第28話、新しい朝
「おはよう」「おはようございます」
今日は少し寝坊気味に起きた。
せっかくだから朝はホテルのブュッフェに行こうと昨日話していた。
思っていたより種類がある。
レバー引いたらはちみつとか、面白い。
「朝はパンだけだと思ってた」
「結構シリアルも食べます。ここは観光客向けホテルだから余計にそれっぽいです」
「でも油ものはないんだね。日本だと結構あるけど」
「日本は朝からがっつり食べますよね。チェコとかは結構がっつりらしいですよ」
「このひまわりのタネみたいなパン、香ばしくて美味しい。ハムの塩気とサラダにスクランブルエッグがいい感じ」
「自分で好きな味にできるのがいいですよね」
「スープがないのが気になる」
「コーヒーになっちゃいますからね。こっちの半熟たまごも美味しいです」
「あ、固茹でじゃないの?」
「そこのゆでたまご器で7分ぐらいです」
「まじか。おかわりはヨーグルトにしようと思っていたけど、どうしようかな」
「俺なら全部食べます」
「毎回思うけど、たむくん、いい食べっぷりだよね。お菓子あげたくなる」
「やめてください。昨日はぷくぷくになる夢を見ました」
「それま」「違います」
食後のコーヒー飲みながら、チェックアウト。
鍵返したら終わり。スマートなチェックアウトにちょっと不安になる。
「さあ、行きますか」
「運転できるの?」
「さすがに免許なしの自動車関連メーカー社員はいません」
「まあ、それはそうなんだけど、左右逆だったりするじゃない?」
「あ、それは自動運転なんで大丈夫です」
「うわー。うちの世界より進んでるー」
「マジっすか?」
異世界すげー。と2人で驚く。
じゃ、進みますか!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます