第29話 五期生同期集合

今日は五期生集合の日です。


「おはよう姉さん」

「おはよう日向 今日頑張ってね」

「うん」

「やっと日向もデビューだね 元々私より先にスカウトされたのに」

「ふふ そうだね言われてみればおかしいのかな でも僕としてはちょうどいいんだけどね」

「私はびっくりしたよ 再来週デビューって言われたから」

「そうだね あれは僕もびっくりしたよ」


そして朝食を食べ家を出る時間になった。


「行ってきます」

「うん 行ってらっしゃい」


事務所まで向かっていると駅の近くでキョロキョロしてる人を見つけた僕は困ってるのかな?と思い勇気出して声をかけにいく。


「あのお姉さん大丈夫ですか?」

「あっその道がわからなくて」

「なるほど どこに行くんですか?」

「その◯◯ビルです」

「あ〜そこですね 僕も行くので一緒に行きましょうか?」

「いいんですか?」

「はい大丈夫ですよ」

「ありがとうじゃああなたお願いしようかな」

「わかりました 行きましょう」


そして二人で事務所のあるビルまで向かった。


「いや〜 ほんとにありがとうね あなたは学生さんかな?」

「はい そうですよ」

「中学生?高校生?」

「高校生です」

「高校生か〜 女子高校生に助けてもらうなんて」

「あの僕男ですよ」

「えっ待って男? 本当に 心がとかじゃなくて」

「生物学上男です」

「マジか ごめんね女の子だと勘違いしてた」

「もういいです よく間違えられるので でも男なんで」


そして事務所のあるビルに着き中に入る。


「じゃあ私はこれでありがとうね」

「いえいえ無事に着いたよかったです」


僕は女性と別れて社長室に向かう。

なぜ社長室かって呼ばれてるからさ

そして社長室の前につきドアをノックし中に入る。


「遠山さん来ました」

「ああよく来たね 緊張してるかもしれないけどまぁ楽しんでね 莉菜さんはすごい緊張してたけど」

「ふふ 姉さんらしい それで僕に何か用ですか?」

「そうそう日向くんに初配信一番最初にやって欲しいんだよ」

「えっ僕で良いんですか?」

「あぁ君にやってほしいんだ 無理にとは言わないがどうだ?」

「わかりました 緊張はしますが頑張ってやります」

「ありがとう これを伝えたかったことだよ じゃあもうすぐ時間になるか一緒に集合してる会議室まだ行こうか」

「はい わかりました」


社長と一緒に会議室に向かう。


「お待たせじゃあ日向くん入って」

「はい」

「社長その子も同期の子なの?」

「そうだよ」

「って言うかくんって言ってなかった男の子なの?」

「あぁ わたしも最初は女の子だと思ってしまったよ」

「そうですね あの時男の制服着てたはずなのに」

「今時女子でも男子の制服からそれだけだとわからないんだよね」

「そうですね」


そんな話をしてた人が来た。


「すみません お手洗い行ってて遅れました ってあれ君」

「あっ さっきの」

「あれ二人は知り合い?」

「はい私が迷子になってる時にここまで連れてきてくれて」

「また果織さんは迷子になったのか 面接の時も迷子になってたよね」

「すみません 方向音痴で」

「いやいいんだよ じゃあ全員集まったし自己紹介からしようか」

「じゃああたしから中野美浪なかのみなみでーす よろしく」

「俺は金山周かなやまあまねです よろしくな」

「自分は小野川修斗おのがわしゅうとです よろしくお願いします」

「私は水野果織みずのかおりって言いますよろしくね」

「私は田中玲奈たなかれいなよ〜 よろしくね」

「うちは畑中優菜はたなかゆうな よろです」

「僕は楠木日向です よろしくお願いします」


と自己紹介が終わり社長が話し出す。


「さぁ五期生はこのメンバーでやりますのでよろしくお願いします さて初配信の順番ですけど日向くん、美浪さん、周くん、修斗くん、果織さん、玲奈さん、優菜さんです」

「日向くん一番なんだね 頑張って」

「俺は応援してるぞ ファイトだ」

「日向くん頑張ってください」

「頑張って 日向くん」

「がんば! ひなっち」

「うちが最後みたいだけどね 応援してるよ日向くん」

「みんなありがとうございます」


とお礼をすると美浪さんが


「と言うか玲奈ちゃんはなんでひなっち呼びなの?」

「えっ良いじゃん ひなっちって呼んじゃダメ?」

「僕はなんでも良いけど」

「ありがとう」


と言い玲奈さんは抱きついてきた。


「ちょっと玲奈さん抱きつくのは は 恥ずかしいので や やめてもらえると」


と顔を赤くしながら言うと、


「くっ 可愛い〜 もうそんな恥ずかしがらなくて良いんだからね」

「はいはい 玲奈さんストップね 日向くんが恥ずかしさに失神して戻って来れなくなるから」

「おっとそれはダメだな ごめんね」

「い いえ その恥ずかしいであんまり抱きつくのは今後もやめてもらえると 後見られてると倍に恥ずかしくなるので抱きつくなら誰もいないところで」

「わ わかったわ」

「玲奈さんが顔を赤くしてるなんて」


なんで顔を赤くしてるんだろう?と僕は首を傾げると美浪さん達、


「日向くん 無自覚に人を照れさせるタイプだな〜」

「わかる」

「そうだな」

「わかるね〜それ」

「自分に向かって言われるとくるよ〜」

「確かにね〜日向くんは無自覚だもんね」

「なんかみんな僕のことバカにしてない?」

「「してない してない」」


そんな話をしてあと初配信日などが決まりました。

そして今日の集合は終わった。



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読んでいただきありがとうございます

今回は長めになってしまいました(≧∀≦) まぁそう言うこともあるでしょ 喋り方を独特にしないと同じ感じになって書くのが大変だなぁ〜と思いました 次は一週間後の投稿になります。 疲れていてあんまりこのあとが何もできていないので すみません。

次回もお楽しみに

               著者ゆうくん

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