第2話 スカウトを受ける

学校の帰りに歩いていると 


「ねぇ 君Vtuberに興味ない?」


と知らない人に聞かれ

僕はあたふたしてると


「あ〜そうだよね 急に聞かれても怖いよね 私はこういうものだ」 


と名刺を渡された

そこには


クラライブ社長 遠山直樹(とおやまなおき)

と書いてあった 

クラライブといえばあの人気Vtuber事務所だ


「えっと 本当にクラライブの社長さんなんですか?」

「あぁ と言われても困るよね 調べてもらっても構わないよ 私の顔は載ってるから」

「わかりました では少し失礼します」


そして僕はスマホを出した調べた 


その結果

この人は本当にクラライブの社長さんだった


「本当だった」

「はい 本物です」

「えっと 疑ってすみませんでした」 


と謝ると


「いえ 気にしたないでください 急に話しかけられて疑わない方が可笑しいですからね それでどうでしょうか?」

「Vtuberは興味はあります」

「ぜひうちの事務所でVtuberデビューしてみませんか?」


と聞かれて僕は


「本当に僕でいいんですか?」

「えぇ 私の目に狂いはないですので」

「えっと どう言う感じでやるのかわからないので詳しく聞いてもいいですか?」

「えぇもちろん」

「では少し待っててください両親に帰り遅くなると電話してくるので」

「わかりました そこのカフェで待ってますね」


そして僕はお父さんに電話をかける 


「もしもしお父さん」

『どうした』

「今日帰り少し遅くなる」

『友達と喋って帰ってくるのか?』

「いやスカウトされたから詳しく聞くだけ」

『えっスカウトって変なところじゃないだろうな』

「うん有名なVtuberの事務所だよ」

『Vtuberというとあれか バーチャルなんとかってやつか』

「そうそれ」

『わかった』

「帰ったらみんなに話すから」

『了解 気をつけてな』

「うん じゃまた後で」


と言って電話を切りカフェへ向かう


カフェに入ると


「いらっしゃいませ 何名さまでしょうか」

「あっ あのここで待ち合わせしててもう先に来てて」

「なるほどわかりました では中にどうぞ」

「ありがとうございます」


と店員にいい遠山社長のいるところへ向かった


「お待たせしました」

「あぁ大丈夫だったか?」 

「はい問題なく」

「では色々話そうか」


「はい まずは自己紹介をしますね 僕は高校一年の楠木日向です よく間違えられますがあの男です よろしくお願いします」

「えっと 男なのか?」

「はい よく間違えられますが」

「おー いいね 逸材を見つけたよ」

「えっといいんですかこんな声の男がやっても」

「そりゃもちろんいいよ どうする女の子として出る」

「えっ それは嫌です」

「そっか君ならロリキャラとか合いそうなのにな」

「僕は男がいいんです 偶にならいいですけど」

「本当か偶にならいいのか」

「まぁ基本男としてくれるなら そしてこちらの自由なら」

「そりゃ日向くんの自由で問題ないよ」

「それならいいですよ」

「本当か」

「はい」


そして家のことや家族のことなどいろいろ話しをした


「今日は急に話しかけてすまなかった では帰ったら両親とお姉さんによろしく」

「はい わかりました」


実は姉もいるというと社長が

「ならもしお姉さんがVtuberやりたいというならスカウトするよ」

といってくれた 

なぜと聞くと「本当の姉弟っていいじゃん」とのこと


そして家に帰り両親と姉に今日聞いたことを話す

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