第13話死の呪いを解くために冥王龍の元へ行くが、その冥王龍に殺されてしまう。

俺の余命が3日しか無いため、時間が惜しい。

その為、冒険者ギルドへ報告と残りの素材の買い取りを後回しにして、呪いを解く心当たりがあるという冥王龍の居るところまで急いで行こうと用意していると、宿のドアが“コンコン”と叩かれ、ドアを開けると冒険者ギルドの受け付けの女の人がいて

「冒険者ギルドマスターのファンタさんが至急会いたいそうです。来て頂けますか。」

「残念ながら、今取り込み中のため、後日にして下さい。俺の命に関わるもんで」

「分かりました。ギルドマスターにはそう伝えておきます。ちなみに、何方かへお出掛けですか?」

「あぁ、チョット呪いを掛けられて余命3日しかないから、それを急いで解呪しないといけないんだ」

「はい?、呪い?、余命が3日ですか、分かりました。ギルドマスターへはそう伝えておきます。」

そう言って部屋から出て行くのであった。

「シャン、ハク、ウタそれでその冥王龍は何処に行けば会えるんだ?。早く会いに行こう」

「慌てるでない、龍の国の妾の城、龍王の城の近くに龍の墓場というものがある。

そこの管理人をしておる。

朝ご飯をたらふく食べた後、タクマの魔導具の転移の指輪を使って、1度龍王の城に行きそこからすぐじゃ。先ずは豪華な朝飯にしようぞ。」

「じゃ、1度街に出るか」

「うむ、力を使ったから腹が減ってかなわん。」

(敵を倒したのは俺だっちゅうの、お前らは何もしてないじゃないか)

「ううん?、タクマ何か言ったか」

「いや何も(勘が鋭いんだよな)じゃ、朝飯は何を食べようか?。シャン、ハク、ウタ何か食べたいもののリクエストはあるか」

「主様、ハクはお菓子というものが食べたいです。あの甘〜い、ずっと昔に1度だけ、食べたクッキーというのが食べたいです。」

「お菓子はご飯じゃないから、朝ご飯を食べたあとに買いに行くか」

「はいです。主様有難う御座います。」

「ハクよ、そのクッキーというものは、どんな食べ物なのじゃ、甘い食べ物なのか」シャンはヨダレを呑み込みながらいう。

「姉さん、我もそのお菓子というのを食べてみたい。海の中は塩味しかしないから、甘いお菓子というのを食べたことがない」

「よし、朝ご飯はクッキーにするぞ。」

「だから、お菓子は朝ご飯にならないの!、朝ご飯を食べたあとに買うから、焦らないでくれ。」

「分かった、絶対だぞ」

しかし、商店街を歩いていると、残念なことに商店のお店の中から甘〜い匂いがしたものだから、”クンクン“と匂いをかいだハクが

「これこれ、この匂いがクッキーというものの匂いです。美味しいんですよ。」

「よし、タクマここで食べて行くぞ。」

「ハク、本当に良い匂いだな、美味しそうだ。姉さん早く食べましょう。」

こいつ等、最早お菓子1択となっているな、こうなったら仕方ないな諦めるしかないかな。

「お菓子は少しだけだからな、ご飯が入らなくなるからな。」

「タクマ何故じゃ、ご飯だろうがお菓子だろうが腹一杯になれば、問題無いだろうが」

「お菓子には身体の健康を維持するのに必要な栄養素が無いから、駄目なの。

特にシャンお前は今はお子ちゃま何だから、身長やオッパイやお尻を大きくしたいならご飯を食べるんだ。じゃないと大きくなれないぞ、一生子供の体型のままでいいのか。

今は人なんだから、お菓子だけを食べると栄養が偏って、病気になるぞ」

「グヌヌヌヌッ、分かったお菓子は腹八分にしておいてやる。」

「お菓子を食べたあとはご飯が入らないから、先にご飯を食べてからお菓子にするぞ、良いな」

そう言ってやっと、食堂に入りご飯を注文するがあの食いしん坊達が、ほんの少しのご飯しか頼まないのだった。

お菓子を食べる算段をしているのだろう。

ご飯を食べた後、早速お菓子を買いに行き、シャンとハクとウタは大量買をするのだった。

俺もお菓子は好きだから、大量買してアイテムボックスに入れていくのだった。

それ以外にも蜂蜜や、バター、砂糖、小麦粉、フルーツ各種、卵等のお菓子の材料になるものを大量に買ってアイテムボックスに、収納したのだった。

俺が作れるのお菓子はホットケーキならば作れるから作ってやろうと思う。まだこの異世界にはホットケーキ等の地球のお菓子は見たことがない。

食事を済ませ、いよいよ俺の呪いを解くため冥王龍に合うべく龍王の城に行く為、魔導具の転移の指輪を使う。

「じゃ、転移の魔導具を使うから俺の周囲に集まって俺に抱きついてくれ。」

「タクマはスケベじゃな、これを理由に妾達を意のままに操るつもりか?フフフフフッ。」

「分かった、シャンは連れて行かない。ここに残ってくれ、ハク、ウタ行くぞ。」

「うわ〜、待つのじゃ、冗談じゃ、からかっただけじゃ。ゴメンなのだ。許すのじゃ。」

ハクとウタが苦笑いして見ている。

「コッチも冗談だよ。でも、そういうのは他の人が聞いたら誤解されるから言わないようにな」

「分かったのだ。もう言わない。」

3人が俺に抱きついたので、

「じゃ、本当に出発するぞ。」

転移の魔導具に魔力を込め、龍王の城を思い出しながら転移と言うと“シュゥーン”と言う音とともに“アッ”と言う間に景色が変わり龍王の城に付く。

「ホンの少ししか龍王の城を空けていなかったが、懐かしいの、そうじゃタクマ、季節の変わり目に生え替わりがあり、龍王の妾から出たウロコや牙や角等は素材として高く売れるらしいから、集めて持っていこうぞ。」

「いい考えだな、でも食べすぎたのかお腹が痛い。

チョットトイレに行ってくるよ。シャン、トイレは何処にある?。」

「ここにはトイレ等ないぞ、龍族は人みたいにトイレで排泄などしないからな。」

「あのな、シャンは今は人だろ、毎日ウンコやシッコで排泄しているはずだが」

「馬鹿者、女子に何を言う。妾はしないのだ!いいか、覚えておけ」

「ヘイヘイ、分かりました。じゃ何処でやればいいんだ?」

「龍王の城から出て、外でやるしかないだろう。」

「ふう〜、分かったよチョット出て来るから」

龍王の城の場所は、周りを遠くに3,000Km級の山脈に囲まれて、岩山や渓谷や深い森のなかにあった。

冥王龍が居る龍の墓場は森の奥、山脈の近くにそれはあるらしく、その周りの森は結界で守られているらしい。

紙代わりの葉っぱを持ち森の中に入り、外で済ませホットしていると、凄い殺気が近付いて来る。

咄嗟に身体に身体強化、身体硬化を張ると、目の前に真っ黒い服の13才程の男が殺気と威嚇と威圧を放ちながら言う。

「人如きが、ここで何しているんだ。ゴミ虫、ウジ虫、クソ虫如きが龍王の城の側でウンチを垂れるとは万死に値する。ここで、死ね」

「待ってくれ、話を聞いて••••」

そう言うが、何時の間にか振りかぶった手が龍の拳に変わっていて、その龍の手を振りかぶって、俺の話など聞く耳等持ってないようで、話さえさせてくれない。

ヤバイと思って生活魔法のバリア(ランク4)を前に張るとそれを無視してバリアに龍の拳をブチかますと、バリアは、龍の拳を防いだが龍の拳が当たった時、物凄い衝撃波がバリアの内側に発生して、俺に当たるとともに俺を吹き飛ばしたのであった。

“ドオゴオオーン、バキボキメキメキドドオオーン”

俺は大きな木を凪ぎ倒し、岩を吹き飛ばしながら、100m程ふっ飛ばされ、岩山に食い込んでやっと、止まったのだった。

衝撃波により目、鼻、耳、口の至るところから血を流して、内蔵を破壊され死の淵に立たされていた。

闘う音を聞き付けてシャン達が走ってやって来る。

「姉様、今ここでウンチを垂れていたゴミ虫、クソ虫の人をぶっ殺しておきました。いや〜、姉様のためですから、張り切ってしまいました。

おや、水龍の姉貴に白龍の姉ちゃん達まで来てたんですか?」

その言葉ですべてを把握したシャンが、俺が召喚魔法を使ってないにも関わらず、眷族だからか、親である自分の危機だからか、龍王に戻るのだった。

シャンの物凄い殺気と怒り、威圧が徐々に膨らんでいくと龍王に変わったシャンの身体も大きくなる。

ハクとウタも人身変化を解き白龍と水龍はリバイアサンに変わると、シャンが

「ハクよ、タクマを頼むぞ。」

「分かりましたお姉様。必ず生き返らせてみせます。このバカにはキツイお仕置きを。」

白龍はタクマを食い込んでいる岩山から助け出して白い羽根を広げてタクマを包むと白龍自身が白く光り始める。

「ヘッ、姉様達何を言ってるんです。ゴミ虫が如き人に何を同情してるんです。」

「やかましいわ!お前はやってはいけないことをやってしまった。万死に値するのはお前の方だ。」

ー ー ー ー ー ー

夢を見た。三途の川の向こうから手を振る見たことない薄着のボン・キュッ・ボンのスレンダーな美女が俺の名前を呼んで手を振っているので、歩いて川を渡ろうとしたら頬に温かい雨粒が落ちて来る。

何だろうと空を見ても何も無い。何だろうなと思いながらも川を渡ろうとするたびに、温かい雨粒が頬に落ちて来る。それを何度も繰り返す。どれだけの時間が経ったのだろうか?

後から俺の名前を呼ぶ声がして、後ろを振り向くと、意識が戻り目を開けると人の姿に戻っているシャンとハクとウタが俺の顔を覗き込みながら泣いてその涙が頬に落ちて来る。

「おおーっ、タクマ目が覚めたか、ウッウッウ〜良かった心配したぞ。」

「ホントですわ、グスン私の力も限界まで出し切ってましたから危なかったですわ。グスッ」

「ウ〜ングスン、良かったのだ、グスングスン主に死なれては折角眷族になった意味が無いからのグスングスン。」

「アレ?、何が起きたんだっけ、確か同い年位の子に絡まれて、バリアの結界事吹き飛ばされたと思ったのだけど。その子はどこ行った。」

そう言って起き上がり周囲を見回すと深い森の中に居たはずなのに、石と砂の荒野の砂漠になっていて、所々で木が燃えて煙を出している。ずっと奥には巨大な森林が見える。

でも、無傷の龍王の城が近くにあるため、同じ場所だと分かる。

「そいつはそこじゃ」と地面に落ちている黒いボロ雑巾をシャンが指差す。

地面には黒いボロ雑巾が落ちているが、人には見えない。不意にそのボロ雑巾から声がした。

「ウウウウウッ、アガッツ、ぼ、ぼう、申じ訳御座いばぜん、私が悪うございまじだ。許じでぐだざい。」涙を流しながら許しを乞うのであった。

そのボロ雑巾は最早人の形はしていなく、手足が逆の方に折れ曲がっていて、顔がグッチャグチャの為

生きているのが不思議なくらいである。

ビックリして直ぐに側に行き、生活魔法のヒールを掛けてやる。5回目辺りから徐々に人の形を成していくと、シャンが

「タクマは優しいのぉ、これ、なにか言うことがあるじゃろう。んうん」

「有難きお情けをかけて頂きまして、有難うございます。アッシは冥王龍でこざいます。

本当に失礼をしまして、言葉もございません。

この私如きにお情けを頂きましたからには、是非アニキと呼ばせて下さい。

アニキに一生付いていきます。聞いたところによると姉様達はアニキの眷族になられたとか、是非私も眷属にして下さい。お願いします。」と土下座をするのであった。

シャン達を見るとトーゼンというドヤ顔である。

「いや、こちらこそお願いしたい。俺に悪魔が余命3日宣告の呪いを掛て、それを解けるのが冥王龍だと言う。助けて欲しい。この呪いを解いて欲しい。」

「その余命3日宣告の呪いは、もう解けています。

先程ほんのチョット死んでましたから、呪いは達成されたと勘違いして消えてます。いや〜俺のパンチが凄いお陰ですね」

“ゴォツン”冥王龍の頭が地面にのめり込む程のパンチをシャンとハクとウタが同時に叩いたのだった。

「「「お前はナメてんのか、殺すぞ」」」

冥王龍はガタガタ震えて、土下座をしながら

「申し訳ございません、二度と舐めたマネは致しません。お許し下さい。お願いします。」

可哀想になり、3人をなだめる。

「まぁまぁ、取り敢えず、余命3日の呪いは取れたみたいでバンザイだから、いーじゃないか。それで、俺らの冒険者パーティー“ガチマヤ”に入るなら名前が必要だな、名前は有るのか?」

3人娘が「「「名前はバカという」」」

「姉貴達それはあまりにも酷いと思います。何でも良いのでカッコイイ名前を付けてください。」

「分かった。黒い服が似合うから、クロでいいか。」

「ヘイ、アッシの名前はクロですね。分かりました。アニキいい名前ですね」

そう言うと皆と同じく俺とクロの身体が光り、その光が俺の中に入って行く。

確認するとちゃんと俺の眷族になっていた。

3人が冥王龍のクロに聞く。

「呪いの内、残りは3つのだ。1つ、寄生魔邪神ガンメンが掛けたインポの呪いは生きている呪いだ。解けるか?。」

「2つ、龍王の玉のスキル使用妨害の呪いは邪竜カオスドラゴンのジャバルバグの呪いだそうよ、解けますか?。」

「3つ、龍王の玉封印の呪いは大魔王ドバボーンの呪いだそうだ。お前に解けるか?」

「今アニキの身体を調べて視ましたが、この3つの呪いの解呪は難しいです。

その寄生魔邪神ガンメンのインポの呪いというのは生きているようでして、知恵も持っているようです。というのも寄生魔邪神ガンメンのインポの呪いというのが、特殊なようで、龍王の玉のスキル使用妨害の呪いと龍王の玉封印の呪いを取り込んで隠蔽を使って隠れています。

しかも、身体全体を移動し心臓や脳みそ、他の内臓に入っては消えてを繰り返してますので、これを強制的に解呪すれば、アニキの命が失われてしまいます。

この呪いを解くには掛けた魔物を倒す方が早くて安全確実です。」

「余命3日宣告呪いは悪魔ウザゾルバンの呪いだがこれは何故、インポの呪いが取り込まなかったのか?」

「インポの呪いが余命3日宣告呪いを、取り込む前にアッシがタクマ様を殺したから、諦めたのかも知れませんし、知恵を持つインポの呪いが余命3日宣告呪いを取り込めば強制的に、3日後に同じく死ぬ事になるのを、嫌がった為だと思われます。」

「アイ分かった。それより冥王龍よ何故持ち場を離れてここに居る?」

「ハイ?•••!、そうでした、大変です。冥界と暗黒界の門を開きっぱなしで、うたた寝をしてましたら、暗黒界の門からダークドラゴンとポイズンドラゴンがこの地に入りまして、ドラゴンの墓場に眠るスケルトンドラゴンやゾンビドラゴンやドラゴンのワイバーン等を次々に配下にして、襲って来たのでアッシも冥王龍の意地がありますから、返り討ちにしようと戦ったんですが、数が多すぎて一匹倒しても、他のを相手にしている間に倒したやつが復活してどうしようもなくなって、応援を呼ぶべきここに来やした。」

「門を開けっ放しにしてうたた寝じゃと、この大馬鹿者めが」シャンのゲンコツが飛ぶ。

“ゴオオツン”「アガガガガッ痛いです。」

「痛いですじゃない!暗黒界の門は閉めて来たのじゃろうな。」

「アッ、忘れてました。」

“ゴオオオツン“「「「この大馬鹿者、忘れたではないそのままにして、来たのか」」」

「大馬鹿者め、後先を考えろ、何度も問題を起こしやがって」

「ほんとですわ、お姉様このバカ、暗黒界の門を開けっ放しにすると、どういうことになるかを考えてませんわ」

「姉さん、このバカは放っといて早く暗黒界の門を

閉じに行かねばヤバイ事になる。」

「そうだな、タクマ非常事態じゃ、手を貸してくれ、魔物を倒すのと、暗黒界の門を閉めるのに別れて行くぞ。

ハクとクロは暗黒界の門を閉めるのに向かってくれ。クロよ、その前に魔物の場所まで案内せい。

タクマと妾とウタで魔物のドラゴンを倒す。」

「あ、あ、あ、ぁ、はい、ずみばぜん、分かりました。づぐ案内じまず。ウウウぅ、グスン」

そう言っている側で大きな足音と、振動と威圧と禍々しい気が伝わって来る。

「グギャアアアー、グオオオオー、ガルルルルゥ」

という鳴き声と”ズズスウウーン、ドオオオーシン“

という足音がして、遠くから姿を見せたドラゴン達は300m程の全身黒尽くめで金属のように身体が黒光りする頭に大きな角が額にある邪竜ダークドラゴンと50mの全身黒紫色の邪竜ポイズンドラゴン更に鉄の身体を持つ邪竜メタルドラゴン30mまでいて、その後ろから200mのスケルトンドラゴン、150mのゾンビドラゴン、ドラゴンの死竜ワイバーン100mが現れる。

スケルトンは、地龍ベヒモスが死んだ後、骨になったドラゴン。

ゾンビドラゴンは、炎龍が死んだ物。

飛竜のワイバーンは、特殊個体ダブルヘッドワイバーンが死んだ物。竜にも長い間生きることにより、知恵と施しを知り龍に認められた物で龍の墓場に来ることを認められた物がここにいる。

ドラゴン1体でも街は簡単に滅ぼし、国さえも滅ぼすことができるものもいる。

それがいきなり、複数現れたのだった。

シャンが「ぐぬぬぬぬ〜、」と力を入れているので「シャン、どうした。ウンコでもしたいのか?遊んでいる場合ではないぞ、戦うぞ」

「馬鹿者、遊んでいるのではない、先程タクマが死にかけたときに龍王に変身することができたから、もう一度自力で変身しようと思っているのじゃが無理なようだ。仕方ないハクとウタとクロは人身変化解除して龍になり戦え、タクマ妾の召喚を頼む。」

「分かった”召喚龍王”」

シャンが体長500mのシルバー色のドデカイ龍王に変身する。

「シャン、タイムリミットは10分だぞ、忘れるなよ。」

「うむ、分かっとる。行くぞ皆戦闘開始じゃ」

「ハク行きます。人身変化解除“白龍”」体長が10mだった白龍が、行き成り大きくなって20mの大きさになっている。

「やったー、先程主様が死にそうになっていたところを全力を使って助けてから、力がミナギッていたので、もしかしてと思ってたんです。

少し成長したようです。」

「ウタ。人身変化解除“水龍”戻りました。」体長1.5Km程のドデカイ、スカイブルー色の水龍が現れる。

「主殿、我は水の中なれば無敵なのだが、陸上ではこの身体では30分しか持たない。心得ておいてくれ。」

「クロ、人身変化解除”冥王龍“見参」体長50m程の黒っぽい緑色のカーキ色の羽の生えた龍が現れる。

敵方から複数の竜のドラゴンブレスが飛んで来ると、龍王のシャンがバリアを張ってそれを防ぐ“ドドドドドゴオオオオーン”と同時にこちらも、龍のブレスを御見舞する。

「おのれ〜、やりやがったな、ブレスで対抗するぞ、打てーっ」

”ドゴオオオオーッ(シャンのシルバー色のブレス)、ドシュッパーツ(ハクの白く光るブレス)、ザブボボボーシュ(ウタの水色のブレス)、ゴガガガァァー(クロの黒っぽいブレス)“と4体が同時にそれぞれのブレスを吐くとダークドラゴンとポイズンドラゴンとメタルドラゴンはバリアや身体強化を自分に掛けているらしく、生き残ったが、地龍ベヒモスのスケルトンドラゴンと炎龍のゾンビドラゴンと特殊個体のドラゴンのダブルベッドワイバーンは自身を守ることをしなかったために、消滅してしまった。

残ったダークドラゴンとポイズンドラゴンとメタルドラゴンも満身創痍でフラフラしている。

「よし、時間もないから妾はダークドラゴンを殺るから後は任せた。ハクとクロは暗黒門を閉めるのを優先しろ。」

「「はい、分かりましたお姉様。」」そう言って2体は飛び去って行く。

「姉さん、ポイズンドラゴンは我に任せよ。」

「俺はメタルドラゴンを相手する。」

「タクマよ、お主は無理せずとも良いぞ、お前に死なれてはかなわんからな。」

「いや、俺にも考えがあるし、生活魔法で試したい事がある、任せてくれ。」俺のLVが、昨日のメテオを放って大魔王等の魔族を全て倒したことにより限界突破の上昇をしており、物凄いことに成っていたのであった。

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