魔法も無し、武器のみで倒した魔物の魔石の重量勝負だ。」
龍王の玉 やんばらぁ尾熱 @onetsuraita
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。龍王の玉の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます